「身体は年齢だけで衰えるのではない」

「もう歳だから仕方ないんです」

スタジオで、本当によく聞く言葉です。
でも私は、長年たくさんの方の身体を見てきて、いつも思います。

 

身体は、“年齢だけ”で衰えるわけではない。

もちろん、加齢による変化はあります。
筋力、柔軟性、回復力。若い頃と同じとはいきません。

ですが、同じ60代でも軽やかに動く方もいれば、40代でも疲れやすく、身体が固まり、痛みを抱えている方もいます。

その違いは何でしょうか。

 

私は、
「どう身体を使ってきたか」
「どんな毎日を送っているか」
が大きいと思っています。

長時間同じ姿勢。
呼吸の浅さ。
運動不足。
逆に頑張りすぎ。
ストレス。
睡眠不足。
“自分の身体を感じないまま”過ごす時間。

そういう積み重ねが、少しずつ身体を硬くし、動きづらくしていくのです。

そして怖いのは、
身体が衰えていることに、自分では気づいていないこと。

疲れるのが普通。
痛いのが普通。
動きづらいのが普通。

そう思い始めると、人はどんどん動かなくなります。

でも、本来身体は、適切に動かし、整え、意識を向ければ、何歳からでも変わっていけるものです。

実際、スタジオでも、
「昔より身体が軽い」
「姿勢が変わった」
「呼吸がしやすい」
「疲れにくくなった」
そんな声を、50代、60代、70代の方からもたくさんいただきます。

大切なのは、
若返ることではなく、

“今の自分の身体を知ること”。

そして、
今の自分に合った動きをすること。

若い頃と同じことを無理にする必要はありません。
でも、「もう歳だから」と諦める必要もありません。

ピラティスは、
ただ筋肉を鍛えるだけではなく、

自分の身体を感じ、
呼吸をし、
動きを見直し、
身体との付き合い方を学ぶ時間だと私は思っています。

年齢を重ねることは悪いことではありません。

ただ、
年齢を理由に、
自分の身体を諦めてしまうのは、少しもったいない。

身体は、いくつになっても変化します。

だからこそ、
今日も自分の身体に少し意識を向けてみませんか?