凄まじい外交攻勢で中国包囲網を構築する岸田首相 | 福永英樹ブログ

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 世界中を飛び回って中国包囲網を構築する岸田文雄首相の外交攻勢がもう止まりません。中国と関係が深い国々や、一帯一路で骨抜きにされた途上国などを訪問、あるいは外相を使って、『力や威圧ではない、信頼に基づく経済関係こそが公正な豊かさに繋がりますよ』と説得し続けているのです。かつてこれほど中国が困惑する政策を貫いた宰相はおらず、これでは国内の親中派が彼を首相の座から引きずり下ろそうと必死なのも無理はありません(苦笑)


 はっきり申し上げて岸田さんは内閣支持率や国内における自分に対する評判などは、まったく気にかけていないと想像しています。衆議院選挙圧勝で首相になった以上、今年9月の総裁選挙まではとにかくやりたい政策を遠慮せずにやり抜く。頭にあるのはこれだけです。おそらく故安倍元首相や菅前首相では、世評や保身が邪魔してここまでやりとおすことは出来なかったことでしょう。マスコミがあまり取り上げないため気付かない国民が少なくないと思われますが、短い期間でこれほど外交防衛の成果を上げた首相はいないということです。この凄まじい信念・合理主義・バイタリティは一体どこから来ているのかを考えた時、やはり『太平洋戦争敗戦の悲劇は、日本がファシズム覇権国家のグループに入って軍国主義化し、法とルールに従う民主主義国家サイドから離れたことが原因である』という基本理念があるからだと私は思っています。つまり創設当初の自民党が掲げていた自由主義と民主主義の原点に立ち戻っているわけです。おそらく憲法改正も在任中にやり抜くことでしょう。議員内閣制で国民の支持を受けて首相になったわけですから、当然のことです。