ジャーナリスト 石川秀樹 -32ページ目

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。



このページで時折、Facebookのことを書いている。
「ジャーナリスト」を標榜するなら
もっとましなテーマをといわれそうだが、
Facebookはクセがあって面白いのだ。


誰が広めているのか知らないが、
誤解や曲解、迷信がまかり通っていることも
こちらの感性を大いに刺激してくれる。


誤解、曲解、勘違いの最たるものが
「Facebookでビジネスを語ってはいけない」だ。
そんなルール、どこにあるのか。


Facebook規約をひもとけば確かに、
不正な商用メッセージは禁止、
(つまりスパムメールはNG!)
ピラミッド商法、マルチ商法の禁止、
がうたわれている。


念のためFacebookヘルプを見れば、
Facebookページと「個人」の違いについて
「タイムラインは個人用で
非営利の場合に使用できます」とある。


これの類推なのだろうか、日本では
「個人ページで商売のことは書けない」
という摩訶不思議なタブーが語られる。


それが嵩じて(としか思えないのだが)
個人ページで「仕事のこと」を書くと、
PRでなくても一斉に引かれてしまう。


Facebookページでさえ同様だ。
個人がFacebookページを創っても
なかなかページのいいね!は増えないし、
バーゲン情報を流しても反応薄だ。
商用OKとされるFacebookページでさえ!


この生真面目さに僕は本当に驚く。
もともと交流主体で誕生したFacebookだ。
ビジネスには“違和感”があっただろう。
特に創始者のザッカーバーグ氏には。


だから「商用利用を」と督促されたとき、
彼はわざわざFacebookページを創った。
「アイデンティティは1つ」
が信念だったにもかかわらず、妥協した。
そうまでして「個人」を守りたかった。


その精神からすれば、
個人ページでギンギンに
商売の話をするのはふさわしくない。
これは常識の範囲でわかる。


しかし考えてもみてほしい。
Facebookは嫌でも個人を際立たせる。
「ブランディング」と洒落た言葉を
使わなくても、それが本質だ。


その個人が、一番大切なものを語れない。
おかしくはないか。
僕にとって、家族が一番。
二番目が「仕事」だ。
それ抜きのFacebookは考えられない。


僕の御託より、実例を――
若い女性ながら敬愛している一人だ。
宮川千明さんという。
彼女の9/20のタイムラインを引用する。
少し長いが、参考になると思う。


■      □
誰が「ぼっち」やねん!

O2O(オー・トゥー・オー)
という言葉はご存知ですか?

「オンライン to オフライン」
の略です。要するに、

今までインターネットだけで
商売を完結していた企業
(楽天や、Amazonなど)が、
どんどんリアルな世界に
飛び出てきているとうことです。

ジャーナリスト 石川秀樹


なぜリアルに参入したがるのかというと、
市場規模が圧倒的に違うからです。

ネット…8.5兆円
リアル…140兆円

でも世間的には、ネット系のビジネス
ばかり、もてはやされますよね。

“最先端でかっこいい”みたいな。
“店舗型ビジネスは遅れてる”みたいな。

・・・それは幻想だー!!!

日本を支える中小企業の社長さんたちに
もっと自信を持ってもらいたいです。

でも、中小企業が今の時代なかなか
右肩上がりにならないのは、やはり、
ネットに対する苦手意識が強いからです。

私がO2Oコンサルタントと名乗るのは、
この壁を取っ払ってほしいからです。

リアル強い人が最終的に勝ちます。
人間臭くて、人の根っこがいい人が
最終的に勝ちます。

だから、ちょっとだけネットの力を
活用すればよいだけなんです。

物が飽和した今の時代は、
商品やサービスが良いだけでは
消費者は物を買いません。

そこに込められた、
“ミッション”や“想い”に賛同して、
お金を払うのです。

嘘のつけない、背伸びのできない
このFacebookで、自分という
《人間性》を知ってもらう。

今の時代、人間力が問われています。
Facebookは最強のO2Oツールです。
■      □


宮川千明さんはビジネスコンサルタントをしている。
顧客への「説得」は彼女のスキルであり仕事だ。
投稿には必ず千明さんの自分撮りが一枚。
このスタイルがファンを生んでいる。


