ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

 

 


先日、こちらの動画でもお伝えさせていただきましたが、
「労働組合からの賃上げ要求にどう向き合うか」というテーマは、
今かなり多くの医療機関で深刻な課題になっています。

実際に現場では、

・経営は厳しいのに賃上げ要求が止まらない
・説明しても「それは経営側の問題」と言われてしまう
・ストライキを匂わせられて精神的に限界

こうした声を本当によく耳にします。

そして多くの方からの相談が・・・

「どうやって説得すればよいか」
「どうやって納得させたらよいか」

という内容になってきます。

ただ、ここに大きな落とし穴があります。

この問題は
「説得」や「交渉」 で 解決しようとすると、
ほぼ確実にこじれてしまうのです。

「交渉」になってしまうと、
最初から対立構造が前提になるからです。

対立構造が明確になってきてしまうと・・・

・勝つか負けるかの話になる
・いくらこちらが冷静でも感情論になりやすい
・どちらかが折れるまで終わらない

まさにデスマッチのような状況であり
構造的により対立が深まる設計になってしまいます。


そこで重要なのが「三角構造」です。

第三の軸=共通目標を入れることで
「交渉」の問題から「構造」の問題にすることができます。

その際のコツは、まず「賃金アップを全力で肯定する」ということです。

同時に、こういう状態にならないと、
賃金アップどころか賃金が払えなくなるということ、
こうすれば賃金アップを目指せるということを明確に示すことも重要です。

賃金アップが目的であれば
労働組合の方にとっても望ましい未来のはずですから、
「対立」ではなく、お互いの理想を
「どう協力して実現するか」の議論に変わります。

ですが、その三角構造の設計にも
苦しまれている方がいるのもいらっしゃいますよね。

「言わんとすることはわかりますけど、まず賃金を上げて頂かないと」
「わかりますけどそれは経営側の問題ですから」

の一点張りで主張されることがあると思います。

その場合のポイントは・・・

「感情」と「論理」の切り分けです。

「賃金を上げてほしい」という声の裏には、必ず感情があります。

・認められていない感覚
・将来への不安
・「経営側は自分たちの頑張りを軽視している」という不信感

この感情部分を先に受け取らないまま、
いきなり論理の話(数字や経営状況)をしようとすると
「それは経営側の問題」という言葉として表れてきたりします。

ですから、
まず最初にやるべきことは「説明」ではなく「承認」。

「皆さんが賃金を上げてほしいと思うのは、当然のことだと思っています。
それだけ頑張ってくださっているからこそ、
私たちも本当に申し訳ない気持ちがある」

この一言があるかどうかで、その後の対話の質が全く変わります。

感情が受け取られたと感じて初めて、
人は「では、どうすれば実現できるか」という話にも
聞く耳を持てるようになります。

それでもなお、聞く耳を持たないケースもあると思いますが、
それ(議論や戦うこと)が目的という方もいらっしゃるので、
その場合は、粛々と経営者としての責任を果たすことが重要です。

・適切な情報開示を続ける
・法的に必要なプロセスを踏む
・病院の存続と、働いている人全員を守るための判断をする

交渉が成立しない相手に対してエネルギーを使い続けることは、
経営者としての本来の仕事を止めることにもなります。

誠実に向き合った上で、それでも前に進まないなら、
静かに、やるべきことをやる。

それが結果として、病院を守ることにつながります。

ぜひ、参考になさってみてください。

人事コンサルタント
金森秀晃

 

 

「うちの主任は、とにかく指示待ちで ・・・ 」
「管理者が受け身で・・・」
「師長も言われたことしかやらないからなぁ・・・」

これは医療機関でよく伺う相談です。

確かに管理者がこうなってしまうと死活問題ではあるのですが、
少しだけ立ち止まって考えてみたいのです。

その方は本当に、
“指示がないと考えられない人たち”
なのでしょうか?

それとも、
“考えない方が得策だと順応した人たち”なのでしょうか?

