
若い頃に弟に死なれたジャックは、仕事で成功し中年にさしかかった今も、子ども時代のトラウマに囚われていた。1950年代半ば、中央テキサスの田舎町で暮らしていた10代のジャック。夢のように美しい風景に包まれていながら、彼の生活は、強権的な父親に完全に支配されていた。「男が成功するためには、なによりも力が必要」と信じ、自分の信念を息子たちに叩き込もうとする父親。我が子に無償の愛を注ぎ続ける聖母のごとき母親。そんな相反する両親に挟まれ、翻弄されるうち、幼かった少年はやがて純真さを失い、そんな自分に傷ついていく…。時が経っても痛みを伴う回想の中で、ジャックは心の平安にたどりつけるのか?
久し振りに、字幕映画、しかも、じっくりと考えさせられる映画こういう映画もたまには良いなと感じながら見さてもらいました。
胸が締め付けられるような重いテーマが終始ゆっくりと流れていく。
私の大好きなハリウッド映画とは対称的な作品
詩を読むように作者が何を言わんとしているかイマジネーションをフル活用しなくちゃいけない。
自分は2時間弱、人生を考える時間を与えてもらえたと感じた。
ただし、好き嫌いが、はっきりと分かれる作品だとは思う。
美術館や博物館に行くのと同じような感覚ととらえれば近いかな。
おそらくその作品を非難する人は、美術館に居たつもりが実は博物館だったという感覚なんだろう。
でも、よく、ブラッドピットやショーンペンが出演したと思う。
今回は☆☆ですが、その時の感情で☆か☆☆☆になるか微妙な感想です。
合う合わないがあるので「○○整体がお勧めだよ」って下手に言えないですよね。それと同じで、つまらないからじゃなくても他人にお勧めすることができない映画…