キャデラックとは?
ピラティス指導者を目指すなら知っておきたい、ピラティスの原点と可能性
ピラティスマシンの中でも、特に象徴的かつ教育的価値の高い器具が「キャデラック(Cadillac)」です。創始者ジョセフ・ピラティス氏によって開発されたこのマシンは、別名「トラピーズテーブル」とも呼ばれ、ピラティスの基本原理を深く理解するために欠かせない存在です。
キャデラックは、安定したベッド型のプラットフォームにスプリングやバー、トラピーズ(吊り輪のような器具)などが取り付けられ、あらゆる方向からの抵抗刺激を活用して全身の統合的な動きを引き出す構造をしています。リフォーマーとは異なり、ベッド部分が動かないため、安定性が高く、正確なアライメントや運動連鎖の指導に最適です。
なぜキャデラックが指導に不可欠なのか
キャデラックでは、以下のような専門的観点からの学びが得られます:
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解剖学に基づいた動きの評価と修正
→ スプリングの付け方やポジションの調整により、関節可動域・筋出力・軸の安定性などを細かく見ることができます。 -
触覚・視覚・運動制御の多方向からのアプローチ
→ クライアントが自らの身体感覚を再学習し、コントロール力を高めるためのキューイング技術が磨かれます。 -
重力との関係性を変化させながら指導できる
→ トラピーズを活用することで、逆さまになる・ぶら下がるなど、重力から解放された動きの中で体幹の深層筋や感覚神経系へのアプローチが可能です。
このように、キャデラックは“特殊なマシン”ではなく、むしろ指導者として本質を伝えるために欠かせない教育ツールだと言えます。
指導者としての成長を目指すなら
ピラティスの哲学や身体の使い方を深く学びたいと考えるなら、マットやリフォーマーだけでは足りません。キャデラックを含む複数のマシンを通して、より広く・深く・正確に「見る力」「触れる力」「導く力」を養うことが、指導者としての質を高める鍵となります。
当スタジオの養成コースでは、キャデラックをはじめとしたピラティスマシンを実際に使用しながら、指導者として必要な技術・知識・実践力を育てていきます。
学びの深さを体感し、自分自身の指導に確信を持ちたい方は、
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