AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」 -86ページ目

僕たちは戦わない☆MV☆











めっちゃ

戦ってますやん(〃∇〃)


“ファイティング・ウィズアウト・ファイティング(闘わずに闘う)”って

なんですのん(^_^;)

マジすか学園V☆(下書き2)

『わたしが、最強の盾になってやるよ。そして、お前を守る。守り続ける。だから、お前が、最後に、決めるんだ。お前の最強の──』








吹奏楽部(ラッパッパ)部室へと続く階段の下では、お嬢様風の黒髪ショートボブの少女と、カミソリゾンビの二人が、相対していた。

「拳は、あまり、使いたくないんだけど─。無用の争いは避けたいし。でも、どこへ行っても、争いは絶えないね」


絶対音感を持つ帰国子女が零す。

欧米では、民族による差別が、日常茶飯事だといわれている。差別される側は、自然と、身を助くる術を得なければ、必要最低限の生活を送ることも難しい。そんな少女が、日本でも有数のヤンキー校を選んだのは何故なのか。

少女の優雅な笑みから、それを、読み取ることは出来なかった。

先手をとって、カミソリが仕掛ける。研ぎ澄まされた手刀の出処をつかませないよう、身体を回転させ、また、その遠心力によって、威力の増した攻撃で、少女に迫る。


その手刀を、その場から動くことなく、膝を柔らかくし、上体を下げ、かわす。その反動を利用し、少女は、右の拳を振り上げた。

「ぐっ!」

またしても、カミソリと少女の間に割って入ったゾンビが、盾となり、少女の拳を身体で受け止める。

「ゾンビ!」

「構うな!どんどん攻めろ!」


少女の拳は、一撃で、とどまることを知らず、ゾンビの身体をさらに、打ちつけた。打たれ強いはずのゾンビではあったが、少女の拳は、かなり重く、ダメージは蓄積されていく。

「おりゃっ!」

ゾンビの背中から、飛び出したカミソリの手刀が、少女を襲う。意表を突く攻撃に、
初めて、少女の薄紫色の制服の胸元が、割かれた。

「ff(フォルティシモ)だね」

音楽用語で、カミソリの攻撃を表現する少女には、未だ、余裕の笑みがあった。

たたみかけるカミソリの手刀。さらに、拳、蹴りを連続で繰り出す。
少女は、狭い廊下にも関わらず、壁伝いに、カミソリの攻撃を避け続ける。
ゾンビも、それに続く。

少女を、囲い込むように─。挟撃。


しかし。

当たらない。

二人の攻撃が、
かすりもしない。逆に、カミソリゾンビ、二人の体力のほうが、どんどん削られていった。
また、少女からの攻撃は、ほとんど全て、ゾンビが受けていた。カミソリを庇うように。ふらつくゾンビ。

それを見かねて、今度は、ゾンビの前に、カミソリが立つ。


「おい、あんまり…、無茶するなよ…」

心配そうに、カミソリが声をかける。

「わかってる…、でも…それでも…、これが…、わたしの戦い方なんだ…、約束…した、だろ…」

悲壮感の漂い始めたふたりに、

「コンビのハーモニーは、なかなか良いけど─、まだ、深みが、足りない、かな」


少女は、左右の蹴りを、ほぼ同時に放った。

吹き飛ぶカミソリとゾンビ。


「はぁ…、はぁ…、こいつ…、ほんとに強ぇ…」


「まだ…、まだ、やれる!わたしが、守るから!」

ゾンビが、声を張り、立ち上がろうとする。

「ゾンビ…」


「マジ女の生徒が、この程度だったなんて、がっかりもいいとこ」

二人の様子を見て、肩をすくめ、
ため息をもらす少女。


「なんだとっ!?」

「てめぇ…、いったい…、何者なんだ?」


その問いかけに、真剣な表情で応える少女。

「わたしは、ドイツにいた頃、“あるひと”に、喧嘩と、そして、『マジ』の意味を教わった。その恩人の母校であるこの学校(マジ女)の話を聞いた時から、この校舎に入学することが、わたしの長年の夢だった」


少女は、射るような視線を、カミソリゾンビの二人に向け、ハッキリと言い放つ。


「わたしの名前は─生田エリカ、

決して、誰にも負けない。

“あのひと”の遺志を継ぎ─

この学校の“てっぺん”を、取りに来た!」



「“てっぺん”を…」

「…とりに、来た─だと?」


カミソリゾンビの二人が、少女─生田エリカの言葉を、頭の中で、繰り返す。


「そう。だから、貴方たちには、負けない」

断定的な、少女の言い様に、ゾンビが、食ってかかる。

「ふざけんな!“てっぺん”は、さくらさんなんだよ!」

「わたしたちは、その、さくらさんの舎弟。寝言は、わたしたちを倒してから、言え!」


「カミソリ!フォーメーション06(ゼロロク)だ!」


「了解!」


ゾンビが、両腕を広げ、生田エリカの前に、立ちふさがった。どこからでも、かかってこいと、言わんばかりに。

「もう、起き上がれなくしてあげる。そしたら、もう、ゾンビじゃないけど」

生田エリカが、大きく、腕を振りかぶる。右の拳に、渾身のちからを込め、ゾンビの身体を打ち抜いた。いままでで、一番強烈な拳。それでも、ゾンビは、揺るがない。微動だにしない。
さらに、ゾンビの顔面に、何発も、拳を打ち込んだ。

