桑名宿が終わり、旧東海道を歩いて行くと、城南神社(じょうなんじんじゃ)がありました
この城南神社の一の鳥居、伊勢神宮から御下賜(ごかし:天皇などの身分の高い人が身分の低い人に金品を与える事)された鳥居なんだそうです
城南神社の御朱印
城南神社を後にして、先に進みます
しばらく旧道らしい細い道を歩いて行くと、伊勢両宮常夜燈というがありました
更に進んで行くと、安永立場という場所があります
立場という事は、お茶屋さんなどがあった場所
安永といえば…ここに来る前に、桑名駅の近くで買った安永餅
もともと、安永餅は、この安永立場にあったお店なんだそうです
この安永餅を、安永立場で食べたかったんです~
袋から出した写真を撮るのを忘れたので、家で撮った写真
細長い餅に、粒あんが入っており、表面がこんがり焼かれています
これが、めっちゃ美味しい!
今でも美味しく感じるんだから、昔の人は、感動するくらい美味しく感じたんだろうと思います
今回の夢が一つ叶いました
ここで休憩してたら、地元のおじいちゃんと思われる方に声を掛けられまして、安永餅の事や、周辺の事など、いろいろお話を聞けました
この安永立場から、本当は真っすぐ橋が架かってるんですけど、
現在は、ここから左手の方に移動しちゃってます
ちょっと道を戻って、現在の橋を渡ります
橋を渡ると、すぐ右に曲がり、
また、すぐ左に曲がります
橋を渡ると朝日町に入ります
途中、縄生一里塚跡がありました
所々に、東海道の文字
この辺は、小向(おぶけ)という所で、昔は焼き蛤が有名だったらしい
道を進むと、分かれ道の真ん中に、面白い案内が
「ござる」ってププーッ!
のどかな風景を見ながら歩いて行くと、常夜燈がありました
そして、朝明橋を渡ると、
四日市市に入ったー!
しばらく歩くと、富田一里塚跡があります
その先に、八幡神社(はちまんじんじゃ)がありました
「楽しい道中を!!」
この辺りは、富田という所で、ここでも昔が焼き蛤が有名だったそうです
というか、実は…
焼き蛤が有名なのは、昔は桑名ではなく、先ほどの小向(おぶけ)と、この富田だったそうで、江戸の初めに出回っていた各種道中記のどれにも、焼き蛤が桑名の名物とは書かれてなかったそうです
当時、富田が桑名藩領だったことから、桑名の焼き蛤となって、有名になっていったみたい
また、しばらく歩いて行くと、八幡常夜灯がありました
さらに進むと、大きな松の木があります
「かわらづの松」というそうで、河原津という地名から名前が付いたみたい
四日市の道中には、ここと、もう1本の松しか残ってないそうです
途中、志氐神社(しでじんじゃ)がありました
境内がもっと奥にありそうだったので、今回はスルー
そして、国道1号線に合流
いかにも古そうな道標
途中、四日市名物なが餅を売ってる笹井屋があったので、買って行きます
創業が天文19年(1550年)という老舗のお店
1号線を歩いて行くと道標があるので、ここから左に曲がり、1号線を外れます
すると、すぐ左手に、多度神社(たどじんじゃ)がありました
ここから道を真っすぐ歩いて行くと川があるんですけど、
その前に、三ツ谷一里塚跡がありました
昔は、ここから橋が架かってたみたい…ですけど、現在はないので、右に曲がって新しい橋を渡ります
橋を渡り、すぐ左に曲がります
四日市宿まで、あと少し!
途中、創業が文政年間と書かれた、老舗の嶋小餅店(しまこもちてん)というのがあったので、名物の団子を買って行きました
そして、三滝橋を渡ると、
江戸から数えて、43番目の四日市宿に到着~
途中、四日市宿資料館なる所もありました
道を進むと、左右の分かれ道に出るんですけど、
本当は、ここを真っすぐの道があったみたい
今は家が建っており、道がなくなってます
目の前には、道標がありました
で、この辺りで四日市宿が終わり
旧東海道を回避して、新しい道に出ます
道の向かい側、赤い建物の横に道がありますけど、昔は、ここから斜めに道があったそうです
またまた旧東海道を回避して、斜めになってる道を歩いて行くと、表参道スワマエと書かれた商店街があります
そう、旧東海道は、現在は商店街になってます
その商店街の前に、諏訪神社(すわじんじゃ)がありました
ここに来るのは、3回目かな?
昔は、旧東海道とか興味なかったんで、東海道沿いにある神社とか、全然知らなかった
そして、今回の旧東海道を歩く旅は、この諏訪神社で終了
神社の隣に、公園があったので、
ここで、先ほど買った、なが餅と嶋小団子を食べます
袋から出した写真を撮るのを忘れたので、家に帰ってから新たに撮り直し
このなが餅、先ほど似たようなのを見ませんでした?
そう、安永餅とそっくりなんです!
並べて見ると…
どっちがどっちか分からないでしょ?
実は、なが餅は以前食べた事があったんで、安永餅を見た時、なが餅に似てる…って思ってたんですよねー
で、食べ比べをしてみると、微妙に違いがある
安永餅の方が、表面が香ばしく焼かれており、餅がちょっと固めで、中の粒あんが、なが餅より甘い
なが餅も、表面は焼いてあるけど、香ばしいというほどでもなく、やわやわな餅で、中の粒あんが、安永餅より甘さ控えめって感じ
似てはいるけど、食べ比べしてみると、意外と違う
どっちもすごく美味しいんだけど、どっちかというと、安永餅の方が好みかな
皆さんも、機会があったら、ぜひ食べ比べしてみてください
このなが餅、長いからなが餅という名前なのかと思ったら、この先にある、日永の追分という、伊勢街道との分かれ道の場所に昔はお店があったそうで、その日永の「永」から取って、「ながもち」なんだそうです
そして、嶋小の団子
めっちゃ美味そう
食べてみると、香ばしいしょうゆ味で、すげー美味しい!
お団子も、やわやわモチモチで美味しい~
こんな美味しいお団子、初めて食べた
今でも美味しく感じる安永餅となが餅、そして嶋小の団子
美味しいから、今でもお店を続けてられるんでしょうね~
最後に美味しいものを食べれて、疲れが吹っ飛んだ!
この日歩いた歩数は、45000歩、距離は30Km、約7時間歩きました