5/2に、山形県の出羽三山神社(でわさんざんじんじゃ)に行ってきました
出羽三山とは、羽黒山・月山・湯殿山の総称で、明治時代までは神仏習合の権現を祀る修験道だった場所
月山と湯殿山は、冬季は閉山してしまうので、羽黒山では年間を通して参拝できるように、三山の御祭神を祀っています
羽黒山のふもとに、大きな鳥居がありました
大鳥居くぐってしばらく走って行くと、出羽三山神社の社号標を鳥居が見えてきます
ちなみに、出羽三山神社へは、2446段の階段を登らないといけないんです
車でも登れるけど、ここは歩いていかないと!でしょ
鳥居をくぐって、右手には末社の羽黒山天地金神社
そして、正面には随神門
随神門の前に、天拝石というのがありました
そして、随神門をくぐって、羽黒山への登山が始まります
随神門をくぐると、すぐ下り坂になってて、境内社がありました
この近くには、神橋があり、
神橋を渡ると、祓川と須賀の滝があります
昔は、この祓川で身を清めてから登拝したそうです
神橋の前には、境内社や遥拝所、爺杉と呼ばれる杉の木がありました
ちなみに、昔は婆杉っていうのもあったらしいです
ここからすぐの場所に、国宝の五重塔がありました
これはテレビで見た事がある~!
ここにあったんですねぇ~
大国主命(オオクニヌシノミコト)が祀られてます
羽黒山登山は、この辺から石段が現れて、登山してる!って感じになります
途中には、境内社や遥拝所があります
一の坂を登り、二の坂に来ると、途中にお茶屋さんがありました
お茶屋さんから見た景色
二の坂を登りきると、途中に境内社や遥拝所があります
そんな中、倒木で潰れてる社殿がありました
植山姫神社が、4/19の強風で木が倒れて潰れちゃったみたいです
自然の力って怖いですね
他に、『伊邪那岐稲荷神社是より一五○米』と』書かれた石板があります
鳥居をくぐってみたけど、特に何もない…
昔は、伊邪那岐稲荷神社があったんでしょうね
三の坂を登りきると、斎館があり、
現在では、登拝者の宿泊施設になってるみたいです
そして、やっと山頂鳥居に到着!
2446段登り切ったどー
スゴイ達成感
俺的には、二の坂が一番辛かった感じです
鳥居の前には、能除太子御坐石と言われる石がありまして、能除太子が登拝した時に、休憩した石と伝わるそうです
他に、月山の遥拝所もありました
頂上の鳥居をくぐると、左手に厳島神社と、
蜂子社があります
ここの御祭神は、蜂子命(ハチコノミコト)
蜂子命とは、第32代崇峻天皇の皇子で、出羽三山を開山した人
そして、蜂子社の隣に、三神合祭殿があります
ここは、月山神社・出羽神社・湯殿山神社を参拝できる、拝殿と本殿が一緒になってる社殿
月山神社の御祭神は、月読命(ツクヨミノミコト)
出羽神社の御祭神は、伊氏波神(イデハノカミ)・稲倉魂命(ウカノミタマノミコト)
湯殿山神社の御祭神は、大山祇命(オオヤマヅミノミコト)・大国主命(オオクニヌシノミコト)・少彦名命(スクナヒコナノミコト)
この三神合祭殿、茅葺屋根の社殿としては、日本最大の大きさなんだそうです…が、
残念ながら茅葺屋根の修理中
綺麗な社殿を見たかった
三神合祭殿の前には、鏡池がありまして、
神聖な池として、古来から多くの信仰を集めていたそうです
山頂にも、境内社や鐘楼がありました
他に、蜂子皇子のお墓もありました
東北で唯一の皇族のお墓らしいです
山を下りる途中で、南谷寺院跡という場所に行ってみました
天宥法印(テンユウホウイン)が築造した別当寺の跡で、松尾芭蕉が訪れた時に、ここに泊まっていたそうです
なので、芭蕉の句碑がありました
誰~もいない、静かな場所でした
出羽三山神では、4種類の御朱印が頂けます
その中で、出羽三山神社と蜂子社の御朱印を頂いてきました
実家に帰ってから、羽黒山へ登ってきた事を言うと、なんと!実家が出羽三山神社の氏子らしく、昔は氏子さんの家を一軒づつ回って、ほら貝を吹いてたという事を聞いて、子供の頃、ほら貝が家で鳴ってた記憶がよみがえってきました