「そ、そんなもの…かよ、そんなんで、“てっぺん”取れると…、思ってんのか…」

「負け惜しみを…、それより、後ろの子は、いつ、出てくるのかな?」


ゾンビの背中に隠れたままの、カミソリに向けて、言う。

「右から来る?左から?それとも下…」


生田エリカが、言葉を終える前に、天井から、殺気の塊が、降ってきた。


「うぉおおおおおお!」

一瞬で、
ゾンビの背中を乗り越え、0時から6時の方向へ、カミソリは、手刀よりも強力な、腕力の三倍はあると言われている脚力を、天井から、生田エリカの頭上へと、振りおろした。足刀─大鉈を振るうかのような、全体重を載せた、かかと落としだった。


一瞬、虚をつかれた生田エリカではあったが、両腕をクロスして、その大技をしっかりと受け止めた。



しかし。


その衝撃は、受け止めきれるものではなく、生田エリカの頭上へ、深々と突き刺さった。起死回生の最強の──。


エリカが、膝をつき、倒れる。

呻き声を、漏らし─。

「くっ…」


「やったな…、カミソリ…」

「ゾンビ!大丈夫か!」

寄り添い、
ゾンビの身体を支えるカミソリ。

「見たか…、これが…、わたしの…、いや、『わたしたちの』戦い方だ!」

ゾンビが吠える。

二人の視線の先には、

頭を振り、ゆっくりと
立ち上がる生田エリカの姿があった。

その
双眸は鋭く、カミソリゾンビの二人を貫いていた。


「Danke…」


感謝。または、自分自身への戒めでもあったのか。


そして─


「Auf Wiedersehen!」


少女は、二人に、
別離(さよなら)の言葉を告げた。


次の一撃で、必ず、


決着をつけるために─。






マジすか学園V☆(下書き)

「よーし!片っ端から、強そうなやつ捕まえて、“チームさくら”に勧誘しようぜ!」

「誰でもいいのかよ?」


そう言いながら、カミソリゾンビの二人は、教室を飛び出した。


落書きの施された廊下を走る。

その先には、『階段』があった。

代々、この学園の最強武闘派集団の名をほしいままにしている吹奏楽部の部室へと続く『階段』であった。うかつに近づくことのできないことは、マジ女の在校生はおろか、新入生でも、知らない者はいなかった。

そこに─

その『階段』を見上げる、見かけない制服を着た黒髪の少女が、佇んでいるのが見えた。


さっそく、カミソリが、にこやかに、話しかけようとすると、それに気づき、振り返って、言った。


「Guten Morgen.」

お嬢様のような風貌の薄紫色を基調とした制服の少女は、爽やかに微笑んだ。


「は?英語か?」

カミソリゾンビの二人が、顔を見合わせる。

「英語じゃなくて、ドイツ語だよ」


「なんだよ、日本語しゃべれるんじゃねーか」

「よかったぜ!英語ならしゃべれるんだけどなー」

「ウソつけよ!」

カミソリゾンビの二人が、言い合っていると、



「わたし、ピアノが弾きたいの。子供の頃から、ずっと、ピアノを習ってきてて、日本の高校に入ったら、絶対に、吹奏楽部に入ろうって、決めてたの」


「お前、うちの吹奏楽部のこと知らねーのか!」


「帰国子女ってやつだな。悪いことは言わねー。やめとけ!お前じゃ、吹奏楽部(ラッパッパ)には、入れねーよ!」


その言葉を聞き流すかのように、階段に足をかけようとする少女。

「ちょっと待てよ!」

あわてて、
ゾンビが、少女の肩に手をかけた。

直後。

「ぐはっ!」

裏の拳が、ゾンビの顔面を襲った。

仰向けに
倒れ込むゾンビ。


「くそっ!いきなり、何するんだよ!」


それを見て、カミソリが、手刀を構える。少女を
睨みつけながら、


「おい!いつまで、寝てるんだ?」

背中越しに、ゾンビに声をかける。


いつものように、そう、その名の通り、ゾンビよろしく起き上がってくるかと思っていた。

しかし─

カミソリが、振り返る。


ゾンビは、完全に意識を失っていた。起き上がる素振りもなかった。たったの一撃。あの打たれ強いゾンビが、である。

カミソリの背筋に、戦慄が走る。

(こいつ…、強い!)


相変わらず、少女のほうに、戦意は感じられないが、相方をやられて、黙っていられるカミソリではなかった。

鍛えあげた手刀を振りかざす。

何者をも切りつける、まさにカミソリの如き、手刀。
間合いを詰め、何度も、カミソリは、手刀を振るった。

しかし。

「どうしたの?」


「ちくしょう!なんで…切れねぇんだ?」


少女の顔はおろか、制服にさえ、傷ひとつ付けることが、出来ていなかった。


「フフ…、可笑しい」


「てめー、笑ってんじゃねーぞ!」


カミソリは、両手を、思い切り、振り回した。



「わたしの手刀(カミソリ)は、二枚刃なんだよ!」


「単調だね」


すり抜ける。

少女は、カミソリの攻撃リズムを把握し、紙一重で、かわしていた。カミソリには、まるで、お化けを相手にしている感覚だったかもしれない。


「そろそろ、五月蝿いから、消えて」


少女の瞳に、一瞬、鋭い煌めきが宿った。


「ぐほっ!」

直後。

少女の右膝が、カミソリの前に立ちはだかった『ゾンビ』の腹部に、突き刺さっていた。


「ゾンビ!」

「おい!また、スランプかよ!しっかりしやがれ!」


腹部をおさえながら、呻くゾンビ。

カミソリとゾンビの二人は、この恐るべき少女から、距離をとる。少女のほうも、戦闘態勢に入ったようだ。

「大丈夫か!ゾンビ!」

「油断すんなよ!カミソリ!」

「お前が、言うな!」

「負けられねー!わたしたちは、さくらさんの舎弟なんだ」

「ああ、『マジ』だよ…」

カミソリとゾンビの二人は、いつものように、背中を合わせ、構えをとり、激しく、少女を見据えた。