この投稿自体は2800いいね!だった
「少し専門的なことを書いたので」
“通常”よりいいね!が少なかった。
(ふだんは3000~4000いいね!です)


単に「商売」を語るのではなく、
読みやすい工夫を随所にしている。
見事な文章だ。


9/24にはこんな追い打ちの一文も……


「FBでビジネスのことを書くのは
御法度、と日本でだけ意味不明な

暗黙のルールがあるみたいですが、

ビジネスこそ我が人生なので、
そこ書かなくていいね!数だけ
あっても、意味ないですよね。」(抜粋)


仕事のことを書く人になりましょう!
わずかな反応低下を恐れてそこを避けていては、
人生、おもしろくなっていかない。


Facebookはあなたを変え、
ひいては世間を変える力をもった道具です。
目的があるなら本当の自分が出せるはず。
勇気と自信と、そしてたくさんの試行錯誤を!


宮川さんも“普通の女子”でしたから。




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【筆者から】
このブログの元になっているのはFacebookへの書き込みです。
主にFacebookページ「ジャーナリスト 石川秀樹」に投稿しています。
ミーツ出版(株)という小さな出版社の社長をしています。61歳で行政書士の資格を取り開業しました。さらにこの数年は「ソーシャルメディアを愛する者」としてFacebookで熱く語り続けています。ブログは私の発言のごく一部です。ぜひFacebookページもご覧ください。コメントをいただけたら、こんなにうれしいことはありません。


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静岡県は、全国学力テスト小学6年国語Aが確か、全国最下位だった。
それでというわけなのか、
川勝知事平太知事が
「成績下位100校の校長名を公表する」
と言いだし、大騒ぎになっている。


あまりに校長たちが反対するので、
今度は一転、
「下位」ではなく、
「上位100校の校長」
ということになった。
それも順番を付けず
「五十音順」にするそうだ。


おやおやだ。
どっちに対しても、そう思う。
「学校の成績」を公表すればいいではないか。


「成績は校長の手柄」
あるいは「校長の落ち度」
と思うから騒ぐのだろう。
自分への評価につながってはかなわない、と考える。
なんとも人間的でナイーブだ。


もちろん校長の学校運営の巧拙によっては、児童の成績が上下することはあるかもしれない。
ワースト100が公表されれば、
色めき立って教師や、
児童の尻を叩く校長も出てきそうだ。


この議論、本質を忘れていないか?
学力テストはそもそも、
児童たちの学習の理解度を確認するためのもの。
競争をあおったり、比較をしたり、
ましてや事実を隠すためではない。


大人はあらぬ方向で議論を始めてしまった。
淡々と学校の成績を公表すればいい。
(校長名はわざわざ書かない)
どうしても「恥を感じてイヤだ」というなら、
学校名を出さず、学校ごとの点数一覧を発表する。
そうすれば自校の「位置」だけはわかる。


頑固な文部科学省でさえ、
各学校が自校の結果を公表することは認めている。
(お国が公表、非公表を決めるのもおかしな話だが)


「上位100校だけ」
なんてケチなことはやめてほしい。


中部電力が来春にも家庭用電気料金を5-10%値上げするそうだ。
水野明久社長が苦虫をかみつぶしたかのように、会見した。
(市民目線から見れば、エラそうに見えなかった)


検討を始めるというが、まあ、値上げするのだろう。
「3期連続赤字というのは、企業として著しく健全性を欠く」
まるで、原発が再稼働できず迷惑を蒙っている、とでもいいたげだ。
火力頼みは高コストだと、よほどいいたいらしい。


