眞鍋JAPANのVNL第3戦はドイツとの対戦でしたが、宮部の活躍が光りストレート勝ちしました。
3‐0(25‐21、25‐15、25‐22)
■日本代表・先発オーダー
林 渡邉 石川
古賀 山田 岩崎
L小島
■日本代表・セットごとの出場選手
岩崎■■■
林 ■■■
古賀■■■
石川■■■
渡邉■ーー
山田■■■
宮部□■■
黒後□□ー
荒木ーー□
■日本代表・主な個人得点数
古賀20、石川18、林12、山田3、宮部3、渡邉1
■戦評・感想
第1セットは伝統的に強いドイツのサーブに苦戦してトスが古賀と石川に集まり、20点前まで接戦が続きます。しかし宮部のリリーフサーブが相手ミスを誘って日本が抜け出し、最後は山田のブロックなどでこのセットを先取します。ただしミドルの得点は1。第2セットはブロックの高さがある宮部が渡邉に替わってスタメン出場します。石川のサーブに呼応した古賀と宮部のブロックが効果的で、序盤日本が先行します。さらにディフェンス力の差が点差を広げ、ディグリベロで入った福留も活躍し、宮部の相手速攻に対するキルブロックも出ます。終盤は古賀のスパイクでしめてこのセットも大差で連取します。第3セットもサーブ&ブロックが効果的で、逆襲されそうな場面でも、古賀がまるで2010年世界選手権の頃の木村沙織さんのような安定した攻撃で切ってくれます。しかしドイツもサーブと日本が苦手な高い速攻で必死に追いすがります。それでもディフェンスで粘ってラリーに持ち込み、相手ミスを誘います。20点以降は岩崎のツー攻撃や石川のスパイクで引き離し、最後は林のスパイクで見事にストレート勝ちしました。
3連戦で渡邉と小島がやや息切れしていた印象でしたが、その分を宮部と福留がカバーしました。特に宮部は五輪ミドル枠の3人に残らなければなりませんから、持ち味を全力でアピールしました。今日のところは荒木を一歩リードしました。
最後の最後はさすがの古賀も三連戦で疲れた印象でしたから、明日の休みは充分に体をメンテナンスしてリカバリーしてほしいですね。ポーランド戦は負けても良いかもしれません。