眞鍋JAPANのVNL第4戦はポーランドとの対戦でしたが、エース古賀が封じられストレート負けしました。
0‐3(24‐26、20‐25、23‐25)
■日本代表・先発オーダー
林 山田 石川
古賀 渡邉 岩崎
L小島・福留
■日本代表・セットごとの出場選手
岩崎■■■
林 ■■■
古賀■■ー
石川■■■
関 ー□ー
渡邉■■■
井上ーー■
山田■■■
宮部□ーー
黒後□ーー
荒木ーー□
和田ーー□
■日本代表・主な個人得点数
石川14、林11、渡邉7、山田5、古賀5、和田4、井上3
■戦評・感想
第1セットは序盤山田の連続エースを機に日本がペースをつかんで先行します。今大会ナンバーワンの高いブロックに阻まれ15点で追い付かれますが、日本のサーブが相手のミスを誘い再び引き離します。ところが23対18からのラリーを落としてからまったく点数を取れなくなり、頼みの古賀も203cmの相手エースにブロックされてしまいます。課題だった終盤の勝負弱さ(サーブとレセプション)も修正できず、古賀が再びブロックされます。最後はジュースから高いスパイクとブロックで連続得点され、このセットを落としてしまいます。ポーランドは長身のわりにディフェンスも粘り強かったです。前のセットをひっくり返されたショックを振り切るように林がスピードと機動力を生かしてスパイクを決めますが、古賀やミドルの攻撃が決まらずセッターが関に替わります。林や山田に得点させ持ち直したかにみえましたが、20点前に203cmスティシアクの猛攻で先行を許します。林と関のコンビで必死に踏ん張りますが、肝心のサーブが弱くなりこのセットも連取されてしまいます。第3セットは古賀に替わって井上を先発させ、再び入った岩崎もミドルに打たせる工夫を図ります。しかし山田のAクイックがブロックされたのを機に相手が先行します。井上が決まらなくなり和田と交代します。和田の強烈なスパイクやサーブと、山田に替わって入った荒木のブロックタッチで20点過ぎまで必死に食い下がりますが、またもや203cmの猛攻が止めきれずストレート負けとなりました。
跳躍力が増した古賀を攻撃に専念させるためにレセプションが苦手な井上をスタメンから外す犠牲を払っていますが、今大会ナンバーワンの高さとセットを一つも落とさない好調なポーランドには通用しませんでした。やはり本気で五輪メダルを狙うような強豪相手には、古賀がスパイクを打つ前のお膳立てが必要です。つまりセット序盤から中盤にかけてミドルやライトによる速い攻撃でかき回して、VリーグのNECのようにここぞというところでエースを使うということです。そのために個人的には関を先発させ、ここぞの勝負所で岩崎に古賀を多様させるのも手かなと感じています。成果としては和田の安定性が増してきたことと、どうやら石川が強豪相手でもスタメンてして通用する見通しがついたことです。黒後の前衛も見たいです。この試合のストレート負けでオランダとカナダがポイントで日本をかなり追い上げてきましたが、中国大会に向けて眞鍋監督がどのような対策を立ててくるか信じて期待しましょう!