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ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

 

最近、キャリアについてのご相談をいただくことも多いので、
今日はキャリアチェンジの仕方について記事にしてみたいと思います。

特にキャリアチェンジの方法や考え方を間違えると
巻き返しがきかなくなることがありますし、
このご時世、キャリアが「詰む」スピードも早まっているので、
悩んでいる方はぜひこのブログを見ていただきたいですね。

戦略的に好きなことを仕事にするための条件はこの3つです。
キャリアチェンジにおいて、これが押さえられていると、
「詰まない」キャリアを実現していけるでしょう。
逆にこれらがおさえられていないと、キャリアが詰んでいく可能性があるので注意が必要です。

・独立や転職する前に同時進行で「準備」する
(辞めてから準備するはNG)
・損切りを考えておく
・中身だけでなくプロセスを学ぶ
(ポータブルスキルを身につける)

これだけではわかりにくいと思いますので、
まずは早速、選択肢がなくなっていく例をみてみましょう。

大手メーカーの事務総合職で、どうも自分はこの仕事に楽しみを見いだせないと感じている。

自分はカフェ巡りやコーヒーが好きだから、カフェをオープンしたい

こだわりのコーヒーについて学んだり仕入れ先を探したりする。

会社を辞めてお店をオープンする。

あまりうまくいかず、お店を閉めて就職活動をする。

前職と同等の企業で同等の給与水準のところを探したが、
カフェ経営がうまくいかなかったことしか実績がなく、
ビジネススキルがものすごく身についているわけでもなく、
年収も下がるし、選べる職種がほとんどなかった。

でももっといいところがあるのではと思って、今の会社を辞め
ベンチャー企業に就職したが、ついていけなくて退職。

結果的にもっと仕事が選べなくなってきてしまった。

こうした一連の流れを繰り返すと、
あっという間にキャリアの選択肢は消えていきます。


一方で、3点を押さえて戦略的に
好きなことを仕事にした人たちはどんな流れをたどるでしょうか。


大手メーカーの事務総合職で、どうも自分はこの仕事に楽しみを見いだせないと感じている。

自分はカフェ巡りやコーヒーが好きだから、カフェをオープンしたい

現職の業務を使って、カフェ経営に役立ちそうなスキルを獲得し成果を出す。
同時に、こだわりのコーヒーについて学んだり仕入れ先を探したりする。

働いて給料をいただきながらオープン準備をする。
オープン前に集客をしておき、オープンしたらもう客が来る状態にしておく。
損切りも明確にする(退路をたつことと、無謀さは違います)。

好きなことをして、スキルを身に着けながら成長する。
万が一キャリアを変えたくなったときにもスキルが身についているので、
キャリアの選択肢が広がっている。
結果的にこういう発想の人のほうが店も成功する。

こんなイメージでしょうか。

キャリアチェンジはやり方や選択を間違えると取り返すのがとても大変なので、
好きなことを仕事にしたいと思っている方は、
ぜひ3つのポイントを押さえたキャリアチェンジになっているか、
少しだけ立ち止まって考えてみてくださいね。

自分で考えてもまとまらないという場合は、
お気軽にご相談ください。
(DMください)

URL:https://twitter.com/zac_kanamori


人事コンサルタント
金森秀晃

 

「この前、内定式をやっていてふと思ったんですが、
伸びる新人を見極める方法とかってあったりするんですか?」

先日、システム系の会社の幹部研修をやっている中で、
ある役員の方にこんな質問をいただきました。

迷った末に私は

自分と一見無関係な情報への当事者意識

とお答えしました。

他にも「素直さ」とか色々と要素はあると思うのですが、
SNSやネットなどはとかく自分に関係のある情報や
自分に都合の良い情報が集まりやすい傾向にありますから
(関係ない情報は取りに行かない限り出てこない)
自分の周りで見聞きした情報だけでわかったつもりになってしまう癖が
ついている方が多いなと最近ひしひしと感じていたからです。

例えば、先日のハマスによるイスラエル奇襲攻撃事件。
その情報に対する反応の差で考えてみましょう。

伸びる順でいくと、私は(3)⇒(1)⇒(2)だと思っています。


1)無関心タイプ

例:なんかまた戦争になってるみたいですねー、大変っすねー

このタイプは、自分の目の前に危機が訪れないと関心を持てないタイプですが、
影響が及ぶ可能性を示唆したりすると一気に当事者意識が高くなり、
情報を元に自分で考えたり解釈して調べるサイクルをまわす人も出て来る印象です。


