AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」 -44ページ目

マジすか学園GX☆#3ー3☆

新宿──


岩田カレン、そして、何者かによって操られた旧友であり戦友でもあった平田リカコの二人に、左右から、一方的に攻めこまれ続けるアンダーガールズ、一番隊隊長、秦サワコ。ショートカットの前髪と深紅の長い特攻服が、激しく揺れていた。

「残念だったな。二対二どころか、二対一になるとはな」

カレンの視線が、早々に、カレンに蹴り飛ばされ、口から血を流し、仰向けになって倒れている金子シオリに向けられた。

「彼女は、争いにはむいていない。それに、わたしの大切な仲間を操り、闘わせるような卑怯者のいる組織に、負けるわけにはいかない。わたしひとりで充分すぎる程だ!」

「強がりをッ!」

サワコは、必死に防御しつつ、反撃の糸口を探っていた。出来うるなら、平田をもう殴りたくはない。

平田リカコの攻撃と岩田カレンの攻撃。
どちらも鋭いものではあったが、お互いを意識した連携攻撃があるわけではないので、そこに、なんとか、つけ入る隙を見出そうとしていた。

そんな最中、サワコは、
カレンの動きに、どこか言いようのない違和感を覚えていた。

(何かが...違う...)


「考え事か?余裕だな!」

カレンの鋭い蹴りが、サワコの脚にきまり、バランスを崩され、
続いて、無言のまま、平田の拳が、サワコの顔面を痛打する。

倒れこむサワコは、転がるように、距離をとった。二人を同時に視界にとらえることが出来るように。

カレンは、すぐに、平田からはなれるように動いた。逆に、平田は、脇目もふらず、一直線、サワコに迫ってくる。

そのとき。


「金子ッ!」


先程まで倒れていた金子シオリが、真横から飛び出し、
平田の両脚を抱えるように、抑えこんだ。しかし、小柄な金子は、平田のパワーに、地面の上をズルズルと引き摺られることになった。しかし、それでも、金子は、決して、腕をはなそうとはしなかった。

「......、もう...、やめるでしゅ...、これ以上...、どっちも...、傷ついてほしくない...」

深紅の特攻服が、ボロボロに破け、ところどころ、肌が露出していても──。

「しぶといな、死に損ないのガキんちょが!弱いくせに」

「貴様には、わからないだろう。これが、アンダーガールズの絆だ。あまり、隊長職を、なめてもらっては、困る」

不用意に
近づいてきたカレンに、
そう言うと、サワコの瞳が、真紅に煌めいたように、見えた。

「消えろ!」

一瞬の後。
サワコの
視界から、岩田カレンは消えていた。サワコの神速の拳によって。大きく吹き飛ばされて──。

うずくまる岩田カレンの右の腕が、落下の衝撃で、あらぬ方向に曲がっていた。

にもかかわらず──。

すぐに
何事もなかったかのように立ち上がるカレン。激痛にみまわれたことを感じさせることもなく、顔面にも深い傷を負いながらも、うつろな目で、サワコのほうへ向かってきた。


「やはり...、そういうことか」

サワコは、確信した。

「平田だけでなく、彼女もまた、肉体の限界を超えるよう、洗脳されていたとはな」

死の軍団。完全に意識を飛ばしても、何度でも起き上がってくる。
こうなっては、もう、どうすることも出来ないのか。そう、サワコが考えていると──、

不意に、カレンの動きが止まった。

平田の動きも止まっていた。

そのまま、ガクンと崩れ落ちる二人。
同時刻。
サドによって、洗脳の首謀者である伊豆田リナを止めた功績を、サワコがこの場で、知るよしもないことだった。

平田とカレンの
意識は、すぐには、戻ることはなかった。洗脳のレベルや当人の資質などの違いに影響されるのかも知れない。

とりあえず、
サワコと金子が、ホッとしたのもつかの間。


パチパチと、乾いた拍手とともに、あらわれたブルーグリーンの軍服のような制服。明るい髪色の可愛らしい少女。

「さすが、アンダーガールズ、一番隊隊長だね」

「キミは?」

「でも、アンダーガールズは、もう、前時代の遺物になっちゃうんだ。僕たちによって、ね」

名乗る。

「そう、僕は、欅女学園一年C組、長濱ねる」


能力名『不協和音』──。

”マジすか学園F☆”


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