うん。 と言わせたかった | ちょっと大きな独り言

ちょっと大きな独り言

頑張りすぎるとケガするお年頃
明日の朝目が覚めたら、ちょー上手くなってないかな~と思う毎日
「ちょっと大きな独り言」とは、
私が研修生になりたての頃「こいつはオレの独り言だけどな…」
と言いながら私にアドバイスをくれる優しい先輩がいたので拝借しました。

毎度お付き合いありがとうございます。

 

前回の更新からかなり開いてしまいました。

 

多感な思春期から ず~~~~っと (記憶はないけど30年近く)

ヤツ に 

「うん。」

と言わせてやろうと思いながら自分なりに つっぱらがり、もがいて きました。

 

しかしながら、私ごときでは到底かなうはずのない 苦労と実績と人望 に裏付けられた ヤツ に

「うん。」

と言わせることもなく、勝ち逃げ されました。

 

10月1日

 

奇しくも、

大きな台風が来て、被災し、じい様ばあ様が自衛隊の方々にお世話になった年に生まれた私。

異常気象の年、大きな台風で、我が家がまだ停電してる時。

同じ年齢のえらい先生が ガン治療 で 賞を受賞された日。

 

肺ガンで、実の オヤジ が逝きました。

 

一度でいいから 「うん。」 と認めてもらいたかった。

しかし、真面目で一徹で努力家のオヤジには一度も、褒めてはもらえなかった。

 

いつも、

お前のようなハンパモンじゃ、アカンわ

と・・・

 

いつか・・・

と思ってましたが、間に合いませんでした。

 

若いころは、

そのうち認めてもらえるさ

と、思ってましたが、年を追うごとに大したこともできない自分に焦りながらも、

日々の生活に流され、いつしか忘れてしまうくらいになってました。

 

何がどうなって何ができるようになれば

「うん。」

と言ってもらえたかは、もう判りません。

 

おふくろ殿には

病院でも オヤジはまだまだ生きる気マンマンだった と聞きました。

 

先週、葬式終了後から実家で色々な片付けをしながら、

オヤジのやりかけ

のモノを見てました。

 

これらを終わらせたかったんだろうな と。

 

しかしながら、私では終わらせる事は出来そうにない オヤジのやりかけ は、

ただじっと 来ることのない終わり を待ってるようにも見えました。

 

オヤジのやりかけ を終わらせてやることはできませんが、

自分のやりかけ をキッチリやりきってからオヤジの所へ行けたら・・・

 

「うん。」

て言ってくれるかな・・・・

 

 

ここ1週間でバタバタといろんなことが目まぐるしく起き、

1ヶ月にも2ヶ月にも感じられました。

 

遺影になったオヤジを見ても

骨になったオヤジを見ても

まだ、

「おいおい、葬式までして冗談キツイぞ~」と

ひょっこり顔を出すんじゃねーか?

と思えるくらい実感ありません。

 

 

どちらかと言えば 負け が多い 我が人生 ですが、

こんなに悔しい 勝ち逃げ されたのは初めてですかね。

 

 

駄文にお付き合いありがとうございました。

m(_ _"m)