2)批評家(評論家)タイプ

例:知らない人も多いと思いますけど、イスラエルはパレスチナに色々悪いことしてきたんだから自業自得ですよ。

例:元々そうなるってわかってたはずですけどねー。

自分の知っている情報だけでわかったつもりになって物事を断じていて、非常に危うさを感じます。
情報そのものよりもそれを「知っている自分」に価値を感じているようでそれも非常に危ういと感じますね。
このタイプは、自分が知り得ない情報の存在を感知しようとしないので、
どんどん井の中の蛙状態になってしまいます。


3)当事者タイプ

例:他人事だと思えず、イスラエルとパレスチナの歴史を調べ直しましたが、
自分が知らないことだらけでびっくりしました。

例:もしかしてまた石油価格あがるんでしょうかね。

例:なぜ今回はモサド(イスラエルの諜報機関)はこの情報を掴めなかったのでしょうか。それとも実はわかっていたのでしょうか。

このタイプは考える範囲やレベルにこそ差はありますが、
「学ぶことで無知に気づく」「学ぶことでより疑問が芽生える」
というサイクルに気づいている人が多い印象です。
そのため、このループにハマるとどんどん思考が深くなっていくのだなと感じています。


今回あげた例は、国際問題という少し大きな枠組みの話になりましたが、
「自分と一見無関係な情報への当事者意識」というのは、
ごく身近なところでも発揮されます。

他部署の課題に対する当事者意識、
自分以外の仲間の課題に対する当事者意識、
自分の専門外のテーマに対する当事者意識、
本当に色々ありますよね。

(2)のように、自分の見えているもの、
知っているものだけで判断するような癖がついてしまうと、
その心地よさから抜け出すのが難しくなってきてしまいますし、
何よりとんでもなく判断を誤るようになります。
ですからもし、(2)に陥っていそうな人がいたら
とにかく早めに(3)に移行させる必要があります。

そういう意味では、
(1)~(3)どのステージにいてもいいのですが、
いち早く(3)のステージに持ち込むことで、
人を活かし、伸ばすことができるようになるということかと思います。

伸び悩んでいる部下がいる方は、
その方が自分と少し離れたところにある情報に対して、
(1)や(2)状態になっていないか確認してみてください。

人財開発の糸口が見つかるかもしれません♪


人事コンサルタント
金森秀晃

 

「何があってもしっかり判断できる判断力を身に着けたい」
「トラブルにうろたえないようになりたい」
「状況がわからないときにもリーダーとして決断ができるようになりたい」

管理者研修で「どういう能力を身に着けたいか」ときいてみると
このようなお答えを頂く機会も増えてきました。

確かにこういうリーダーがいたら部下としては心強いし、
リーダー自身の精神衛生上もいい気がしますよね。

判断力や決断力を高めるスキルについては
それこそもう方程式のようなものがあるのでそれを学ぶのも良いと思うのですが、
「うろたえない」リーダーになるための方法はたった一つです。


「日々、大いにうろたえ、大いに惑うこと」

これに尽きます(笑)

理由は、うろたえていることを客観視している状態が
周りからは「うろたえていない」状態に見えるからです。

うろたえること自体は別に悪いことでもなんでもなく
うろたえた姿をみせて部下を不安にさせたり、
うろたえて判断を誤ることが問題なので、
うろたえている自分を客観視できていれば両方とも万事解決なのです。

ありがたいことに
「金森社長のようにうろたえないリーダーになりたい」と
言っていただくことも多いのですが、
私が「うろたえていない」と思ったら大間違いですよ(`^´)!!
「僕一度もうろたえたことありませんけど」という顔をしながら(笑)
毎日しっかり惑いまくって、丁寧にうろたえているんです。

一番ダメなのは、若い頃の私ですが…
「俺、うろたえてなんかいないもん!!」
と、うろたえた事実に蓋をしてごまかしてしまったり、
「うろたえるような情報に出くわさないようにする」こと(笑)

リーダーをやっていたらうろたえるようなことは避けられないし
トラブルは突然訪れるわけですから、
毎日しっかり怯えて、惑って、うろたえて練習しておくことが
自身の客観視力を鍛え、うろたえないリーダーに近づく一番の方法ということになります。

ちなみに、毎日私がどうやってうろたえるかというと、
「自分が命の危機にさらされた時、目の前の子どもを救えるか」など、
自分が狼狽すること間違い無しの状況を想像して
その時手を差し伸べられる自分なのかどうかを考えたりするようにしています。
(手に汗にぎる狼狽っぷりです)

うろたえないリーダーになりたい!!と思ったことがある方は
ぜひ参考になさってみてくださいね。


人事コンサルタント
金森秀晃

 

皆さんは組織づくりは「性善説」と「性悪説」、
どちらを前提に進めるべきだと思いますか?

