女性ソロキャンパーに話し掛けて通報されるおっさんについて | ☆ 占い師・画家…人間のようなもの ☆

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画家・伝説の魔術師☆ 相馬 英樹 の愉快な毎日♪

こんにちは
私は女装単独キャンパーです。

キャンプ歴は長く
小学一年の頃、今は亡き両親に連れられ
石狩浜で家族キャンプをしてから
この年になるまで
実に半世紀近くもの間、春夏秋冬キャンプを楽しんで生きてきました。

テント泊でのキャンプはもちろん
バンガロー・コテージ・バス停
駅舎・公園の東屋やベンチ
廃墟・橋梁の下・洞穴

様々な環境下でキャンプを経験してきました。

『キャンプに明け暮れた人生』と言われても過言ではないくらいキャンプ慣れした私ではありますが…

『温泉旅館かキャンプ、どちらか1択縛りの旅をプレゼントしましょう。』

と提案されてしまった曉には
私の場合
迷わず『温泉旅館をお願いします』と答えるでしょう。

そうは言っても
キャンプはキャンプで
大好きな旅の手段のひとつであることは確かです。

ここ最近は、いつもという訳ではありませんが
軽く女装したままソロキャンプすることが多くなりました。

つまりは

軽く女装したおっさんが独り、
湖畔で焚き火を焚いて
大自然を満喫している訳です。

私は同年代の女装者の中では可愛い方らしく

ちょっと見には
ソロキャンプしてるおっさんではなく
ソロキャンプしてる女性なわけです。

それが功を奏してかどうか定かではありませんが

トウモロコシやアルミホイルに包んださつまいもなどの献上品を持った人達が

『余っちゃったんですけど、これ食べませんか?』

と、笑顔でやって来ます。

おじさん・お兄さんのときもあれば、

おばさんやお姉さん・子供がやってきたこともあります。

食料は十分あるのですが好意には逆らえず、ありがたく頂くことにしています。

花咲ガニを1尾丸ごと貰ったこともあります。

缶ビールや、残りのウイスキーを貰ったこともあります。

ありがたいので、当然お礼を言います。

しかし

私は女装している訳ですから

ほとんどの方が、一瞬驚いたあと

『すいません、女性の方だと思っていたので声を聞いてビックリしちゃいました。』と言って

笑顔になってくれます。

まあ確かに、

仮に私が

ソロキャンプを楽しんでいる普通のおっさんだったとしたならば

芋やカニを貰うことはなかったでしょう。

そうして30分後には、何故か他所のキャンパーさんの焚き火を囲んでキャンプや人生なんかについて語り合っているのです。

それはそうと、

ここ数日YouTubeでもヤフーニュースでも

あることに関するトラブルが問題になっているのを見ました。
おっさんキャンパーが

女性ソロキャンパーのサイトに寄ってきて
一方的にキャンプスタイルの話題などを振るなどして会話を強要したり

やがて、アドレス交換を迫るなどして
しつこく居座り

迷惑をかけているのだと言うではありませんか!?

オカマおっさんソロキャンパーのわたしが言うのはどうかと思いますが

まず、気持ち悪いし
怖いし
不快です。

相手の立場に立ってものを考えるのに必要な想像力が少しでもあれば、それがどんなにおかしなことか解ると思うのですが、

想像力が欠如してる時点で、恐らく何を言っても『自分は間違ってない』と主張するでしょう。

自分のテントサイトに
暗闇から、おっさんが近付いて来て
『こんばんは〜』

この時点で
喜ばれるとでも思っているのでしょうか?

ここまでは私も言われた経験はありますが
私の場合は、生物学的に男だからまだ良いのです。

『あぁどうもこんばんは。』と言えば済むのです。

野太い声で話すので、アドレス交換しようなんて一度も言われたことないです。

トウモロコシやカニを持った
同じキャンプ場を利用してる人が
ソロキャンパーのテントサイトにやってきて
『こんにちは。』
良かったらこれ食べてくださいませんか?』と
トウモロコシやカニを置いて去って行く

ということは

トウモロコシやカニを持った
同じ団地に住む別の部屋の住民が
一人暮らしの部屋へ訪ねてきて
呼び鈴を鳴らし
『これ、良かったら食べてください』と言って
立ち去るのと良く似ています。

迷惑に感じることがあったとしても、
少なくとも悪意を感じるには至らないです。

それに対して

携帯電話と懐中電灯を持った
同じキャンプ場を利用してる人が
一人で静かな時間を過ごしたくて
ソロキャンプにやってきた人の
テントサイトにやって来て
『こんにちは。』と言うので
仕方なく返答すると
キャンプについてウンチクを語り出し
人のキャンプスタイルにケチを付け出し
挙げ句
アドレス交換をせまる

ということは

携帯電話を持った
同じ団地に住む別の部屋の住民が
気ままな一人暮らしを楽しむ
人の部屋へ訪ねてきて
呼び鈴を鳴らすので
仕方なく対応すると
生活に関する蘊蓄を語り出し
人の生活スタイルにケチを付け始め
挙げ句
アドレス交換をせまってくるのと
全く同じです。

キモっ。

誰が喜ぶねん。

恐怖と憎しみと嫌悪感しか湧いて来ません。

おっさん側の言い分は
『慣れてない様だったので、お手伝いしたかった。』
『情報交換したかった。』
などと言ってるみたいですが…

何処でどういう親から生まれ
どんな環境で生きてくれば
これらのおっさんのような思考が出てくるのか…

いずれにしても

すべての人が安心してキャンプに出掛け、
誰に邪魔されることもなく
特別なひとときを過ごせる世界でありますよう

勘違いキャンパーが一人も居ない平和な世界になりますよう

切に願う今日このごろでございまする。



おしまい