婚礼や 新築などめでたい引越は お祝い事の様なもの

離婚される方の 引越もあります

マツモトでは 「ブルース」と呼んでいました

ほとんどのお宅に共通してるのは
女性が立ち合われます
昔は婚礼家具セットを持って行かれるかたも多く
別れたら 持ち帰りされます 

当然 旦那さんの荷物はどうするか聞きます

「旦那さんの荷物はどれですか?」
「あっ あそこの一角です」
と指差した先には 箱が5箱ほどと 14インチのテレビ…
「自分で 運ぶみたいです」

ブルースは かなり男性がミジメでした…

半分以上は 一軒家で子供さんもいる
ケースが多かったと記憶しています

なかには 襖やドアが 穴だらけで
「なぜ 別れるかは わかるでしょ?」
なんてことも


引越は 荷物ではなく 生活を移動させること

そう習ったんですが 本当にその通りです

おわり
柏原市~大阪府内 
団地 女性一人


その日の指示書には
”車を遠くに停めて
引越屋さんと わからないように 伺うこと”

しかも 丁寧に 行く前TEL

かなり 遠くに停めて 電話する

「もしもし…」
ヒソヒソ声ででるお客様
「少し離れたところに停めて 電話しています」
「どこに 停めてますか?」
「団地からすこし離れた路地に停めてます」
「そこなら 大丈夫です 今から来てください」

伺うと そそくさと 招き入れられます

昼間なのに 薄暗い 
それもそのはず カーテンが閉め切られている
「小声で 話してもらっていいですか?」
「は…はぁ いいですよ」

「事情がありまして… 気付かれず
引越したいんです…
どうしたら いいですか?」
「深夜か 早朝ならどうですか?」
「朝は何時にできますか?」
「何時でもいいですけど5時はどうですか?」
「はい それならいいです」
「差し支えなければ 理由を 聞いていいですか?」
気になって尋ねてみる
「言わないと ダメですか?」
困った声で聞く女性
「理由によっては お断りしますんで…」

その場にいる人が
その家にある物の所有者かどうかなんて
確認したことはないけど
この場合はよくわからない

「実は…ストーカー被害に あってまして…」
「そうだったんですか」
「裁判もして 近寄れなくなってるんですけど」 
「どういう人が そういうことするんでしょうね…」
「別れた 旦那のお兄さんです」


違った意味の 怖い話でしたショック!

終わり

奈良市~同市内

奈良は住所も番地で探しにくいんですが
この日は 特に分かりにくい


探しに探すが 家らしいのが見当たりません

お寺らしい白塗りの壁がつづきます…

あかん どおしても わからへん お客さんに電話して聞こう

とりあえず 寺の玄関らしきところに、前に車が停められるスペースがあったので
車を停めて電話します。

「すみません お宅がみつからないんです」
「ドリームランドの方から 入って もらったらすぐにわかります、うちくらいしか家ないので」
「はい そこから きたんですが…」
「そうですか… 違う道入られたんですかね?
いま 何処にいてはりますか?」
「お寺さんの 前に 車停めてるんです」
「この辺に寺ないんですけどねぇ」
と困った様子でしばらく説明していると
お客さんがあっと驚いたような声で
「そうですか… あっ ライトつけてもらっていいですか!」
夜に 伺ったので ヘッドライトをつけてみる

「あっ うちの前です! それ 玄関です 今開けますね!」

エッ?! まさか?!

と思った瞬間

左手のシャッター が開きます

「どこでもかまいませんので停めてください」


広すぎやろ! 停められ過ぎて 迷うわ!
目の前に広がるのは、テニスコート3面分程の更地
その奥には、山の傾斜を利用した日本庭園に錦鯉が泳ぐ池。映画に出てくるヤクザの親分の家か!!
イメージはそんな感じです。

いろんな家に見積りに行きましたが
一番敷地がでかい お宅でした。
デカすぎてわからないのは、この御宅くらいでした

引越した人はご存知と思いますが、
ハンガーBOXが20本以上必要でした。

おわり