私は組織人事コンサルタントとして今まで
1000件以上のクライアントの組織づくりを支援してきましたが、
どちらに基づくべきか、明確に答えをもっています。

答えは…

性悪説

です。

断っておくと、私は基本的に「性善説」派なのですが、
その性善説を仕組みでつくろうと思ったら、
”前提”は性悪説で作らないと人間の良いところを引き出せないことに気づいたからです。
経営者は職員の良いところを引き出すのが仕事ですから、
良いところを引き出せないということでは、経営者として役割を果たしていると言えません。

少し言い換えると、性善説を証明するためには、
性悪説で仕組みを作る「努力」をする必要があるのだと気づいたのです。
(だから経営というのは大変なのでしょうね…!)

「不満を解消すれば、恩を感じて自分の利益より組織の利益を考えて動いてくれるだろう」
「しっかり遇すれば、きっと恩義を感じて頑張ってくれるだろう」
「良い環境を用意すれば頑張ってくれるだろう」
「むしろそういう人間の良い面に焦点をあてて経営すべきでは」
「社員を疑うような仕組みでは社員のモチベーションが下がるのでは」

このように性善説を前提とした組織づくりは十中八九うまくいきません。
むしろ人の良い面や可能性を引き出せず、状況を悪化させてしまう可能性があります。

それは従業員が悪人だからということではなく、
そもそも人間は、とても「弱い」ものだからです。
給料があがってもその給料にすぐに慣れてもっと欲しくなりますし、
休みが増えても、もっと休みが欲しくなります。
オフィスが広くきれいになったら、もっと快適にと思いますし、
融通をきかせてもらったら、もっときかせてもらいたくなります。
私はこれが「悪いこと」だとは思いません。
むしろとても自然なことだと思います(自分自身もそうですし)。

余談ですが…
秦の始皇帝や諸葛孔明もバイブルにしたと言われる『韓非子』においても
「人間とは一人ひとり自分の利益を追及する存在である」と明記されており、
そこを前提として組織づくりを進めていかねばならないとされています。
人間の「弱さ」そのものに善も悪もないのです。

もちろん中には、給料があがったらそれを恩義に感じ
もっと頑張ろう、それ以上の付加価値を出そうと頑張る人もいると思いますし
相手が譲歩してくれたらそれ以上に貢献しようという思いになる人もいると思います。
ですが、それはとても少数ですし、全員にそれを求めるのも無理があります。

ですからむしろ、人間の弱さを前提とした(性悪説を前提とした)
規律やルールづくりを進めることの方が効果的であると言えるでしょう。

こんなことをいうとなんだか無機質で冷たい印象を与えてしまうかもしれませんが、
それはむしろ逆で、性悪説を前提とするからこそ人の可能性を最大限に引き出すことができるようになりますし、
経営者の側も安心してよりハートフルな対応ができるようになるものです。

弊社のクライアントの中で性善説を前提とした組織づくりをなさってきたところも、
その前提を「性善説」から「性悪説」に変えただけで、
組織の業績は大きく改善し、従業員との関係性も良くなっています。
(むしろ、昔より従業員から感謝されるようになったという声が多いですね)

皆さんの組織の仕組みは「性善説」が前提ですか?
それとも「性悪説」が前提ですか?

