道龍主従の考えた作戦は大晦日を狙うという戦略であった。


道龍は配下を遣って京の珍しい美術品をを頻繁に贈るだけでなく、
自らも足繁く、木沢具行を通い、鷹狩りや茶会などを開いて
安心感をもたすとともに、傲慢な具行の心を満たすことに成功した。


そのため、道龍が自領の田畑を荒らす狐や狸のたぐいが
木沢氏の領地に逃げ込んだ場合の狩猟の許可を願い出た場合も
「具行様、わしの領地の田畑が毎年々々、狐や狸にやられ、
不自由しております。恐れながら、御領に逃げ込んだ場合は
捕えてもよろしいでしょうか」と訴えれば、
鷹揚に具行は「何も問題ない。わしとそちの関係ではないか
遠慮などいらぬ。自由にせい」と答えた。


最もこれこそ、道龍の最大の罠であった。

師走の大晦日にも道龍は飲み切れぬほどの酒を
具行の元に配下に届けさせる手配をした。
夜には京女を具行の元に送らせる手筈も整えた。


「準備にぬかりはないか、政忠」
「皆、殿の指示を待っておりますぞ。」
「よし、では明日は奥平家初の合戦ぞ」
(この戦が奥平家の雄飛の最初だで、
負ければ終わり、勝てば次の道が開ける…)


その晩、主従は遅くまで語り合ったのは言うまでもない。


「第五話:決戦、王寺の戦い」に続く


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日本郵便が新サービスを開始します。


350円の専用封筒を購入すれば、全国どこでも

重さ4キロまでの郵便物を送ることがで

きるサービスを来年4月から開始すると発表しました。


ゆうメールの便利さには筆者も驚いたものですが、

またもや郵便の新サービス開始。

価格破壊が続きます。


もはや、どこかが潰れるまで続くのでしょうか?


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長らくの幽閉生活を終え、織田軍に解放された

官兵衛が直面したのは親友竹中半兵衛の死と

彼が命を賭けて守り通した嫡男であった。


参謀という孤高の存在であり、唯一心を許しあえる友を

失ったのだ。そのショックは非常に大きいものであったろう。

また、一方で戦国時代の二大参謀を配下においた豊臣秀吉の

幸運と魅力は非常に不思議である。

彼はその時点で天下人であったのかもしれない。


解放された官兵衛は秀吉の幕下で

次々と毛利軍を破り、追い詰めていく。

鳥取城では長期の籠城戦を実施し、その補給線の確保と、

備中高松城の戦いでは水攻めと、これまでの戦の常識を凌駕する

策戦を考えた。今では秀吉の功績とされているが、

その多くは官兵衛の知恵によるものであろう。


そして、備中高松城の戦いで、秀吉と官兵衛は劇的な瞬間を

迎える。そう、本能寺の変である。

歴史上、あまりにも有名なこの事件は日本の歴史を大きく変えた。

戦国の覇王、織田信長は明智光秀に討たれたのだ。


このことを毛利に告げる明智の忍びが秀吉の陣で捕縛され、

秀吉と官兵衛は毛利家よりも早くその事実を知ることとなる。

これも奇跡であったが、その傍らに官兵衛がいたことであろう。

その事実に驚く、秀吉に官兵衛は更に驚くべき発言をする。

「チャンスがきましたぞ!(もちろん当時はチャンスとは言わないだろうが…)」


その言葉から秀吉の壮大な天下取りへの道が始まるのだ!!!


続きは「其の四」で…


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