さいたま国際マラソン【破】14km~28km | 椎間板ヘルニアを克服したスポーツトレーナー hidekazuの日記

椎間板ヘルニアを克服したスポーツトレーナー hidekazuの日記

20代…腰痛に悩まされ 30代…椎間板ヘルニアで入院!
そんな困難を乗り越えながら、カラダの使い方を良くし
走れるカラダにした甘い物大好き人間!
体型維持するスポーツトレーナー都築秀和

会員さんに別れを告げて埼玉スタジアムへ向かう

国道463号線を左折。

 

反対車線に目を向けながら走る…

そろそろ現れるだろう“あのランナー”
全身ゴールドのタイツに包まれた“ゴールドマン” である。
今回は思いっきり本名で「Yく~ん」と叫び「おおぉ~」返事。
今回もまた挙げた握り拳タイミングが同じだった。

苦しいながらもホッとできる瞬間。

 

15kmの給水所

「今、水分は欲しく無いなぁ~」と思いながらも

脚がつらないために顆粒のメダリストを飲む。

 

埼スタが見えてきた!

越谷に住んで15年、埼スタに来たのは実は初めて

この先の折り返しに向けて走るが北風が身にしみてきていた。

この時すでにスピードが落ち始めていたのが分かった…

痛みはないけど、何かがズレている。リズムが悪い???

最初の折り返し(17.4km)を過ぎ

呼吸に意識を向ける、走りながらのマインドフルネスである。

ただただ呼吸だけを意識。自分のリズムは2回吸って1回吐く

これを20km過ぎまで続けてみた。

乱れていたリズムが戻った気がした。

 

463号線に戻り神明町(越谷)の折り返しに向かう

沿道から「輝け~自分のために輝け~」という声援。

 

「今の俺、輝いているのか?」ふとそんな事を考えてしまった。

「輝いてなきゃ、光っていなきゃ虫だって寄ってこない。

光っていれば何かが寄ってくるよなぁ。」

「俺だって輝けないかな?どうすれば輝けるのかな?

今、輝いているのかな?輝くって何???」

 

結局答えなんか出ないまま神明町の折り返し地点へ

折り返した先で会員のMさん発見!

「頑張って~」「頑張りますね~」そんな遣り取りで十分繋がっている。

 

25kmの給水の手前で、宇佐美さんに抜かれ

「まだまだ頑張って~これからこれから!」と後押しの声援。

 

「まだ行ける!まだ動いてる!頑張りますよ~」と返答し自分に喝!

 

26km地点に黄色い旗とオレンジのアフロヘアーを発見!

そう、3人の会員の方々である。

まさか逆サイドの沿道にいるとは思わなかったので感謝しかない。

 

笑顔を返すも浦和美園イオンの前には坂が…

「越えてやる~絶対に止まらなね~!」

Qちゃんが言っていた「歩幅を狭くして一気に上がる!」

アシックス池田コーチが言っていた「一歩一歩スタンプを踏むように!」

そう考えながら進む…

 

「キツイ!!」

 

そう思ってしまった…たぶん眉間にシワが寄り、笑顔もなくなっていた。

 

坂を下り28km手前で給水。

これでコースメイクしていた【破】が終わった。

 

この後、こんなにも苦しくなるとは思わなかった…。