組織マネジメントに課題を感じていらっしゃる方は
一度、その前提を見直してみるだけでも、
組織を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
ぜひ試してみてくださいね♪

人事コンサルタント
金森秀晃


先日、とある医療機関において

現場からの「人が足りない」を信じて採用し続けた結果、
過剰配置状態になり、人件費率が70%を超え、経営危機に陥っている…

というなんとも恐ろしいお話を伺いました。

「人手が足りない」をそのまま受け取って
「じゃあ採用(増員)しよう」というのはさすがに早計ですが、
(冒頭の恐ろしいお話のような事態も招いてしまいます)
現場が「人手が足りないと感じる」ことは事実ですから、
「そんなことあるわけないよ」と一蹴するのは大変もったいないことだと思います。

なぜもったいないかといえば、
「人手が足りない」は、
実は「ブランディングのチャンス」でもあるからです。

ブランドが成立してしまえば、採用も捗るし人もなかなか辞めなくなります。

ブランディングと問題解決を全く別物と考えている方も多いのですが、
効果的なブランドづくりの種は、組織の中のよくある問題、
その「要因」に隠されていることが多いのです。

例えば
「人手が足りない」
という状況はどこでも同じでしょう。

その理由は実際は千差万別なのに、私たちはどこかで耳にした理由を頼りにして
大雑把にウチもその理由だ、と決めつけがちです。

例えば、病棟看護師が「人手が足りない」と感じる要因一つとっても、
たくさんの理由があるものです。

・数は足りているけれど活躍できる(即戦力の)人材が足りない
・今までと同じ人数だけど受け入れている患者の状態や質(重症患者が多いなど)によって人手が足りないと感じる
・感染対策の強化によって作業工程が増えて人手が足りないと感じる
・本来別職種が担当する業務をなぜか看護師がやっているために人手が足りなく感じる
・産休育休で本当に一時的に人手が足りない
・実は人手というより無駄な業務などがあって時間が足りていないだけ
・業務の割り振りに問題があって効率が悪くて人手が足りなく感じる
・新人の割合が多すぎて教えるのに時間がかかっていて人手が足りないと感じる
・普通に人手もスキルも足りているはずだが、人間関係が悪くコミュニケーションエラーが重なり人手不足を感じる
・健全に忙しいだけだが、もっとゆとりをもって働きたくて人手不足と言っている
・患者対応、家族対応にあまりにも多くの時間をかけすぎている

にもかかわらず、適正人員を考えることなく
思考停止で人をどんどん採用していったり、
問題の根源を突き止めようとしなければ、
当然のように人件費が膨らんでいきますし、
一生「人手不足(と感じること)」が解消されることはないですよね。

一方で、一例ですが
(目的)どういう成果を生み出すために
(構造)何があれば回せるのか
(運用)どのような人材が
というように要素分解する事で、独自の創意工夫が生まれ、
組織のブランドを作り、人材不足の根本改善にもつなげることができるでしょう。

「人手が足りない」という現場の叫びをどう捉えて、何に活かすか?
これこそが経営側の腕の見せどころと言えるのかも知れません。

ちなみに、要素分解の仕方は状況に合わせた方程式が色々とありますので、
気になった方は是非ご一報ください♪


人事コンサルタント
金森秀晃

 

こんにちは。
人事コンサルタント・講師の三上絢愛です。
今日は金森 社長のブログをジャックいたします。

夏の暑さも落ち着き活動しやすい季節となりました!
秋はスポーツや芸術、勉強など新たに始める方も多いと思いますが
いかがお過ごしでしょうか(^^)
私はこの秋から体力づくりのためにランニングを始めました!
新しいスニーカーを購入したのですが気分が上がりますね♪

新しいことのスタートや再開というと
最近は個人だけではなく、法人の経営者の方、研修ご担当者様からも
今後の方針についてご相談をいただくことが増えてまいりました。
実際、人材育成が追いつかず急いで研修開催をしている法人様も多数ございます。

つい先日も病院向けの次世代リーダー育成研修を開催させていただきました。

そのときに受講者の方からこんなご相談がございました。

「自分より年上でベテランの方になおしてほしい事があっても、
 考え方がかたまってるから伝えても仕方ないと思って諦めてしまいます。
 なので特に新たにやり方を変えたりは難しいと考えていて、
 現状維持で行っているのですが何か良い方法はあるのでしょうか?」

確かにベテランは自分なりのやり方ができてしまい、
指摘しても新しいことは受け入れてくれない 
反論されて終わってしまうのではないかと
諦めたくなるかもしれませんね。

ここで私たちがよく陥りがちなのが色々なバイアス!

