先日若者達と


軽井沢に・・・


着く頃には雨が


降って来ました



色鉛筆画・その他思いのままに・・・。-c


雨に濡れた新緑が


艶やかでした



色鉛筆画・その他思いのままに・・・。-b


そこで一句♪






五月雨に

(さみだれ)




息吹く若葉の




軽井沢




若者達も




しばし見惚れん



色鉛筆画・その他思いのままに・・・。-a

「男の話」の部分は1,2で終わらせ

早く「バーテンダーの話」に持っていこうという

意識が働き1回の記事に収まるよう余分と思われる

箇所を何行も省き載せた所、もう1つ伝わりにくい

文になってしまったと、いろんな人から指摘され

自分でもそう感じていたので、削除した箇所を復活

及び訂正し書き直しました。


また、読みやすいように行間隔を空けていましたが

そうするとまた2回か3回に分けて載せるようにな

るため訂正記事は行を狭め載せます。

出来たらこの訂正版読んで下さい♪



第2章  男の話2



「約束の日このお店で昔描いた作品と最近の作品を

持って彼女に見せました。

彼女と親しくなれるチャンスです。

尊敬の眼差しで見られるかもしれません。

そんなことを期待しながら見せたのですが・・・。



観終わると実に手厳しい言葉が返ってきました。

以前の絵には1枚1枚の作品に真心が感じられる

から荒削りでも観る人を引きつける何かがあるが

・・・最近の作品はただ綺麗、上手い・・・

それだけだと言われました。

口惜しかった・・・自分でも感じていたことなので

それを簡単に見抜かれ、さらっと言われて・・・」




男はそういって苦笑いを浮かべた。



「才能は努力だけでは補えないもの・・・でも

その才能を貴方は持っているのだからもっと真摯に

絵と向き合いましょ♪

その言い方には厭味はなく、自分の姉か母にでも

いわれているような感覚でした。

よし!頑張ってこの女性をいい意味で見返して

やろうという気になり俄然闘志に火が付いたのを

覚えています。


その日から絵を夢中で描き続けました。

作品が完成する度に彼女に見せました。

一昨日より昨日昨日より今日、彼女は作品を観るたび

褒めてくれて僕にやる気を起こさせてくれました。

そんな関係と並行するように2人の仲も急速に接近し

いつしか恋人関係にもなっていました。

キャリオカでもマスターはじめ常連客の間では2人

の仲は公然の事実として優しく接してくれました。

そしていつしかこの一番奥の席が僕で隣が彼女の指定

席に何となくそうなっていました。

2人で記念日も決めました。

初めてこの席に座って初めて会話を交わした日・・・

10月1日・・・そう、今日です」


カウンターの表面を軽く擦るような動作をしながら

男は当時を振り返っているようだ。



「同棲はしませんでしたが週に3,4回は彼女も

僕のアパートに来て食事や洗濯をしてくれ、まるで

新婚生活のような幸せな日々が続いていました。



2人でよく旅行にも行きました。

ある時、信州のなだらかな丘の上にある

ワイナリーに行った時のことです。

そこのソムリエの人と仲良くなりワインの説明を

聞きながら赤・白と飲んでいました

最後にロゼを注ぎながらソムリエが言いました。



『昔、南フランスで幼馴染の男女が小高い丘の上で

このロゼをかざしそこに映り込んだ街並を

2人で見ながら乾杯をしたら結ばれたという

古い言伝えがあります。

その時からロゼは、愛の酒と呼ばれています』



この日から彼女はロゼを飲むようになりました。

いつか結ばれるかな♪と楽しそうに言いながら・・・」



そう言って男はその時の情景を思い浮かべた。



良いお話ですねとバーテンダーが言った。


男は無言で頷いた。




「知り合って2年程経った頃でしょうか・・・

僕にも転機が訪れました。

恩師からの紹介でパリの日本人学校の美術講師を

しないかという誘いでした。

毎日ではないから空いている時間に絵の勉強をすれば

一石二鳥だろうと言われ、行く決心をしました。



この頃には彼女の影響もあり、画家としての自信も

芽生え始めていた頃です。

彼女も喜んでくれました。

暮らし的には楽ではないけれど、出来れば一緒に

行ってほしいと言うとしばらく考えていましたが

うなずいてくれました。



彼女とは当日、成田空港で落ち合うことにしました。

一抹の不安はありました。

以前から彼女は何も言いませんが、僕の耳には彼女の

両親が貧乏画家との交際を快く思っていないことは

知っていました。

彼女の親の反対で来られないことになりはしないか・・・

不安を口にすると、真剣な表情で

例え反対されようとどんな事が起ころうと必ず来ると

彼女は力強く言ってくれました。

でも・・・

彼女はとうとう現れませんでした・・・・・・」



男はそこまで話すと

グラスのマティーニをグイッと飲み乾し

すぐにチェーサーを流し込んで

フゥーッと、ため息をついた。

そして、また話し始めた。




「僕は彼女が来るまでずっとここで待ち続けようかと

思いましたが、気まぐれ旅行ではないので

そんなわけにもいかず、ひとりパリに向かいました。

機中でも色々なことを考えていました。

ひょっとしたら事故にでも遭ったのではないか?