原発再稼働など金輪際してほしくないから、値上げに反対はしない。
しかし、エラそうにするのはやめてもらいたい。
というのが、大方の国民の声ではないか。

ジャーナリスト 石川秀樹


なぜ市民や国民はそう感じるのか。
電力会社は「電気」以外なにも創っていないからだ。
生産的な何ものも、社会に貢献する何ものも、つくっていない。


かつては「電気をつくる」だけでありがたがられた。
山奥のダムから鉄塔をいくつも建てて、街や村に電気を運んだ。
国民の便利、産業の活力を運んだのだ。
だから、電気をつくる者たちは誇りを抱いた。


原発依存の今、その誇りを持てるのだろうか。
国民目線でいえば、誇りではなく、「謙虚さ」をもてというだろう。
一朝ことがあれば「放射能」という迷惑をまき散らさざるを得ないのだから。


それなのに、相変わらず傲岸にふんぞり返っている。
社長会見も、恐縮の体ではなく、迷惑で不愉快そうだった。
ものを頼む者の姿勢ではまったくなかった。


電気以外なにものも稼ぎ出せない電力会社は、国民から徴収する以外に何もできない。
ならば、国民の声を聞け!


原発マネーが、政治や経済界、学者の世界を牛耳り、マスメディアまで支配下に置いているとされる。
金に迎合する業界、諸氏こそ恥ずべきだが、
電力会社が威張る道理はこれっぽっちもない。
すべてその金の出所は国民から、である。


電力会社が値上げするといえばまかり通ってしまうこうした図式が成り立つのは「総括原価方式」があるからだ。
かかったコストに一定の利益率を掛けて収益とすることができる、などという法律(電気事業法)は、どこまで電力会社に甘いのか。


これほどあからさまな悪法も、誰も「改正」を言い出さない。
鼻薬は効いているのだろう。


国民はこの程度のことは百も承知だ。
値上げしたければ国民の声を聞け。
耳を傾けよ。
大多数の国民は、原発の恒久的な廃棄を望んでいる。


<写真は blogs.yahoo.co.jp>






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【筆者から】
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主にFacebookページ「ジャーナリスト 石川秀樹」に投稿しています。
ミーツ出版(株)という小さな出版社の社長をしています。61歳で行政書士の資格を取り開業しました。さらにこの数年は「ソーシャルメディアを愛する者」としてFacebookで熱く語り続けています。ブログは私の発言のごく一部です。ぜひFacebookページもご覧ください。コメントをいただけたら、こんなにうれしいことはありません。


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深夜、こんなメッセージが飛び込んでいた。
外国人名だが、まじめそうな風貌。
それで一応、点検してみると……。


投資話であろう。
Eメールで連絡してほしい、とある。
おやおや、こいつも詐欺師だ。


外国人名の友達リクエスト、メッセージが頻繁に届く。
一度漏れ出た個人情報は、こういったうざいやつらを引き寄せるらしい。
外国人名のメッセージも、毎度お決まりのようにEメールでの交流を誘う。

ジャーナリスト 石川秀樹


9/10に書いたことだが、
僕の最近の友達申請欄(写真左下)はこんな具合。
ややフツーっぽくしてあるが“詐欺まがい”の連中ばかりだ。
見分け方は簡単で、“本人”のアイコンをクリックして
プロフィールページをのぞけば一目瞭然。
書き込みなし、あっても1、2行。
Facebookに参加したのが「最近」なのでスパムとわかる。


きょうの主人公「Chan Junjie」氏もご同様のお粗末さだった。
真剣なもうけ話をアポなし、友達申請の手順も踏まずに、
Facebookで言ってくるバカがどこの世界にいるのだろう。


手口は極めて単純、かつ手抜きである。
よもや引っ掛かる人はいないと思われるのだが……。
これだけ頻繁に来るというのは、中にはナイーブな人もいるのか。


そうそう、思い出した。
以前、「なんとかで(中身は失念)」寄付を求める
英語のていねいなメッセージが届いたことがある。
その時は、ちょっと心が動きかけた。


『だが待てよ、なぜ俺なんだ?』
その時もプロフィールページを見て、思いとどまった。
しょせん詐欺師に人の心を揺さぶる“長期の仕掛け”はできない。
体裁だけ作って、数撃ちゃ当たる式で人をナメている。