私も物事がうまく進まないときは根拠のない先入観で考えてしまい
罠にはまってしまうことがありますが
そんな時は代表の金森と情報を共有することで、
視点がずれていることに気づき、
客観的に物事を考えなおすことができるようになります。

ここで大事なことは誰もが「バイアス」に陥る可能性があるということです。
解決のポイントは2点

①自分の陥りがちなバイアスを分析すること
②他者と情報を共有したり、異なる意見をもつ人の話を聞くこと 

先日の研修では、どのようなバイアスに陥っているか受講者の方に分析していただきました。

皆さん色々なバイアスに陥っていましたが、相談してきた受講者の方からは
こんなフィードバックがございました。

「自分は『確証バイアス』に陥ることが多いかもしれません。
 この年代はこれができない…
 この職業の人にはこのことを言っても伝わらない…など
 自分に都合の悪い情報を見て見ぬふりをしてしまう。
 確証バイアスに陥ることによって、もしかしたらしっかりと伝えれば
 相手も理解できるかもしれないのに、自分は相手の可能性を奪っていたかもしれません(><)」

他の受講者の方からも「確かにあるかも」との反応があり
皆さん仕事のケースに落とし込みをして分析と共有をなさっていました。
そこから新たに気づきを得て、できていないことに対しても次のアクションにまで設定していました!
これから先が楽しみですね。(^O^)/



あらゆるチャンスを逃さず変革していくためにも
陥りがちなバイアスを分析し、うまくいっている情報など獲得しながら
情報共有してみてはいかがでしょうか。
皆さんひとり一人が活躍できるためにもお役に立てましたら幸いです。

人事コンサルタント・講師
三上 絢愛

 

「悪い情報ほど早く報告(相談)を」

この言葉は、社会人なら誰しも一度は耳にしたことがあるでしょう。
新人研修などでもしつこく言われる内容かと思います。

当然弊社でもこうしたお話はよくさせていただくのですが、
「悪い情報ってなんだろう?」
ときいてみると案外ふわっとしていることが多かったりします。

そんなわけで研修の中では、
この「悪い情報」の中身について
もっと具体的に共有する時間を設けているのですが…


よくあがってくるのは

・ミスをした時
・期日に遅れそうな時
・クレームがあった時

確かにこれはこれで早く知らせてくれたらとっても役にたつ情報ですよね。
ただ、これだけでは正直不十分というか、少々もったいないように思います。

なぜなら、そうしたミスやトラブルが起こる前には
すでにその問題が起こりうる構造や土壌のようなものが
巣食っていることが多いからです。

マネジャーがトラブル対処のみに追われているといいことがありませんし
現場もだんだん疲弊してきますから、
できれば問題が起こる前に察知して、手を打っておきたいところですよね。

では、「悪い情報」の中にどんな要素が含まれていれば、
トラブルを未然に防げるようになるのでしょうか。

それは…

(職業倫理上や人として)
言いにくいけれど思ってしまったこと
言いにくいけれどやってしまったこと

だと思っています。

どの業種でも同じではありますが、
とりわけ医療や介護に従事する方々は、
「聖人」「奉仕の精神のいい人」を求められがちな職業でもあるのでより注意が必要です。
それらが積もり積もると自分の心を殺して働くというような現象を招きかねません。

例えば
・あの患者さんが苦手
・患者さんから「~~」と言われてむかついた
・忙しくて余裕がなくて暴言を吐きそうになった
・(愛のムチなんだけど)上司から「~~」と言われて傷ついた
・何度もナースコールで呼び出されて発狂しそうになった
・◎◎先輩がどうしても苦手
・実はあまり眠れていない
・頑張りたいけど気力がわかない
などなど…

何かトラブルが起こる前にはトラブルが起こる構造があると申し上げましたが、
仮に「理由はないけど、なんとなくあの患者さんが苦手」
という情報が先にあがってきていたら、
一緒にその苦手意識の理由を掘り下げて解釈を作ることができたり、
別の人が介入することができたり(マンツーマンを避けたり)、
負の側面をのぞかせないような仕組みを考えることができたりするかもしれません。

また特別何かトラブルを起こしていたり
表面的には変化がわからない人であっても、
「頑張りたいけど気力がわかない」という情報を先に仕入れていたら
バーンアウトする前に休ませて、長期離脱は避けらるかもしれません。


だからこそ、
(職業倫理上や人として)
言いにくいけれど思ってしまったこと
言いにくいけれどやってしまったこと
を安心して吐露できる場が必要なわけです。


優秀なリーダーが「トラブルを歓迎する」というのは、
起こったトラブルをもぐらたたきのように対処するのが好きということではなく、
大きなトラブルになる前の「芽」を歓迎して、
それらが起こりにくい仕組みを作ることの旨味を知っているからなのでしょう。

