今日お話しするのは、ウエットスーツやレザースーツ・ボンデージスーツ・ボディースーツなど、趣味趣向に偏った類いのものではなく、サラリーマンが会社で着ているアレについてです。
実は今日、妻が会社での話をしてくれたのですが、その話を聞いて、これまで僕は随分とスーツに対して誤った見解を持ち、冷たく接して来たことを反省したのです。
今では、同業者で日常的にスーツを着ている人が壊滅的に少ない職種に就いており、スーツを着る機会は殆どなくなりましたが…
こんな僕にもスーツを着て地下鉄に乗り、会社に勤めていた時代はあったのです。
これまで僕は、スーツはサラリーマンの制服のようなものであり、僕のように流動的な稼業の人間には、おおよそ無縁の服装だと認識して居ました。
第一、首が苦しいし、なんか着てて落ち着かないというか、どうにもカチコチな感じがしませんか?
好きこのんでスーツを着るヤツなど居る筈がない!
個人事業主レベルの分際でスーツなんか着るヤツは、単にそれしか持ってないか或いはスーツしか似合う服がない人だけだと思い、わりかし不憫に感じて居ました。
しかし今日、僕の中でスーツに対する理解が音をたてて構築されていったのです!
妻の働いている会社には若い同僚が沢山居ます。
服装は自由なので、スーツで出社する人の割合は、僕の業界と同じくらい少ないです。
そんな中で、妻は1人の20代の同僚の服装が気になって仕方がなかったのです。
そこで、『○○さんはどうしてスーツ着てるんですか?』と訊いてみたのだそうです。
するとなんと、意外な答えが帰ってきたというではありませんか!!
スーツが
いちばん
ラクなんです。
と!?
エエエエエ~~!?
でしょう?
彼の話には続きがあり、そこが肝心なところです。
・いちばんラクなんで、スーツ以外の私服は殆ど持ってないんですよ。
『スーツが…ラクなんですか?』
・着心地がいいかどうかは解りませんが、服選ぶのに時間掛ける必要なくて済むでしょう?
…た…たしかに。
それにスーツ着てるとスーツ以外の服着てるときと比べて、こんな僕でも周りの人達がそれなりにちゃんとした人として扱ってくれてる感じがするんですよ。
…た…たしかに!
自分というものを持ってないヤツが着るものだと思って居たサラリーマンの制服に、こんな秘密があったとは!!
果たしてこの若者に比べて、俺は何を根拠に自分の服を選んで購入していたのか…
うーん解らなくなってきた。
スーツ買いに行って来よぅ。
そういう訳なんで、また明日ね😃