ずっと、運動指導の仕事をしてきました。

 

かれこれ・・・大学を卒業した時から考えると

34年

 

10年ほど子育てで休んでいたことがあるけど、全くその頃何もしていないことはなく、ちょっと近所の方々に教えていたので、

まあ、30年ほどの指導歴があります。

 

考えてみると長くやっているものです・・・・

 

 

指導することはずっと「難しい」と思っていました。

他人にわかりやすく、運動を指導する。

 

でも、最近、全く運動指導歴や運動経験がない人にインストラクターの養成コースをしていて思うのが、

人って教えたいものなんだと・・・

 

そういえば、子供ってそうですね。知っていることを教えてくれます。

 

教えるって、相手に感謝されることだと思っていたのですが、現実的には本当?てこともあり、

運動指導して、たまに逆に教えてくれる人がいるなとは感じておりました。

 

人間って面白い・・・

 

誰に教えられるかが大事なんですね。きっと・・・・

 

 

人って教えてもらうより、教えたいものなのかもしれません。

また、知っていることは人に教えたいというのは、そうすると自己肯定感が高まるからなのかも

 

ってことは、私たちの仕事は、人のため・・・と言っているけど自分のためでもあると言ってもいいのかも。だから、

フィーが安くても満足している人が多いのもうなづけます。(その割には、社会的地位は低い)

 

 

それを踏まえて、運動指導で注意したいことは何なのか。

まず、何のためにそれをしているのか。

 

仕事なのか、自分のためなのか・・・・

仕事なら、あくまでもお客様ファーストで行くべきです。サービスになるということですね。

 

また自分にためなら、さらに自分ばかりにならないように注意するなどかな

 

 

ピラティス指導はまたここで面白いことがあります。

情報量を削減していきます。

 

視覚・聴覚・身体感覚・・・・この中の視覚をちょっと抑え気味にする(早く動くことはないので、情報量が少なくてもいいし、また「逆」に聴覚のみで動くこともその感覚を優位にしていく一つになります)

 

言葉で誘導していく・・・・イメージキューを使う。

それが、ピラティス指導のポイントになります。

もちろん、見せる場合もありますが、同じ動きが多いからこそ、聴覚のみでもOKなんですよね。

 

そして、もう一つ面白いのは、止まらずに動かしていくこと・・・・

 

クライアントの動きを阻害せず、スムーズに動くことを優先していく。

 

なので、たくさん言葉を並べすぎてもいけないと思っています。

クライアントが自分の体を感じる時間が欲しい・・・自分の体をコントロールする感覚・・・

 

それには、自分がそれを感じておきたいし、実際に経験値が必要になると思います。

 

運動指導は、自分はできるから指導できる・・という側面と、(自分はできないけど、うまくそれを説明し分析できる)教えるのが上手という側面が優位な指導者がいると思います。

 

客観的な視点を持てる人と、主観的だけどそれを言葉に出して客観的に話せる人って感じかな。

 

私の考え方としては、

後者しか、考えられません。

 

経験値の深い指導者の方が何か良いポイントを持っている気がします。

(必ずとはいえないだろうが)

でも、経験が長くそこまで続けてきているということは何かその人に能力があり、その仕事が成り立っているからという面もあるはず。

 

どうやってクライアントに教えてきたという工夫も持っているはず、

 

それが素晴らしいことだと感じています。

(30年超えの指導歴のピラティスティーチャーはすごいです)

 

 

また、私は、最も大切にしているのは、「運動は楽しい」ってことを伝えること

 

運動することが楽しいって思ってもらえることが

私の願いで、目標です。

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