真面目な方ほど目の前のトラブル対処に一喜一憂しがちになってしまうと思うのですが、
「悪い情報」の捉え方を組織全体で刷新し、
どんなことでも言える場を作る
これだけでも、少しずつ土壌が変わっていくと思いますので、
ぜひ参考になさってみてくださいね♪


人事コンサルタント
金森秀晃

 

「なんであの人は動かないんだ」
「なんであの人は察して行動できないんだ」
「なんであの人はあんなに仕事が雑なんだろう」

組織の中で仕事をしていたら、
仲間に対してこんな風に思うことも
一度や二度はあるのではないでしょうか。
(いつもだよ!!という方もいらっしゃると思います。笑)

そうは思いながらも、気づいた仕事を放っておけない人が
仕事をかぶるような形になり「器用貧乏」化して疲弊して組織を去る…

こんな流れを見るのが最近とても多いと感じています。

これは組織にとって大きな損失ということはいうまでもないのですが、
一生懸命頑張る人が、大変な思いをして環境を変えなければならないということで、
なんだか割を食っている気がして個人的にとても心が痛むのです。

いつもは、そういう人を生まないようにということで
組織づくりや管理者育成に取り組ませていただいているわけですが
今日はそういう状況に置かれている方が少しでも楽になっていただけるように
応援メッセージを書いてみることにしました。


さて早速ですが
今そういう感覚でストレスを抱えて仕事をなさっている方は
この言葉をいつも胸に留めていただきたいのです。

「人間関係は絶望から始まる」

さすがにここまでは考えるもんでしょ?
さすがにここまではできるでしょ?
さすがにこんな中途半端で帰らないでしょ?

残念ながらこうした期待はすべて裏切られます(笑)
人はそれぞれ能力も価値観も、前提も違うからです。

みなさんがそのように思うこと自体はとても正しい感性ですし
経営者からしたらとてもありがたいことでもあるのですが、
だからといって特に明確な悪意もなく、
なんとなくそうなってしまう人に無駄に期待してイライラして…を繰り返し、
みなさんがどんどん疲弊して傷んではいけないと思うのです。

そういう気持ちがふつふつと湧いてきた時
「人間関係は絶望から始まる」と思い出せると、
「そもそも絶望からなんだから昨日よりはいいかも…」など
相手の悪い側面よりも、良いところや変化が見えやすくなります。
これは相手のためというよりも、みなさんが疲弊しないためにとても大事なことです。

「管理者たるものイライラを我慢して優しく良いところを見て指導しましょう」
なんて綺麗事を言っているのではありません。
イライラ上等、憤り上等。
その上で「絶望から始まるとしたら」と目線を変えて
新しい解釈をもたらし、視界に虹をかける生き方ができたら、
どういう人が周りにいても、決して振り回されることなく
自分の人生を生きることができるようになると思うのです。

「頑張らない人や変わろうとしない人のために」ではなく
100%自分のためだと思って、ぜひこの言葉を心に留めて使ってみてくださいね!


人事コンサルタント
金森秀晃

 

こんにちは!
Fee'z セラピスト牛山です。
今日は私が院長ブログをジャックしますm(__)m


皆さんは、何歳まで現役で仕事を続けられそうですか??(^^)
私は、体力に自信がありませんのでそんなに長く現役じゃない気が(笑)

先日、FG中(ビラ配り)ご老人に○○行きたいのですが・・・と聞かれ
目的地まで一緒に歩いていました。

道中、水分補給で休憩していると「93歳にもなると移動するだけで疲れるね」と一言。
「え!?93!?(^^;」
どう見ても70代にしか見えなかったので、友達にするようなリアクションを取ってしまいました(笑)
そこから話が進んでいくと、実は僕こういうものなんだ。と
慣れた手つきでスマホ操作し、写真フォルダから色々と見せていただきました。
そこには歌舞伎役者の格好をしたご老人と市川一門の方々。
正直、歌舞伎の世界のことはあまり詳しくない私は大した質問もできず(申し訳ないです😖)

そのご老人の正体は93歳にして現役の歌舞伎役者【市川寿猿】さんだったんです。
93歳でこの元気なお姿、現役の歌舞伎役者さん、そんな方と話せていることが衝撃で
目的地までのわずかな間に、ご質問させていただきました。

