絶景の潮見坂
西から歩いて来ると下り坂になりますけど、東から歩いて来ると、かなり急な坂なので、歩くのが結構大変かも
そんな潮見坂をまっすぐ下って行くと、
T字路になり、道標があります
T字路を左に曲がって、旧白須賀宿になります
すぐに、神明神社(しんめいじんじゃ)があり、
白須賀一里塚跡がありました
しばらくすると、火鎮神社(ほずめじんじゃ)があります
高台にあり、津波の影響がなかった神社なんだそう
火鎮神社を後にして歩いて行くと、立場跡があります
この辺りから、しばらく松並木が続いていました
しばらく道なりに進み、この交差点を左に曲がります
すると、枡形のカクカクした曲がり角があり、
棒鼻跡があります
棒鼻とは、「是より〇〇宿」みたいな棒状のやつ
という事で、江戸から数えて31番目の宿場、新居宿に到着~
棒鼻跡から、すぐ左に曲がると、
新居一里塚跡がありました
途中、御菓子屋さんがあったので、ちょっと休憩…
どら焼き専門の「いさごや」
どら焼きが有名みたいなので、もちろんどら焼きを買いました
栗入りどら焼きウマ~
街道を真っすぐ歩いて来ると、交差点があり、
この角に本陣跡がありました
この交差点から右に曲がると、紀伊国屋という旅籠があります
現在は資料館になっており、中に入れます
入館料は、ここだけだと210円で、新居関所との共通券だと500円になります
もちろん、新居関所も入る予定なので、共通券を買いました
昔の新居宿の図
そして、次の舞阪宿の昔の図
新居宿から舞阪宿へは、浜名湖を船で渡って行くのですが、約6キロ、2時間の船旅だったそうです
庭もキレイ
旅籠なんで、中は結構広かったです
そして、昔の枕が置いてありました
よく時代劇でみるやつ
テレビで見てると、よくこんな小さくて不安定な枕で寝られるな~って思ってたんですよね
で、実際この枕を使って寝てみると…
ん?
すごく寝やすい!
全然不安定な感じがしないし、高さも丁度いい感じの枕だ、これ!
今までの先入観が、全て崩れた感じ
よく見ると、下の台形の部分が、ちょっと角が取れてて扇形になってる
寝返りがしやすいように、ちょっと枕が斜めになっても大丈夫な造りになってる
昔の枕、スゲー!
もちろん、現在のようなベッドでは使えないだろうけど、布団だったら、これは最高の枕だと思います
外にある蔵の中にも入れました
すごく面白かった
こういう昔の家を散策するの、俺、好きみたい
そして、紀伊国屋の向かいに、新居関所がありました
大御門をくぐると、広い敷地に新居関所があります
大御門をくぐるまでは、無料で通れますけど、ここから先が有料になります
関所券は400円
先ほどの紀伊国屋だけの入館料が210円だったので、共通券で入ると、110円お得になります
入ってすぐに池みたいなのがあるんですけど、昔はここから浜名湖だったんだそうです
紀伊国屋にあった昔の図でいうと、赤丸の辺りがココ
そして、敷地の真ん中にある大きな建物が面番所
関所改めを行った建物で、現存している建物は、嘉永7年(1854年)の大地震で倒壊したため、安政2年(1855年)から5年かけて建て替えられたものだそうです
関所の遺構としては、全国唯一現存する建物で、昭和30年(1955年)に、国の特別史跡に指定されてます
もちろん、中に入れます
こういうリアルな人形があると、ちょっとビックリする
昔はここで取り調べを受けてたんですね
外に出ると、女改之長屋(おんなあらためのながや)という看板があり、先へ進むと、
長い小屋がありました
実はこの小屋、江戸の大名の妻女が逃亡しないように取り締まる、「女改め」が行われていた場所
いわゆる、「入鉄砲に出女」の「出女」の取り調べ
男装した女性じゃないかと、着物の裾を広げさせたり、着物を脱がして隅々まで調べてたそうです
新居関所は、女性にとって厳しい取り締まりがあったので、別ルート(浜名湖の北側)を通るようになり、その道を姫街道と呼ぶようになったそうです
姫街道は、御油宿から見付宿までのルート
遠回りしてまでも、新居関所を通りたくなかったんでしょうねぇ
更に先へ進むと、資料館がありました
館内は撮影禁止なので写真はありませんけど、いろんな展示物がありました
昔は、ここから東は浜名湖だったので、新居宿はここで終了
その後、新居宿の神社巡りをしてきました
湊神社(みなとじんじゃ)
諏訪神社(すわじんじゃ)
諏訪神社の手水は、竹筒の中を通って、高い所から水が落ちてくる
いくつも手水を見てきましたけど、こんなの初めて見た
この日歩いた歩数は、約3万3000歩でした