AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」 -229ページ目

#5

「トリゴヤあああああ!」

まさかが、現実となってしまった。河原にうずくまっているトリゴヤ。ここまで、這ってきたのか。

河川敷をすべるように駆け下りるサド。

そして、傷だらけのトリゴヤを抱える。

「…やられちゃった…やっぱり…覚醒しなきゃ…ダメだね」

「バカやろう!もう二度と覚醒なんかさせるものか!」
トリゴヤの覚醒は、トリゴヤ自身に、相当な精神的負荷がかかる。下手をすると、精神崩壊をも免れないことをサドも知っていた。

「でもね…見えた…よ」
そう言って、サドの額に自分の額を押し当てた。ヴィジョンがサドの脳に流れ込む。

「そうか、そういうことだったのか」

「サド…わたし…少しは役に立てたかな…」

「ああ!もちろんだ!だから、もうしゃべらなくていい」

「よか…た」

意識を失ったトリゴヤを、サドは強く抱きよせた。
トリゴヤは満足そうな笑みを浮かべていた。

#4

#4『激闘!前田vsマナツ!謎の少女登場』 終


次週、サドが見たものとは?

マジ女に乱入したマナツに、前田たちは、どう立ち向かうのか?

トリゴヤの安否はいかに?

サヤの真の目的とは一体?


次回も、お楽しみください!

#4

妙に廊下が騒がしい。

ケンカのようだ。
ガラスの割れる音。怒声が響く。

その音が、前田のいる教室に、段々と近づいてくる。

勢いよく教室の扉が開いた。

「前田ー!」

ぼろ雑巾のようにされた、マジ女の生徒を投げつけ、教室に入ってきたのは、アンダーガールズ特攻隊長、向田マナツであった。昨日の激闘の傷が、顔に生々しく残っていた。






サドは走った。

走りつづけた。

トリゴヤを追って。

(間に合ってくれ)

ふと、河原を見やると、人影が見えた。

(まさか…)