鋭い方はすでにピンと来たと思いますが、
現場を見ていると、答えはシンプルです。

「考えない方が評価されてきただけ」

これに尽きます。

・言われたことをやると評価される
・ミスなく回すと評価される
・波風を立てないと評価される

こうした環境の中で、
「自分で考える」という行為は
必ずしも“得策”ではありません。

むしろ 考えない方が正解になる事の方が多いでしょう。

組織は期待を示した通りにしか育っていきません。

考えない管理者しかいないというのは、
考えない管理者を組織が高く評価してきた結果でもあるのです。

そこで重要になるのは、

「はっきりとしたメッセージ性を有した」評価制度です。

あえて「 」をしたのには理由があります。
メッセージがない評価制度を使っている病院がとても多いからです。

「私たちはこういう人たちを高く評価したいです。
こういう役割を担ってくれる人に高く報酬を支払いたいです。」
これらを定めるのは等級制度という概念なのですが、
この等級制度がないまま評価だけをやっている組織がどれほど多いことか・・・
(もしくはこの等級制度が全員認識されないまま形骸化している)

「何を評価しているか」
それがそのまま、
「どういう役割を担って欲しいか」
「どういう意識をもってほしいか」
「どういう結果を出して欲しいか」
になっていないとおかしいのです。

例えばもし今、
等級制度も評価制度もなく、
評価に対する明確な指針の共有もなされていないとしたら
それは「考えなくていい」というメッセージを出しているも同然です。

そういう意味では管理者に
「管理者なのだから主体性をもて」と言う前に、
組織はそもそもその行動を評価しているかどうか?

主体性をもって動く人が損する形になっていないか?

制度はもちろん、日々の関わりも含めて、
一度見直してみてもよいかもしれません。


人事コンサルタント
金森秀晃



こんにちは!
サロン事業部の定道です。
本日は私がブログをジャックします。

「なんかモヤモヤする…」
「これじゃない感があるな…」
そんな違和感、つい流してしまっていませんか?
私はどちらかというと過剰に期待しがちな方なので、こうした違和感を持ってしまいやすいです。
でも、この違和感をどう扱うかで次の自分が作られるのだと、お客様から紹介された小説に気づかされたことがありました。

私が推理小説好きなことを知って、これまで何度かおすすめの小説を紹介してくださるお客様がいらっしゃいます。
その中の一冊が「屍人荘の殺人」という『このミステリーがすごい!2018年版』第1位を獲得した作品です。
次の予約までに感想を伝えられるようにと、ワクワクしながら読み始めました😊

ところが読み進めるうちに、「確かに面白いんだけど、なんかモヤモヤするな」と感じる展開が始まり、一旦読むのを止めてしまいそうになりました。
とはいえ続きが気になってそのまま読み進めたのですが、最後まで読み終えても漠然とした違和感が残ったままでした。

「これは一体何なんだろう…」と原因を考えてみたところ
過去に読んだ推理小説から「推理小説はこういうもの」というフレームワークを、自分の中に作っていたんです。
今回の小説をそのフレームにあてはめて読んでいたけれど、はまらなかった。それが違和感の正体だったのだと気づきました。

最初は「自分の好みじゃなかっただけかな」と流しそうになっていたのですが、すべての推理小説が自分のフレームにはまるはずがないと思い直して、もう一歩踏み込んでみることにしました。
すると、著者がこの小説を書いた背景や他の作品との比較など、様々な角度から小説を楽しめるようになっていったのです😌

このとき気づいたのは、違和感は「自分がどんな価値観を持っているか」を教えてくれるサインだということです。
モヤモヤを無視せずに「なぜそう感じたのか」を掘り下げると、自分でも気づいていなかった大切にしていることが見えてくる。
違和感は、自分の価値観を知るための鍵なんだと思います。

この気づきは、セラピストとしての仕事にも通じるものがあると感じました。
施術中は仮説を立てていても、その通りにならないことは当たり前です。
むしろその「違い」をスタートにして、お客様との会話の仕方や手の当て方を刷新し続けることで、それまでの自分にはわからなかった様々な価値観に触れることができるのだと思います。

違和感を流さずに掘り下げていくことで、自分の価値観も、相手の価値観も、もっとよく見えてくると思っています。
「なんかモヤモヤ」を丁寧に掘り下げて相手の捉え方や価値観を知るきっかけに活用していきたいと思います!