それとも親の猛反対に屈してしまったのか?

不安と心配と苛立ちの道中でした。




少し落ち着いた頃手紙を書きました。

でも返事は来ません・・・

何度も何度も書き続けました。

そして2ヶ月ほど過ぎた頃やっと1通の

返書が届きました。




約束を破ってごめんなさいという内容と

事情があってこれから先もそちらには行けませんが

日本から応援しています・・・こんな内容の手紙でした。

納得いかない僕はその後も手紙を送り続けました。

そして、1年近く経った時・・・

ショックな返書が届きました。



親の勧めで、ある人と結婚することになりました。

ごめんなさい!

・・・だからもう、手紙を送らないで下さい。

立派な画家になることを祈っています。

そして陰ながら応援しています。

さようなら・・・・・・。



なんなんだ!・・・手紙を破り捨てようと思いました。

悔しさと悲しさで涙が溢れてきました・・・。

今すぐ日本に戻って直接本心を聞きたい・・・。

何度そう思ったことか・・・

無気力な日々が続きました

何もかも投げ出したい・・・」



男はひと息つき、また話し始めた。

   

「どう考えても納得できませんでした。

何があったにせよ、こんな簡単に愛って壊れてしまう

ものなのか・・・相思相愛だと思っていたのは

僕だけだったのか・・・しばらくは彼女を恨みました。

そしてそんな彼女を見返してやりたい・・・

僕はその一心でその後、絵を描き続けました」




今考えると恥ずかしいです。

男はそう言いながらマティーニを口にした。




「時の経過と共に少しずつ考えも変わりました。

少なくともパリに出発する以前の2人の愛は

本物だったはず・・・だと思っています。



だから、余程の事情が彼女に起こったのでしょう。

そして・・・別れる決心をしなければならなかった。

結婚も含めそれが彼女の望む決断なら尊重しなければ

いけない・・・そう思うようになりました。

勿論そういう考えになるまでには多少時間は

必要でしたが・・・苦笑


自信をなくし希望を失いかけていた時、突然目の前に

その希望と共に現れ、僕を叱咤激励し自信を与えてく

れ、成長させてくれたのは・・・彼女でしたし

曲りなりにも世界で認められる画家になれたのも

全て彼女との出会いがあったからだと思っています。

そして僕の大事な人生の道標を残してくれて・・・

僕の前から去って行った・・・

最近はそんなロマンチックに彼女との出会いを

考えるようにしています」




そう言いながら男はバーテンダーに笑いかけた。




「僕も色々な事情で1ケ月ほど前に日本に帰って

来ましたが、ここキャリオカに来ることには

迷いがありました。

ここには彼女との思い出がありすぎるのです。

行くのは止めようと一旦は決意したのですが

でも・・・導かれるように来てしまいました」



でも来てよかった・・・独り言のように男は言った。




「人生、予期せぬアクシデントや他人には理解

できない事情があるものですね・・・」


そう言ながらバーテンダーは言葉を続けた。


「今度は私の話を聞いていただけますか・・・

どうしてもお伝えしたいのです・・・」



「・・・・・・聞かせてください・・・」

男は言った。




第3章  バーテンダーの話につづく

第2章 男の話1




「当時僕は美大を卒業し画家を目指していました。


人より多少絵が巧いというだけで自惚れ


世の中をあまく見ていた時期でした。


勿論、世の中そんなに甘くないということは


すぐに気づかされましたが・・・苦笑


当時の絵のレベルで食べていくなんて


できるはずもありません。


昼間喫茶店でバイトをしながら夜絵を描くという


生活が続きました・・・


いくつかの公募展にも応募しましたが泣かず飛ばず


を繰り返しているうちにいつしか絵に対する情熱は


冷め、将来の不安と現実の空しさに苛まれ


自暴自棄の生活を続けていました・・・


そんな時、ある女性と出会ったのです。


初めて入った・・・ここ『キャリオカ』で・・・


25歳の時でした・・・」





男は一旦話を中断しチェーサーで喉を湿らした





「当時も、今と変わらぬ雰囲気でしたね・・・この店


ただ少し違うのはタバコの煙がスポットライトの


中で踊っていたことでしょうか・・・笑


でも当時のbarはどこもタバコの煙で


むせ返るようでしたものね。


いつも背伸びをしている友人が得意そうに


連れてきてくれたのが最初でした。


ルイアームストロングの搾り出すような力強い


ハスキーボイスが流れていたのを思い出します。


マスターの対応、客層、店内の雰囲気・・・


全てが『大人の店』だと思いました。


初めて自分が大人になった気分でした。


カウンター席は満員でこのボックス席に


座ったのを鮮明に覚えています」






