★LINE対策? 悩むくらいなら、やめてしまえ  匿名の悪意に、つきあう必要などない! | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。



9月13日の金曜日。
それでというわけではないだろうが、
朝っぱらから嫌なニュースを目にした。


対話アプリ 子供に影響
手軽さ裏目 やりとり加熱
悪口・中傷 事件に発展
(日経新聞社会面)


『ああ、出てきたな』と思った。
兵庫県宝塚市の事件があって以来、LINEが悪者にされる。
新興メディアはいつだって既存メディアから叩かれる。
が、今度はいささか分が悪い。


匿名のメディアを小中学生が使うのは無理だからだ。
無理なうちは使わせない、というのが大人の見識だと思うが、
ネットゲームを幼児のころからやっている現実を前にすれば、
「規制しろ」などというのは非現実的だ。

ジャーナリスト 石川秀樹


子どもが匿名メディアを使うのは「無理」というのは、
使いこなせるマナーや自制心が育っていないし、
会話する技術が未成熟だから、という意味である。
大人だって多くの人が踏み外すのだから。


「実名」は人の善意を増幅するが、
「匿名」は悪意を必要以上に増幅、拡大する。
ソーシャルメディアの会話は現実以上に怖い。
顕在していない心の内を書いてしまえば、
(盛り上がっている空気に乗せられてつい書いてしまう)
書いたことは“悪意”として固定する。
それほど確たる気持ちでなかったとしても。
そして、受けた側の心にグサリと刺さる。


これを小中学生が受け流せ、というのは無理である。
「今はなんでもかんでも、いじめに結びついちゃうのね」
新聞を見ながら妻がいう。
ささいな人との違い、気の利かなさ、
そんなものさえやり玉に上がって「うざい」といわれる。
今の小中高校に生きるのは命がけだなぁ、とため息が出る。


僕みたいな人間はとても生きられない……。
なんていうのはウソである。
生き方ベタは今も昔も変わらない。
たいてい孤立しているから情報が入ってこない。
空気はうすうす感じるが、意に介さない。
(いや、本当は気にしているのだが表現する機会がない)
だから、悪口も聞こえてこない。


LINE対策は? と聞かれて返答のしようもない。
1つだけいえるのは、
僕は使わないだろうな、ということ。
新しいことが好きだから、すぐに飛びつくと思う。
しかし中身が『こんなものか』とわかったら、
さっさと退散する。


2チャンネルのときもmixiのときもそう。
Google+もそうだったし、
LINEは電話と、1対1のトークにしか使わない。
僕は「匿名」はごめんだ。
こんなことを書いているから、
匿名ではどこまで叩かれるかわからない。
君子危うきに近寄らず、だ。


小中学生のLINEも同じだ。
悩むくらいならやめてしまえ。
匿名の“悪意”など、意に介するだけ無駄だ。
捨てておけばいいのである。




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【筆者から】
このブログの元になっているのはFacebookへの書き込みです。
主にFacebookページ「ジャーナリスト 石川秀樹」に投稿しています。
ミーツ出版(株)という小さな出版社の社長をしています。61歳で行政書士の資格を取り開業しました。さらにこの数年は「ソーシャルメディアを愛する者」としてFacebookで熱く語り続けています。ブログは私の発言のごく一部です。ぜひFacebookページもご覧ください。コメントをいただけたら、こんなにうれしいことはありません。


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