サロン事業部
定道 勇斗

 

みなさんはマニャーナの法則という言葉を聞いたことがありますか?

スペイン語で「明日」を意味する「マニャーナ(mañana)」という単語を由来としていて、
「新しく入ってきた仕事は、明日に持ち越す」という考え方を原則としたタスク管理方法なのだそうです。

なんだかとっても意外な法則ですよね!

私自身は「置いておいて生産性のない仕事は日をまたぐな!今日やりきれ!」
と教わってきたこともあり、興味がわいてどういうものか調べてみました。

そうすると・・・

単なる「先延ばし」ではなく、
意図的に“明日やる”ことで、今日やるべき仕事を絞り込むための技術であるとのこと。

・仕事に1日分の余白(バッファ)をつくる
・目の前のタスクに集中する(シングルタスク化)
・結果的にすべての仕事を終わらせるための仕組み

という考え方であることがわかりました。

つまり、「明日に回す」という行為そのものが目的ではなく、
“今日やる仕事を明確にするために、あえて明日に逃がす”という設計なのです。

なんでもかんでも「今やる」と抱え込むよりも、
「今日はこれだけやる」と決め切ったほうが、
結果として仕事は前に進みやすくなるということですね。

そう考えると、

「置いておいて生産性のない仕事は日をまたぐな!今日やりきれ」
という考え方と、
マニャーナの法則は、一見真逆に見えて、
実は同じ方向を向いているのだと気づかされました。

どちらも本質は、

“決めること”

なのだと思います。

明日に持ち越すか持ち越さないかではなく、
きちんと「自分で基準をもって決めきる」ということ。


過去に囚われ、未来を不安視するのが人間の常だからこそ
「今やることをきっちり決めて、今に集中する」
この技術を卓越させていくだけで見える景色も変わってきそうです。


結局のところ、

仕事が前に進むかどうかは

“決めているかどうか”

それだけなのかもしれませんね!



人事コンサルタント
金森秀晃

 

皆さんは、義手のバイオリニスト・伊藤真波さんをご存じですか?

東京2020パラリンピックの開会式でバイオリンを演奏した方としても有名ですが、
伊藤さんは20歳のときに交通事故で右腕を失い、それでも看護師として働き、
パラリンピックで銀メダルまで取ってしまうとんでもないファイターです。

その不屈のストーリーそのものも胸を打つのですが、
私がとりわけ驚いたのは、彼女がなぜ水泳を選んだか、という理由でした。

「右腕の傷跡、自分にとって一番弱い部分を見せることで、
さらに強くなれると思ったから」

というのです。

服を着ていれば隠し続けられる傷跡を、あえて水着姿でさらけ出す。
その覚悟が彼女を次のステージへ連れていきました。

私は記事を読んで、
私自身がこういう覚悟がもてるリーダーでありたいという思いと、
こういう発想ができる人材が育つ組織を育てていきたいと改めて感じました。

「弱みをさらけだせるか」

これは組織の強さを左右する、すごく本質的なテーマであると考えています。

ですが、日本は「恥の文化」とも言われるくらい、
それが最も難しい文化であるとも言えると思います。

今は若い方にもそうした傾向があるかもしれませんが、
中堅やベテランであってもそれはあるでしょう。

その空気を打破する一番の方法は、
リーダーが「失敗を語ること」「先に弱みをさらけ出すこと」です。

リーダーが先に弱みをさらけ出すことで、
メンバーは「ここは正直に言っていい場所だ」と感じるでしょう。
これが、心理的安全性の正体です。
難しい概念ではなく、リーダーが自分をリソース化する覚悟が
この文化を形作っていくのです。

さて、伊藤さんの話に戻りましょう。

彼女が傷跡をさらけ出したことで、実質失ったものは何もありません。
むしろ、水泳で鍛えた肩甲骨が後に
バイオリン演奏の土台になったというではありませんか。
あの時の彼女の覚悟が、誰も、想像もしていなかった未来を開かせたのです。

弱みを見せる、恥をさらす。
これは非常にハードルが高いように感じるかもしれませんが、
組織の文化でこれを後押しすることができます。
そして、人と組織の未来を切り拓く起爆剤になるかもしれません。

ぜひ小さくトライしてみてください!

人事コンサルタント
金森秀晃

こんにちは!
エナジーサロンFee'zセラピスト牛山です。
今日は私が院長ブログをジャックしようと思います。

「自分にはどうせ無理」
「あの人と違って自分には素質がない」
そう感じて、動けなくなってしまったことはありませんか?
その"出来ない"は、能力の問題ではなく思い込みかもしれません😳

実は、私こそが自分の限界を勝手に決めていた人間であり、何をするにしても自信が持てないでいました。
新人の頃などは全体MTGで意見を求められても
・「今の自分が発言しても参考にならないだろうな」と意見するのを控える
・的外れなことを言って迷惑をかけたくないと思う
・知らないことがバレたら恥ずかしいと考える
などなど自信がなさ過ぎて当てられないように息をひそめていたことがあります(笑)

そんなことを続けていると、周りの人と比較してどんどん自分の限界を決めていくようになります💦
ひどいときには出来ない理由を探しては「自分はどうして出来ないんだろう」と落ち込み
「あの人には素質があるから出来る。自分にはないから出来ない」と、根拠なく決めつけてしまうこともありました😥

自分への自信のなさが積み重なっていくと、立ち振る舞いにも現れてしまいます🥹
そもそもMTGに参加するのが億劫になって表情が暗くなっていったり、お客様(ファミリー)にも「最近疲れてる?」と言われる始末…。
どんどん立ち振る舞いが、人を癒すセラピストとはかけ離れていってしまいました。
いつも見てくれている先輩が、さすがに院長との時間を作ってくれることになりました💦

院長と最近の状況を話させてもらっていた時に、こんな言葉をもらいました。
「限界を自分で決めて比較し、落ち込んでしまうのはもったいないよ。新人の時期だからこそ一つだけでも発言してごらん。少しずつ自信も回復してくると思うよ。」

正直、最初は「そうは言っても…」と思いました。
でも振り返ってみると、わかる話題が出ても意見を言わずに周りの様子をうかがっていたこともあったなと思いました。
出来ないのではなく、最初からやろうとしていなかっただけかもしれないと気づいたのです。

院長からの「新人だからこそ~」という言葉が頭から離れず、次のMTGではわからないことを素直に聞いてみることにしました。
すると、先輩たちは「確かに、それは面白い視点だね!もう少し詳しく教えて」といった感じで
意見をどんどん掘り下げてまとめてくれました😖

「出来ない」と思っていたのに、やってみたら出来た。
この体験が少しずつ積み重なると、「自分にも出来るかもしれない」と思える瞬間が増えてきたのです✨
この経験を通じて気づいたのは、自分の限界は自分で決めていたということ。
そして、認識を少し変えるだけで、行動も変わるということです。

「出来ない」は能力の限界ではなく、自分が作り出した思い込みであることが多いです。
まず一つ、完璧じゃなくていいのでやってみること。
その小さな一歩が、自分の可能性への認識を変えてくれるのだと思います。

院長や先輩たちが作ってくれた、気づける環境があったからこそ今の私があります。
今度は私たちの世代でその環境をさらに強化し、新人の方たちの不安を払拭して”思い込んでる限界突破”の助けになれたらと思っています。

思い込みというのは、誰でもあると思いますが自分の未来を決め切ってしまうのは勿体無いですよね😥
払拭するための技術構築を毎月第3日曜日10時〜オンラインで勉強会を実施しております!
みなさんと一緒に学べるのを楽しみにしています🫡
 


エナジーサロンFee'z
セラピスト 牛山亮太

 

フィギュアスケート界において、ひとつの時代を築いた坂本花織選手。
世界選手権で日本人初となる4度(2022-2024, 2026)の優勝を果たした
言わずと知れた日本フィギュアスケート界のレジェンドです。

2026年、オリンピック、そして世界選手権と、
まさに“集大成”ともいえるシーズンで、彼女は結果だけでなく、
その在り方でも多くの人の心を動かしました。

世界選手権での多幸感溢れる完璧な演技も魅力的でしたが、
私が特に印象的だったのは
オリンピックのショートプログラム前日、
報道陣の前で涙を見せた場面です。

坂本選手は
「頑張りが報われなかったらどうしようという不安が、
めちゃくちゃ襲いかかっている。毎日泣いている。
確実に胃腸炎になって倒れる。全身ストレスがかかっている」
と涙ながらに胸中を吐露しました。

りくりゅうペアのショートプログラムでの思いもよらないミス、
男子の鍵山選手のフリープログラムでのミスを目の当たりにして、
極度の不安に襲われていたのだと思います。

ですがその不安をここまでオープンにする選手が、
未だかつていたでしょうか。

彼女は、大崩れしない非常に安定感のある選手としても知られますが
(世界選手権 3連覇:2022〜2024、主要国際大会での継続的な表彰台)
メンタルの「ブレ」を恐れず、事前に爆発させる技術が
その安定性に一役かっているかもしれません。

実際「泣けるだけ泣いて、すっきり迎えられたら、
きっと(五輪の)魔物も味方につけられる」という言葉の通り、
金メダルには届かなかったものの、
2大会連続のメダルを獲得しました。

そして、現役生活最後の大会となる世界選手権では
パーフェクトな演技を見せて有終の美を飾っています。

ここから学ぶべきは、
「素直さ」は技術であるということです。

・自分の弱さを認める力
・それを人前で表現できる胆力
・そして、それを次の行動に繋げる力

これらはすべて、やろうと思えば誰でもできることです。
ですが多くの人がわかっちゃいながらできないことでもあります。

彼女はスケーティング技術においても
メンタル面においても、人間性においても
スケートを始めてから20年以上、すべてをかけて
自分に正直であり続けた戦士なのだと思います。
かっこいいですね。

浅田真央選手の内から溢れ出るような闘志も大好きでしたが、
坂本花織選手のどこまでも正直で素直な強さも大好きです。

これから指導者として活躍されるとのことで、
今後の活躍からも目が離せませんね!

人事コンサルタント
金森秀晃

こんにちは!
サロン事業部の定道です。

本日は私がブログをジャックします。
仕事をしていると、
「タスクが多すぎて大変…」
「1つ終えたら次に取りかかるのが重い…」
やるべきことが次々に出てきて、終わりが見えなくなってしまうことはありませんか?

私自身も、まさにその状態になった出来事がありました。
今日はその経験を通して学んだ、仕事をラクに進められる考え方をご紹介します 

先日、Fee'zの魅力をより多くの方に届けたい!という思いから、
YouTubeアカウントの開設と動画配信が決まりました。
その動画制作を、私がメインで任せてもらえることになったのです。
最初は意気揚々と着手したものの、動画制作をいちからメインで担当するのは初めてということもあり、
調べれば調べるほど工程が増えていくような感じがしました。
シナリオ制作、事前打ち合わせ、リハーサル、撮影、編集…。

「こんなに多かったのか…」と正直かなり気落ちしていました。
シナリオを考えながら「そういえば打ち合わせもあるし、撮影もあるし、編集は…」
と頭の中でどんどん積み上がっていって、何から手をつければいいのかわからない状態に (^^;)

