第7回ワグネルガラコンサート、歌の同窓会! | 色と祈りと歌うこと - Hidetake Yamakawa (山川英毅)

色と祈りと歌うこと - Hidetake Yamakawa (山川英毅)

自分自身の中に豊かにある深いものに触れて、元気や安らぎを得るのに「色と遊ぶこと」や「自分で歌う」ことが欠かせないない気がしています。
色・音の作品や「発声法」などについての気づきもシェアしていきます。

Great reunion by singing together!

It was just amazing that everybody was so serious and we made up great music again together!

世代の異なる様々な男声合唱グループが参加するワグネルガラコンサートで歌ってきました!そして聴いてきました!

 

 

40年近く前にワグネルの練習を始めて見学にいったとき、男声合唱版マーラーの「さすらう若人の歌」を聴いた。出だしの Wenn mein Schatz ~ (ヴェーン マ~イン~)の一声。50人以上の男声が真剣に全身で作り上げる地響きのような高潔なる声の深み。声で世界の別の深みにつながる震撼の体験。。本当の意味で声に魅せられた最初の体験といってもいい日で、この日のことは最初に会った杉田との会話を含めてずっとループし続けている記憶だ。

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自分たちのステージだけなんとか役目を果たせば、それだけで十分だと思っていたのだが、ちょっとした音出しにもれ聴こえてくる他のグループもあれっすごくない?となった。

 

本当のご高齢の大先輩グループ、80代の方々など含むグループはさすがに表敬で聞くようなつもりでいたが、いやいや、高音とか音量ではなく、終始の和音の丁寧な落としどころには圧倒的な経験とまた美しさを感じたり、歌を愛し続けてきた方々の確かな型と技が表出していた。

 

私たちを震撼させたマーラーを歌ってた先輩方が半分を占めるグループの演奏では、思わず40年ぶりにお見かけする尊敬する先輩方のお一人お一人を「3段目の右端がNさんじゃない??」とか女学生?!のようにキャッきゃいいながら探してわちゃわちゃしていたのだが、そのうちまじめな顔で演奏に引き込まれてしまった。

 

マジでみなさん、当時と同じように今ある肉体と状況の中でも真剣で、すばらしい演奏だった!(佐藤正浩さんが名誉会員としてベースも歌いピアノも弾かれていた⁈)

 

わたしたちの演奏は、ベースも最強のメンバーで歌うことができ、オペラ歌手大久保光哉さんも会場に応援にきていただき、念願のすばらしきベースメンバーでの記念撮影もできました!

 

 

現役ワグネル生の時代の潮流を感じる新たな清いサウンドにもちょっとびっくりしたりしていたが、プロミュージシャンを多く含む中堅若手グループの演奏がまたすごかった!

 

 

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コンサート後のレセプションがこれまたすごい規模で、ほぼ40年振りくらいにお会いする懐かしい方々に思い出や感謝の言葉が滔々とあふれて本当に楽しかった!

 

20代-30代のプロミュージシャンを多く含むイケメンたちもすばらしくて、最後に愛唱歌なぞを肩を組んで歌ったりしてしまうわけで、こんなことには絶対加わることはないだろう、と昔は思っていたのに、昨日は本当にうれしくて仕方なかった!

 

 

若手のプロの彼らの声もすごくて、東京音大大学院も出ているテノールの峯岸世羽武さん、東京藝大声楽科卒のテノール、河野 泰佑さん、

 

ミュージカル俳優でもあり「こども六法」などのすばらしい本も書かれている山崎 聡一郎 さんもみなさんすばらしくて、愛唱歌であってもいっしょに歌えてとってもうれしかったです!

時代は違っても、一つの同じ合唱団の場を通して「歌」を通してより深く、新たなる高みを求め続けて生きてきている色んな方の広がりを知ることができ、それはやっぱり、とても尊く、ありがたい「つながり」なのだと感じた。

 

お越しいただいた皆さまを含めて本当にありがとうございました!