もちろんです。アメブロで読まれることを考えると、少し会話調にしながら、「なるほど」と思って最後まで読める流れにするとよいでしょう。また、最後は自然にピラティスへつながるようにしました。


「腰を曲げると腰痛になる」は本当でしょうか?

「腰を曲げないでください。」

「前かがみは腰に悪いですよ。」

腰が痛くなったとき、一度はそんな言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

だから腰痛を経験すると、

「物を拾うのが怖い…」

「靴下を履くのも慎重になる…」

「できるだけ腰を曲げないようにしよう。」

そんなふうに思ってしまう方は少なくありません。

もちろん、痛みが強い時には無理をしないことは大切です。

でも、本当に腰痛を悪化させる原因は、「腰を曲げること」だけなのでしょうか?

 


腰痛は、一つの動きだけで起こるものではありません

最近の研究では、腰痛の多くは一つの原因だけで起こるものではないと考えられています。

例えば、

✔ 長時間座っていること

✔ 運動不足

✔ 睡眠不足

✔ 少しずつ増えてきた体重

✔ ストレス

✔ 「動くと痛くなるかもしれない」という不安

こうしたことが少しずつ積み重なり、身体の機能が低下していくことで、腰に負担がかかりやすくなります。

そしてある日、

床の物を拾った時や、顔を洗うために前かがみになった時に痛みが出る。

その瞬間だけを見ると、

「腰を曲げたから痛くなった。」

と思ってしまいます。

でも実際には、その動きが原因というよりも、今まで積み重なってきた身体の状態が関係していることが多いのです。


腰は「守る」だけでは弱くなってしまいます

痛みがあると、

「なるべく動かない方がいい。」

と思いますよね。

でも、必要以上に身体を動かさなくなると、

筋力は落ち、

身体は硬くなり、

疲れやすくなり、

ますます動くことが怖くなってしまいます。

つまり、

動かないことで、さらに動けない身体になってしまう。

この悪循環が起こることがあります。

そのため現在の腰痛に関するガイドラインでは、多くの場合、できる範囲で身体を動かし続けることが勧められています。


本当に大切なのは、「何を避けるか」ではありません

レッスンでも、

「先生、どんな動きをしたらダメですか?」

と聞かれることがあります。

もちろん、痛みが強い時や医師から制限を受けている場合は別です。

でも、多くの方にとって本当に大切なのは、

「何を避けるか」ではなく、

「どんな身体を取り戻したいか」

ということです。

例えば、

・呼吸がしやすい身体

・背骨がしなやかに動く身体

・股関節がスムーズに動く身体

・お腹や背中が協調して働く身体

・疲れにくい身体

こうした身体の機能が高まれば、腰への負担も自然と減っていきます。


ピラティスは「腰を鍛える運動」ではありません

ピラティスというと、

「腹筋を鍛える運動」

というイメージを持たれる方も多いですが、本来は少し違います。

呼吸を整え、

背骨をしなやかに動かし、

身体全体が協調して動けるようにしていく。

そうすることで、

腰だけが頑張る身体ではなく、

全身で支えられる身体をつくっていきます。

だから私は、

「腰を守りましょう。」

ではなく、

「腰が安心して動ける身体を一緒につくっていきましょう。」

とお伝えしています。


最後に

腰は、とても丈夫な構造です。

もちろん無理は禁物ですが、

「腰を曲げること」が悪いのではなく、

どんな状態でその動きをしているかが、とても大切です。

もし腰痛があるからといって動くことを怖がっているなら、一度考えてみてください。

「何をしてはいけないか?」

ではなく、

「これから、どんな身体を取り戻したいか?」

その視点が変わるだけで、身体との付き合い方も少しずつ変わっていきます。

ピラティスは、そのためのトレーニングです。

痛みを我慢して頑張る運動ではなく、

身体が本来持っている「動く力」を取り戻していく運動。

私は、それがピラティスの本質だと思っています。

 


参考文献

  • Hartvigsen J, et al. What low back pain is and why we need to pay attention. The Lancet. 2018.

  • NICE Guideline NG59: Low back pain and sciatica in over 16s: assessment and management.

  • Nederlandse Vereniging voor Fysiotherapie. Clinical Practice Guideline for Low Back Pain and Lumbosacral Radicular Syndrome (2024).