そう言って男は振り返ってボックス席を見つめた。


続きを話そうとした時


グラスが空になっているのに今、気付き


同じものを下さいと言って話し始めた。






「僕らが座った先には先客がいました。


僕らと同じ位の年頃の女性2人組でした。


1人の女性は今でも思い出せないのですが・・・苦笑


というより、もう1人の女性が僕の心の中に


完全に入り込んでしまい他が見えなくなって


しまったのだと思います。


一目惚れ・・・っていうのでしょうね・・・


白のスリムなパンツルックが似合っていましたね。


髪はポニーテールにまとめ


話す度に笑う度に右に左に心地よく揺れていました。


オードリーヘップバーンのようにスリムで


知的な美人でした。


店内の客みんなと顔見知りらしく


彼女を中心に会話が飛び交っていました。


帰り際・・・彼女のほうが早く席を立ちましたが


その時初めて目が合ったと思います。


1秒か2秒かそんなもんだったと思いますが


またお会いしましょう♪


・・・そう言っているようでした。


勿論僕の勝手な思い込みですが・・・」






そう言って男は笑い


2杯目のドライマティーニを口に運んだ。





「ここに来れば彼女に会える・・・その日から


この店に通うようになりました。


そして初めての出会いから2週間位たった日


彼女と遭遇したのです。


まだ早い時間だったので客は僕しかいませんでした。


カウンターの一番奥・・・そう、この席です


この席に初めて座りました。


普段バーに行っても殆んどビール・・・カクテルって


いえる飲み物は精々ジンフィーズかジンライム


そんなものしか飲まなかったのにここに通うように


なってから飲んだこともない名前だけは知っていた


ドライマティーニを定番にするようになりました。


うまい、不味い、好き、嫌いではなくカッコ


つけたかっただけ・・・なんですけどね。


不思議なもので今ではこれナシでは、過ごせません」





男はグラスを見つめながら言った。





「そんな時彼女が前回とは色違いのパンツルックで


登場したのです。


見た途端頬が染まっていくのが自分で分かりました。


彼女はマスターと挨拶を交わし僕の側に来ました。


そして『こんばんは』と僕に笑顔で


挨拶をしてくれたのです。


その時の気持ちは・・・なんとも表現できませんね。笑


声をかけてもらえるなんて信じられませんでした。


『先日会いましたよね♪』


そのさらっとした言い方に僕も肩の力が抜け


『あぁ先日同じボックス席にいた・・・♪こんばんは』


『あの・・・隣座っても良い?』


勿論、どうぞ・・・っていう言葉をどもりながら


言ったのを覚えています。


これが2人の初めての会話でした・・・」





またチェーサーを一口含み話し始めた。





「彼女のリードによりお互い打ち解けるのに


時間はかからなかったですね。


僕が画家を目指している話をすると彼女は


作品を観たいと言い出しました。


自分では描かないけど絵は昔から好きなので


観る目はあるわ♪って言ってました。


僕は二つ返事で次の約束の日時を決め別れました」




第2章   男の話2につづく








































書いてみました・・・といってもまだ

この第1章だけですが・・・笑

頭の中では完結していますが

文章にしていません


とりあえず・・・読んで見てください♪




Memories(追想)





1章   

      

「キャリオカ」・・・

男はその文字に引き寄せられるように店内に入った。

「・・・いらっしゃいませ」


優しそうな初老のバーテンダーの


笑顔が迎えてくれる。


タイムスリップでもしたような昔と変わらぬ店内。


20年振りか・・・男は心の中で呟いた。


客はまだ誰もいない。

カウンターには10脚のハイチェアーが並んでいる。

それに8人垳のボックス席があるだけの


小さなバーである。


「カウンターの奥の席・・・いいですか?」

「お客様、誠に申し訳ありません・・・

奥の2席予約が入っておりまして・・・」


「そうですか・・・それは残念」


「奥の2席以外ならどちらでもご自由にどうぞ」

男は奥から4番目の席に腰掛けた。


「何を飲まれますか?」

「ドライマティーニをウオッカベースで


いただけますか」


「かしこまりました」

「あっ、それからステアではなくシェイクで


お願いできますか」

一瞬バーテンダーの動きが止まり


何かを考えている風だったが


かしこまりました・・・と、


にこやかな笑顔で答えた。


「すみません変な注文で・・・より冷えたのが


好みなもので」

「いえいえ、ご予約のお客様も・・・」

と言いかけてバーテンダーは口をつぐみ

時々そういうお客様


いらっしