Hさんは、既に自分のビジネスを持っていて、どこが弱いかも分かっているようだ。
だから、何を補っていけばいいか、という明確な目的意識を持っている。
こういう人は強い。
今はダメでも、必ずよくなっていくだろう。
逆に、
現在の自分になんとなく満足できないのに、
「どこに満足していないか」という事実に向き合い切れない人も多い。
なぜか?
「あるべき姿」を持っていないからだ。
「あるべき姿」に具体的も抽象的もない。
要は、そこにどこまでこだわり切れるか否か、だけの問題だ。
必然的に、どこまでも具体的になる。
それさえあれば、過去や現在の自分を憂い嘆く暇などないはず。
「なぜ、あんなことをしてしまったんだろう。」
「なぜ、自分はこんな状況にあるんだろう。」
と、いくら嘆いたところで、答は見つからない。
たとえ見つかったとしても、おそらくいい訳に姿を変えている。
その時間すべてを、
「あるべき姿」の追求とそこに至る「プランの構築」へと使う。
やってみてダメだったら、その結果を材料にしてプランBで再度やるだけ。
それを邪魔する己の「感情」と闘いながら。
それが、人間であることの醍醐味だ。