眠れないのかい?
それは、
必要以上に欲しがっているから?
それとも、
すでに十字架を背負ってしまったから?
ん?
そんな大層な話ではない?
ただ、
怖いんだ。
もう、
起きられなくなってしまうかもしれない。
誰も、
いなくなってしまうかもしれない。
一度、
それに近いことを経験して、
二度と起きられないんじゃないか、と怖くてこわくて…
ふーん、
そうか、
まあ、いつかはそうなる。
後悔しないように、
発しきれるだけのエネルギーを出し切って死になよ。
太く短く?
いやいや、
現実はそんなにカッコいいもんじゃない。
老いて、
衰えていくのを、
ジワジワと実感しながら、死ぬまで生き続けてゆくのさ。
だから、
放て。