全体像を見れば見るほど、「やってもやっても終わらないのではないか、自分に務まるんだろうか」という感覚が強くなっていきました。

そんな状況で打ち合わせをしていたとき、代表の金森から次のような言葉をもらいました。

「新しいことに挑戦してるんだから、最初は大変に感じてしまうのは当然だよ。
そんなときほど、2つ先のゴールをイメージしてみるといいよ。」

この言葉を聞いた瞬間、はっとしました。
当時の自分は、目の前のタスクに意識が偏りすぎていて、
完成形を考える余裕がなくなっていたんだと思います。
「まずは一度、その通りにやってみよう」と決めました。

実際にはこんなふうに設定してみました。
事前打ち合わせの段階では「シナリオを作る」「段取りを決める」ことに意識が集中していました。
でも、そこであえて撮影当日の状況をイメージしてみると、
「この流れだと撮影が止まりそうだな」
「この説明だと演者が迷うな」
といったことが事前に見えてきたんです。

また撮影中も「今日撮れればOK」という視点ではなく、編集後の完成動画をイメージしてみると、
「ここはテロップが入れづらい」
「この構図だと伝わりにくい」
という改善点が、その場でわかるようになりました。
こうして、2つ先を想定して動くだけで、撮影の精度がぐっと上がっていきました。
必要な情報収集や段取りも自然と整ってきて、次の行動に前のめりになれている自分に気づいたんです。

振り返ると、以前の自分はタスクを「こなすこと」自体が目的になっていたんだと思います。
終わらせることに必死で、何のためにやっているのかを見失っていた。だからこそ、次のタスクが重く感じていたのかもしれません。

「2つ先のゴール」とは単に未来を想像することではなく、さらにその先の完成形を先に描くことなのだと思います。
目の前のタスクがただの作業ではなく、すべて完成に向かうための準備として繋がっているような気がしました。
タスク量自体は変わっていないのに、気持ちの負担が軽くなる。
「何のためにこの作業をするのか」が明確になると、迷いも手戻りも自然と減っていくんですね。

今回の経験を通して、仕事をラクにするのは「能力」だけではなく、ゴールをどう設定するかなのだと学びました。
2つ先のゴールを自分で設定し続けることで、できることを少しずつ増やしていきたいと思います。
そして同じように行き詰まっている誰かがいたら、救いの手を差し伸べられるような存在になっていきたいです 。

サロン事業部
定道 勇斗

国会での答弁から「NISA貧乏」という言葉が話題になりました。

若年層を中心に投資額は増えている一方で、消費は伸び悩んでいる。
その背景には「とりあえずNISA」「とりあえずインデックス投資」といった、
積み立てそのものの目的化があるのではないか
という問題提起です。

この話は、個人的にもかなり考えさせられました。
稼ぐ力が高まらないのにとりあえず少額NISAというのはかなり怖いですよね・・・


まず前提として、投資そのものが間違っているといいたい訳ではもちろんありません。
長期・分散・積立、これはある意味で合理的な戦略とも言えると思います。

ただし、ここで一つだけ強く言いたいことがあります。

若い人にとって、投資は“主役”ではない

ということです。

なぜなら、
本当の主役は自分自身、つまり「人的資本」だからです。

 私たちには2つの資産があります。  

・金融資本(お金)
・人的資本(スキル・経験・信用)

このうち、決定的に違うのが、リターンの伸び方です。

金融資本は、基本的に年利数%の世界。
100万円が105万円、110万円と、なめらかに増えていきます。
(そうでない手法もありますが)

一方で人的資本は違います。
毎年じわじわ増えるのではなく、
あるタイミングで一気に跳ねる“階段型”の伸び方をします。

例えば、
・スキルを積み上げる
・経験を重ねる
・信用がたまる
こうした蓄積は最初すぐに収入には反映されません。

しかし、あるラインを超えた瞬間に
・転職で年収が上がる
・単価が上がる
・新しい機会が一気に広がる
といった形で、
収入や機会が“ジャンプする”瞬間が訪れます。

年利5%の世界では「いきなり2倍」は起きませんが、
人的資本の世界では、それが高確率で普通に起きます。

そういう意味では、
若い人が自己投資よりもNISAを満額にすることに一生懸命になるのは
正直、かなり損する戦略だと思います。

・金融資本 → 多くの場合はまだ小さい
・人的資本 → これから爆発的に伸びる可能性がある

この状態で、金融資本にリソースを寄せすぎると
一番伸びるはずの資産に投資していない状態になってしまいます。

「投資は、若いときに積み立てておかないとリターンが得にくいと聞きました」
というお声もあったのですが、それは人的資本の方でも同じです。
というより、人的資本の方がそうだと言っても過言ではないでしょう。

