最近、政治関係のエントリーが増えている気がする。
私は政治家が大きらいなので、できればコメントは避けたいのだが、あまりにも自民が勝ちすぎたようなので、あえてひとこと残しておく。
自民単独3分の2超──この結果は、やばいと思う。
リベラル凋落がここまで来たかと、すこし残念な気持ちになった。
私自身、リベラルな思考をもっている。
同性愛も夫婦別姓も男女同権も、大歓迎だ。
そんななか、いわゆるリベラル勢力が、衰退している。
ざまあ、と思う。
リベラル思想なのにリベラルの衰退を喜ぶ?
「だからこそ、リベラルは衰退した」のだ。
現在のリベラルは、戦前の日本によく似ている。
自分たちの主張が正しいと思い、そのために愚かな選択をする、という意味で。
自民が大勝した理由はいろいろあると思うが、あえてひとつ挙げるなら「中国の貢献」を推したい。
それにまつわる一連の動きが、選挙結果を大きく左右した気がする。
高市早苗による台湾有事発言、というウィキペディアのページまであった。
長いので一行でまとめよう。
中国が台湾に武力攻撃を行なったら、日本は台湾側に立って参戦するぞ、と。
厳密にはそこまで言っていないが、わかりやすく言えばそういう「姿勢」を、従前は「あいまい戦略」でごまかしていた。
中国が戦争(内戦)をしたいなら、台湾に手を貸す。
それでもやるなら覚悟しろ、と言っている。
発言の内容そのものが、正しいか誤っているかは議論しない。
事実として、日本政府は発言の内容について修正も撤回もしていないし、できない。
要するに問題は「せっかくあいまいにしていたものを口にした」という点のみだが、重要なのはこれにまつわる「いわゆるリベラル」の態度だ。
よく考えたほうがいいとか、中国の口実に使われるとか、たとえ正しくても口をつぐまなければならない、とか。
いや、よく考えたほうがいいのは、リベラルの皮をかぶったあなたたち、中国の「代弁者」だろ。
これらの顛末は、リベラル勢力にとってほんとうに「最悪」だったと思う。
戦争をしていいわけがない。
ロシアだろうがアメリカだろうが中国だろうが、私はそんなもの全面的に否定している。
だったら戦争をするなという圧力は、最大限にかけるべきだ。
敵が強ければ強いほど、相手は攻撃してこない。
中国を敵にまわすと経済的に損だから首相は発言を撤回しろ、ってそれリベラルが言うことか?
口を慎むべきだとしても、行為を慎むべきであるほうが優先順位が高くね?
こちらは「言っているだけ」なのだから、相手も「言い返すだけ」にするべきだ。
そうしないなら、レベルを変えている相手の先制攻撃を責めるべきではないか?
ミサイルばんばんぶっ放したり、レーダー照射している側のほうが問題だと思わないのか?
まちがいを直すべきは、どちらなのか?
彼女は「言っただけ」だし、その内容もべつに国の姿勢から踏み出すものではない。
それに対して経済的圧力や軍事的威嚇をしているのはどちらか?
われわれが守るべきものがなんなのか、自由や平和を守ろうとするなら、そのために「わりと正しい」のがどちらか。
みずからよく考えて、まちがっている側を責めるべきだ。
結論、彼らはリベラルではない、リベラルの皮をかぶった化け物だ。
その化け物たちによって、私の信じるリベラル思想は、政治レベルで破壊された。
高市首相の発言を引き出した岡田氏も、小沢氏も、枝野氏も、自称・中道の政党から出た主だった政治家は、だいたい落ちた。
彼らは、なにかをはき違えていたのだ。
リベラルは、軍事力を行使して征服する行為を肯定するのか?
だったらロシアや中国やアメリカのようなやり方を肯定しても、筋が通っている。
たしかに「大きな国家」で戦争をしたいリベラル(アメリカの民主党)もいる。
そんな彼らも凋落している事実を、冷静に反省すべきだ。
保守も同じだ。
戦前日本、自国を守るとか、貿易の不公正に対抗するとか、見つけようと思えば理由はいくらでも見つかって、それを理由に戦争遂行の力に変えた。
まるで同じように戦後、リベラルは「だれかの都合」に合わせて「運動を政治化」した。
結果がこの始末だと思っている。
リベラルは、個々人の心の中にある。
たぶん保守も同じだ。
それを「政治化」しようとする全員が、私にとっては敵に見える。
だからこれからも、私は選挙には行かない。