お義父さん、一階の軽い認知症のフロアから
今日、三階の重い認知症のフロアに移行しました。
午前中奥さんは、仕事休んで、早い時間に施設に赴き
ピックアップしてお墓参りと自宅を周遊していくドライブに出かけました。
その間に、職員の方が、家具や服の移動をしてくれました。
何回も言っている道なのに
『ここはなんていう道？初めてなんだけど』
不安を語るお義父さんに
『何度も言っている道だから大丈夫よ。国道よ』
と優しく伝えてました。
お墓につくと、もう13年前に作り、何度も法事をしていると言うのに
『こんなところ来たことない。初めて来たから、誰の墓？』
おぼつかない足元で、お墓の前で手を合わせましたが
『お袋の墓は違うよ。３つの石になっているから』
と言うので
『それは、敦賀でしょ？ここは、違うから』
と言いました。
帰り道、実家の診療所の周りをドライブしましたが、
『なんとなく来た事があるかも？』
と言いましたが、
『忘れちゃった、、、』
と言っていました。
施設に帰り
部屋に戻りましたが、すんなり移行出来ました。
今日、思ったんですが、、、
食事に呼ばれて、迷う事なく、食堂に行き、ダラダラに溢して介助している恍惚の認知症の方と同じテーブルで、気にしないで、食べていて、、、
認知のギアが、また上がって、もう、何が嫌なことなのか？
分からなくなって来ているんだなぁって、思いました。
入所にしても
三階移行にしても
色々、問題があるにせよ、（きっとこれからも）
お義母さんが見守ってくれていると信じています。
お義父さんの為とかじゃなく、奥さんをギリギリのところで、助けてくれていると思っています。
お墓参りで、手を合わせながら、
『お義母さん、奥さんを助けてください。守ってくださいね』と祈りました。
