深夜なのにトレーニングをしたくなります | 原英晃の「ケイゾクのカタチ」

原英晃の「ケイゾクのカタチ」

40歳を越えても未だ進化を続ける、鉄人スイマー原英晃によるブログ。
“究極のアンチエイジング”と“継続は力”であることを、自らの身体で体現中!

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世界選手権、連日面白いレースが続いていますね。
昨夜は星奈津美選手の金メダルレースに興奮し、元気をもらいました。その代わりに寝不足になった方も少なくないのではないでしょうか(笑)。

日本人選手の活躍はもちろん楽しみなのですが、昨夜の私的ハイライトはやはり男子100m自由形。ストロークの技術もさることながら、キックの回転数とボディポジションの高さに目を奪われました。

クロールの場合、キックで生まれる推進力の割合は大きくありませんが、ストロークの効率を高めるために、キックで姿勢を安定させながらコアからパワー発揮することや、ボディポジションを高く保つことが求められます。そのためのキックの“強さ”や“テクニック”が必要なんですよね。


私は左肩を痛めてしまったこともあって、ここ2ヶ月くらいは患部が悪化しないように、上半身を激しく動かしたり、高負荷を与えるようなトレーニングは控えていて、その代わりにキック(脚に負荷を掛ける)トレーニングで追い込むようにしていました。キツいところで脚を動かせる感覚っていうのは、練習中は元よりレース後半の局面でもなんとなく手応えを掴みつつあったんですよ。
残念ながらレースタイムとしては結果に現すことができなかったですが、ストロークでの推進力が8割を締めるクロール、上半身のトレーニングが不足していれば当然のことですね(笑)。

その下半身中心のトレーニングの中で、ドラッグソックスがトレーニングのバリエーションを広げてくれて、キック中心のトレーニングを飽きずに続けさせてくれて、とても助かりました。
パワー向上を目的としたときには、大きいLサイズを使用して高負荷を掛けることで、腹筋から打ち下ろす感覚を養ったり、臀筋群の強化を試みました。
逆にあえて小さなSサイズを着用して行なうことで、素足よりは負荷はかかるけど、キックの回転数はある程度確保しながらトレーニングすることができるので、より心拍数が上がり、レース中の高心拍数の状態とラストの“脚がキツい”状況を擬似的に作り出したり、そこにDMCフィンを併用することで、泳スピードもそれに近いものを確保しながら泳ぐこともできたので、楽しく追い込むことができていましたね。

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このキックトレーニングを継続しながら、9月の国体までにはなんとか上半身のパワーやストロークの感覚を取り戻して、本来のパフォーマンスが発揮できればと目論んでいますが、上手くいくといいな。
そういったところで、世界水泳の中継はトレーニングのモチベーションも高めてくれるので助かります。


話しは戻って、男子100m自由形。アジア人初の金メダリストが誕生した歴史的レースでしたが、日本人選手が“アジア初”を成し遂げられなかったことはちょっと残念。でも、日本人だってと思わせてくれたレースだったと思いますので、塩浦選手や中村選手をはじめとする日本人スプリンターの皆さんには、是非頑張ってもらいたいな。

今夜は50m自由形の準決勝、今から観戦して気持ち高ぶらせようと思います。眠れなくなっちゃうかな。。。


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