旦那さん 今日はなぜか半袖 体のモンモン見せるためでしょう

しばらくすると なぜか 嫁まで 参入

「失礼ですよ! どうしてくれるんですか」

奥さんは看護師らしい
あーだの こーだの言っていたが 適当に要点だけ聞いておく

こりゃ 断ろうと思い
「すみません 今回の件は 私の不始末で お客様にご迷惑お掛けしました。
つきましては…」
言葉を さえぎったのは 旦那さん

「あかんで 断ろうとしても。 最後までやってもらう」



ややこしい 客やなぁ……
「で どないすんの」
こんな 問答が1時間ほど続く


「ピンポーン」
硬直状態を破る チャイム

忘れてた! 今はややこしい! 違う人であってほしい

「うちの営業が おじゃましてますか?」
「なんじゃ お前!💢」
「長くかかっているようなので…」

奥から 私が
「なんにもないよ お客様に失礼してしまったので
お詫びをしてるだけやから もう少し待って」

なんとか 帰すことができた。

とりあえずいったん
離れて 作戦練ろう

「今回の反省と処分、お客様への 今後の対応は
文章にまとめて 2日後の今日と同じ時間
に伺うということは できますか?」
「2日後やな わかった」

あっさり 承諾され 車に戻る

同行の新人に
「ありがとう 一人ぢゃないと 勇気ついたわ」
「タイミングは どうでした」
「そこは ズバリ


最悪やった(笑)」
「すんません(T ^ T)」
「約束の時間やから 当然やろ オレも忘れてたから ごめん」


さぁ どうする
簡単に 引き下がるように見えない

ただ 引越はするみたいやから
引越日までの 10日間で 決着つくやろ

「ところで 奥さんナースじゃなかったですか?」
同行した 新人が聞いてくる
「え? そうやけど 俺言ったっけ??」
「やっぱりそうなんですよね(笑)
ああいうタイプの奥さんは ナースが多いんですよ
前職のカーディーラーでも そうでした」

そういわれれば 過去の客でも 多かったかも知れない

少し 落ち着いてきた

さぁ 帰って考えよう

続く
次の日は 中途採用の新人と同行日

お客さんから 電話欲しいと連絡あり。

電話してみると かなりご立腹 直ぐに来いと呼び出される。

再訪してわかった
昨日は 夜で よく見てなかった…しまった…

職業柄、玄関まわりをみたら だいたいどんな家かわかります

家族構成や旦那さんのだいたいの職業など

この話と関係ありませんが 靴が散乱していたり
下駄箱が整理されていない家は部屋も整理されていないし 荷物も多い

営業を有利にするため
少しでも 情報となることに 目を配ります。

車もそうなんです
今日になって 黒い色の政治結社と書いた
車を発見しました…
あちゃぁ 注意しなきゃいけない客だったんだぁ…

同行者を待たせる
「1時間過ぎたら チャイム鳴らしに行きます」
「ありがとう そうしてくれる?
でも大丈夫 慣れてるから」

チャイムを鳴らすと
旦那さんがでてきて 重いムードの中
奥の部屋まで通されました

無言で差し出された 見覚えのある封筒
昨日投函した見積書だ。
やってしまった… 完全にオレのミスやん…

どないしょ
言い訳できねぇなぁ

私はお客様の宛名に 「様」 を
書き忘れていたのでした

ゆっくりと旦那が口を開きます

「うちの 嫁は お前のツレか?」
「すみませんでした」

ここから長いクレーム対応がスタートしました


つづく
阿倍野区~東京
2DK

荷物はやや多い
子供さんも まだ小さいため 梱包付き
フィギュアも多く ギターもあります。

「楽器はどうされますか?」
「自分で運びます そんなの決まってます」
「ですよね 私もその方がいいと 思います
価値がある物ありますから」

金額提示
交渉はあったが 合意
「正直に言ってください。祝儀は包むんですか?」
「お気持ちだけで 構いませんよ」←覚えといて!これ!

それじゃ お願いします。


事務所に 帰ってから
電話が入る 多分 梱包が一部になったとか
条件が 変更になったので 金額変更して
見積書送って欲しいとのこと
奥さんの 職場に提出するそうで 奥さんの名前で 送付してほしいとのこと

見積書を封筒に入れて
宛名を書いてっと
あっ 電話や 出ないと
「モシモシ……」

後は投函するだけかぁ…

この後 事件が起こるとは…このときはまだ 分からなかった

つづく