#1
「一年坊が…あの総長を」
学ランが眉をひそめる。
サド以外、驚きの様子を隠せないようだ。
「どうやら、中学はこっちじゃなかったみたいで、素性がイマイチつかめてない。そいつが矢場久根を1日でしめちまったらしい」
サドは前田の肩に手を置くと、真剣な眼差しを向けて言った。
「おそらく、次はマジ女が狙われるに違いない。十分、気をつけるんだ」
「はい」
厳しい表情で、うなづく。
「まぁ、前田には、お前らがついてるから大丈夫か」
サドは周りを見渡す。
うなづく面々。
「また、何かわかり次第連絡する」
「ありがとうございます」
前田は嬉しそうに頷いた。
サドが去り、重苦しい空気のなか、ヲタが口を開く。
「いったい何者なんだろうな。サドがわざわざ忠告に来るなんて、かなりヤバそうだぜ」
「ビビっとるんかー?敦ねえには、わしがついとるわ」
「それが心配なんだよ」
だるまに対して、バンジーが言い捨てた。
「なんやとー!」
だるまがチームホルモンに殴りかかった。
「相変わらず、賑やかだな」
あっけらかんと笑う学ランに対して、前田は言い知れぬ不安を感じていた。
放課後ー
学ランが眉をひそめる。
サド以外、驚きの様子を隠せないようだ。
「どうやら、中学はこっちじゃなかったみたいで、素性がイマイチつかめてない。そいつが矢場久根を1日でしめちまったらしい」
サドは前田の肩に手を置くと、真剣な眼差しを向けて言った。
「おそらく、次はマジ女が狙われるに違いない。十分、気をつけるんだ」
「はい」
厳しい表情で、うなづく。
「まぁ、前田には、お前らがついてるから大丈夫か」
サドは周りを見渡す。
うなづく面々。
「また、何かわかり次第連絡する」
「ありがとうございます」
前田は嬉しそうに頷いた。
サドが去り、重苦しい空気のなか、ヲタが口を開く。
「いったい何者なんだろうな。サドがわざわざ忠告に来るなんて、かなりヤバそうだぜ」
「ビビっとるんかー?敦ねえには、わしがついとるわ」
「それが心配なんだよ」
だるまに対して、バンジーが言い捨てた。
「なんやとー!」
だるまがチームホルモンに殴りかかった。
「相変わらず、賑やかだな」
あっけらかんと笑う学ランに対して、前田は言い知れぬ不安を感じていた。
放課後ー
#1
「矢場久根の総長が変わったらしい」
「あの妖怪もようやく卒業ですかい?」
自分のことは棚に上げ、だるまが言った。
「いや」
サドが頭をふり、続ける。
「アジャは、出席日数が足りず、もう一年、高校生活をおくるはずだった」
「おくる…はず?」
学ランが問う。
「ああ、そのはずだったが、昨日、病院送りにされた」
「なんやてー?あの妖怪が?」
だるまが信じられないといった表情で叫ぶ。
サドは、さらに真剣な表情になる。
「瞬殺だったらしい。しかも、相手が…」
前田、だるま、学ランだけでなく、チームホルモンも全員、息をころし、サドの言葉を待った。
「入学したての一年坊だって話だ」
「あの妖怪もようやく卒業ですかい?」
自分のことは棚に上げ、だるまが言った。
「いや」
サドが頭をふり、続ける。
「アジャは、出席日数が足りず、もう一年、高校生活をおくるはずだった」
「おくる…はず?」
学ランが問う。
「ああ、そのはずだったが、昨日、病院送りにされた」
「なんやてー?あの妖怪が?」
だるまが信じられないといった表情で叫ぶ。
サドは、さらに真剣な表情になる。
「瞬殺だったらしい。しかも、相手が…」
前田、だるま、学ランだけでなく、チームホルモンも全員、息をころし、サドの言葉を待った。
「入学したての一年坊だって話だ」
#1
「おっす」
と二本指を立て、元気よく教室に入ってきたのは、学ランだった。
「お前も一緒のクラスやったんかい」
だるまは、恋敵を見るような目で学ランをにらみつける。
「おはよう」
前田が応える。
ガラガラガラ
今度は、教室後ろの扉が開かれた。
そこにあらわれたのは、卒業したはずのサドだった。
「サド、ダブったのか?」
ヲタがぼそっとつぶやく。
「ちげーよ。バカ。ラッパッパ3年は、全員卒業したはずだ」
バンジーがたしなめる。
「そういえば、制服じゃないな」
アキチャは、自分たちのジャージと、サドの姿を見比べて言った。
黒の革ジャンに、ロック系のタンクトップ、革のパンツと、スタイルの良さを惜しげもなく、強調していた。
その長い肢体が、チームホルモンを一瞥することもなく、横切る。
かと思うと、立ち止まり言った。
「ヲタ、また、鼻やられたいのか?」
「やべー、聞こえてたのかよ」
ヲタが、身震いする。
フッと微笑み、前田のもとへ行くサド。
「サドさん」
少し戸惑いながらも、サドに挨拶をする前田。
「サド」
驚くだるまと学ラン。
それに気にもとめず、
サドは、いきなり、話を切り出した。
「前田、気をつけろ」
と二本指を立て、元気よく教室に入ってきたのは、学ランだった。
「お前も一緒のクラスやったんかい」
だるまは、恋敵を見るような目で学ランをにらみつける。
「おはよう」
前田が応える。
ガラガラガラ
今度は、教室後ろの扉が開かれた。
そこにあらわれたのは、卒業したはずのサドだった。
「サド、ダブったのか?」
ヲタがぼそっとつぶやく。
「ちげーよ。バカ。ラッパッパ3年は、全員卒業したはずだ」
バンジーがたしなめる。
「そういえば、制服じゃないな」
アキチャは、自分たちのジャージと、サドの姿を見比べて言った。
黒の革ジャンに、ロック系のタンクトップ、革のパンツと、スタイルの良さを惜しげもなく、強調していた。
その長い肢体が、チームホルモンを一瞥することもなく、横切る。
かと思うと、立ち止まり言った。
「ヲタ、また、鼻やられたいのか?」
「やべー、聞こえてたのかよ」
ヲタが、身震いする。
フッと微笑み、前田のもとへ行くサド。
「サドさん」
少し戸惑いながらも、サドに挨拶をする前田。
「サド」
驚くだるまと学ラン。
それに気にもとめず、
サドは、いきなり、話を切り出した。
「前田、気をつけろ」