金融資本は元本があれば後からでもリターンは得られますが
人的資本は“今しか伸びない”ものもあるからです。

・体力
・吸収力
・挑戦できる環境

これらは時間とともにどんどん制約されていきます。

つまり、
人的資本こそ“早く投資するほどリターンが大きい資産”
なのです。

そういう意味では
損の仕方を学ぶ投資(実践を通して投資ノウハウを学ぶための投資)だったら
自己投資に等しいのでいいと思うのですが
(私も若い頃相当たくさんやって一時期ものすごく貧乏になりました。笑)、
何もノウハウが積もらない積立だけで、
自己研鑽の機会を逃すなんて、とてももったいないと思います。
若者の特権を活かせていません。

健康、交友関係、自己研鑽、世界観を変えるような旅、親孝行、
挑戦、失敗などは若いうちにしかできないこともあります。

特に若者であればあるほど、「挑戦して失敗する権利」を有しているわけですから、
ぜひそのカードをきちんと使って、将来大きなリターンを手にして欲しいと思います。

資本の使い方の参考になれば幸いです。

人事コンサルタント
金森秀晃

先日、こんな動画をアップさせていただきましたが、

研修中、これをみた受講者の方からこんなご質問をいただきました。

「わがままというかそれこそTHE テイカーのような人たちって、めちゃくちゃ仲悪いのに、
突然手を組んで人を攻撃し出すのはどういう現象なんですか?
誰かを攻撃できればそれでいいんでしょうか。」

これに答えるとすると…

攻撃したいというよりも、搾取先を変えている

ということかと思います。

テイカーにとって、人間関係は信頼関係ではなく「損得の計算式」でできています。
だから、誰かと仲良くするのも、誰かと手を組むのも、すべて「今、どこから何を得られるか」という問いへの答えにすぎません。

普段は仲が悪くても、「あの人から奪えるものがある」という利害が一致した瞬間、
テイカー同士は驚くほどスムーズに連携します。
まるで最初から仲が良かったかのように、です。

でも、これは「仲良くなった」わけではありません。搾取先が同じになった、というだけです。

受講者の方が「攻撃」という言葉を使ったのは、とても自然な感覚だと思います。

傍から見ると確かに攻撃のように見えます。
でも本人たちの意識の中に「あの人を傷つけたい」という感情はあまりないことが多い。
そして搾取先から十分に得たと判断した瞬間、
または「もうここから取れるものがない」と気づいた瞬間、テイカーはまた別の方向を向きます。

ここで重要なポイントがあります。
自分たちがテイクしている空気を悟られないよう、あたかも被害者のように振る舞うのです。
(ここまでが、いわば基本セットです)

かつて一緒に手を組んでいた相手も、用がなければ次の搾取対象になり得ます。
テイカー同士の「友好関係」には、必ず賞味期限があるということですね。

なんとなくつかめてきたでしょうか。

この構造を知っておくと、現場で起きていることの「読み方」が変わります。

一人ひとりの思考や感情を読み解こうとすると大変ですが、
どういう構図なのかを把握できると、問題は思ったよりもずっと解決しやすくなります。

管理者層の方は、個々の思考・感情にフォーカスしすぎて疲弊することなく(もちろん把握と尊重は大切ですが)、
まず構図を読み取ること。

そして、誰も搾取されない環境づくりを意識することが重要です。
みなさんの組織は、テイカーを野放しにしていませんか?

人事コンサルタント
金森秀晃