「現役で、続けられるのに健康管理とか特別なことされているんですか??」
すると寿猿さんは
「僕ご覧の通り、よぼよぼなおじいちゃんだけど、舞台に立てばしっかり立つし、声も3階席まで届けることができるんだよ。それは、皆さんが市川寿猿を求めてくれているから。役を全うすることで僕は何度でも元気になれるんだ」
と答えていただきました。

かっこいい!!と感動すると同時に、以前院長に話していただいたことがさらに深まった瞬間でもあります。

それは一時期、
プライベートのことなど問題があった時にどうしても自分のことに陥りすぎて、ミーティングに集中できなかったり、一緒に働く仲間へ笑顔になるのがしんどかったり、
プロとしての佇まいが甘かったことがあります。
見かねた院長から「プロの舞台として立つには、自分として演じるんじゃなく役を担うことが大事だよ」と
ヒントを頂いたことがありました。
そこから、みんなから求められるセラピストはどういう人なのだろうか。
と考えてみると、自分自身としてというよりセラピストとしての立ち振る舞いが出来るときがありました🥺

今回の寿猿さんとの会話は、相談したときに頂いている院長からのヒントを思い出させてくれる機会となりました😶

確かに役を担うことで力を発揮してきたシーンは思い起こすといくつかあったように感じます。
ただ、これを一時的ではなく日常的に続けることが、いくつになっても人から求められるような存在になるのだなと思いました。

身近な院長と、寿猿さんのように今も最前線で戦い続けてる人をお手本にして
Fee’zで、セラピストとして役を担い皆様のオアシスとなる場を提供できるように
日々精進してまいりたいと思います。

エナジーサロンFee’z
セラピスト
牛山 亮太

 

「うーーん、判断しかねる…」
「うーーーん、どうしたらいいかわからない…」
「うーーん、これが正解かわからない…」

仕事においても、人生においても
こういった局面はよくありますよね。

それが自分だけのことだったらまだよいかもしれませんが、
もし組織の責任者で自分が決めなければならないような状況があったとしたら
かなりのプレッシャーになってくると思います。

実際、管理者研修などでは
「自分の判断に自信がなく、ついつい決めることを先延ばしにしてしまう」
というご相談をよく伺います。

「決めなければならないこともわかっているけれど、
失敗したらどうしようというところで止まってしまったり、
ついより上の人に決めてもらおうと思ってしまったりして、
部下からは優柔不断な上司だと思われている」
などのように悩まれている方も…

確かに部下の方々からそう思われてしまうと
上司としての信頼性も揺らいでしまいますし、
一刻も早くそうした状況からは脱したいところです。

そんなお悩みを抱えていらっしゃる方に朗報です。

まず「意思決定力」というのは100%後天的な技術なので、
プロセスを知って練習しさえすれば誰でもできるようになります。
(性格などの問題ではないのです)

今日はそのプロセスを非常にシンプルに
誰でも確実にできる形にまとめたものを共有したいと思います。


もし冒頭のように「決められない」状況になったら…

(STEP1)まず動く!!
└動いて情報を獲得する!!

(STEP2)判断に必要な情報を特定する
└STEP1の達人はここに至るのも早いです。

(STEP3)決める
└STEP2が明確なら、STEP3は簡単です

(STEP4)修正する

ものすごくざっくりわけると、この4つのSTEPになります。
(実際はその前に仮説をたてるという工程を入れたほうが効果的ですが
仮説を立てることを考えるとまた動けなくなってしまう方もいるので、
まずは省略します!)

どれも大事ですが最も重要なのはSTEP1。
意思決定が苦手な方はだいたいSTEP2から始めようとします。
ですが、何も情報がない状態では何が判断に必要なのかも見えてこないし、
どうしたら判断に必要な情報が手に入るのかもよくわかりません。

例えばですが、見渡す限りの砂漠で
半径1km以内に必ずオアシスがあるということだけわかっているとします。
北が正解か、南が正解か、東が正解か、西が正解か?
その場にとどまったまま1日中考えても、
永遠にオアシスは見つかりませんし、
判断基準も判断材料も見つかりません。
まず動いて、情報を獲得していくことが重要になりますよね。

もちろんハイリスクな決断をする場合は
もう少し繊細に詰めるべきことがありますが、
基本は同じですし、たいていはこの4つのSTEPで事足りると思います。

「決められない」と悩んでいる方は