で、この連中(英語でメッセージを寄せる者)、
日本人なのか外国人なのか。
こんなケチくさい詐欺の仕掛けは日本人的だと思うのだけれど、
さすがにEメールに返信して確認まではしない。
(それは警察の役目だ)


女子を騙るスパムアカウントは無視にとどめているが
(手順が面倒で、スパム報告しても名を変えられれば同じ)
今回のChang氏はしっかりスパム報告してブロックした。


■【方法】
プロフィールページに跳ぶ
→カバー写真下の「歯車」をクリック
→「このユーザーを報告またはブロック」の中から「報告を送信」にチェック
→さらに「○○さんのアカウントを報告」にチェック
→承認ボタンを押す
→(次のページで、報告する理由の項目がいくつか出てくるので適宜チェック)
→最後に「○○さんをブロック」と「報告を送信」にチェック
→送信





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9月13日の金曜日。
それでというわけではないだろうが、
朝っぱらから嫌なニュースを目にした。


対話アプリ 子供に影響
手軽さ裏目 やりとり加熱
悪口・中傷 事件に発展
(日経新聞社会面)


『ああ、出てきたな』と思った。
兵庫県宝塚市の事件があって以来、LINEが悪者にされる。
新興メディアはいつだって既存メディアから叩かれる。
が、今度はいささか分が悪い。


匿名のメディアを小中学生が使うのは無理だからだ。
無理なうちは使わせない、というのが大人の見識だと思うが、
ネットゲームを幼児のころからやっている現実を前にすれば、
「規制しろ」などというのは非現実的だ。

ジャーナリスト 石川秀樹


子どもが匿名メディアを使うのは「無理」というのは、
使いこなせるマナーや自制心が育っていないし、
会話する技術が未成熟だから、という意味である。
大人だって多くの人が踏み外すのだから。


「実名」は人の善意を増幅するが、
「匿名」は悪意を必要以上に増幅、拡大する。
ソーシャルメディアの会話は現実以上に怖い。
顕在していない心の内を書いてしまえば、
(盛り上がっている空気に乗せられてつい書いてしまう)
書いたことは“悪意”として固定する。
それほど確たる気持ちでなかったとしても。
そして、受けた側の心にグサリと刺さる。


これを小中学生が受け流せ、というのは無理である。
「今はなんでもかんでも、いじめに結びついちゃうのね」
新聞を見ながら妻がいう。
ささいな人との違い、気の利かなさ、
そんなものさえやり玉に上がって「うざい」といわれる。
今の小中高校に生きるのは命がけだなぁ、とため息が出る。


僕みたいな人間はとても生きられない……。
なんていうのはウソである。
生き方ベタは今も昔も変わらない。
たいてい孤立しているから情報が入ってこない。
空気はうすうす感じるが、意に介さない。
(いや、本当は気にしているのだが表現する機会がない)
だから、悪口も聞こえてこない。


LINE対策は? と聞かれて返答のしようもない。
1つだけいえるのは、
僕は使わないだろうな、ということ。
新しいことが好きだから、すぐに飛びつくと思う。
しかし中身が『こんなものか』とわかったら、
さっさと退散する。


2チャンネルのときもmixiのときもそう。
Google+もそうだったし、
LINEは電話と、1対1のトークにしか使わない。
僕は「匿名」はごめんだ。
こんなことを書いているから、
匿名ではどこまで叩かれるかわからない。
君子危うきに近寄らず、だ。


小中学生のLINEも同じだ。
悩むくらいならやめてしまえ。
匿名の“悪意”など、意に介するだけ無駄だ。
捨てておけばいいのである。




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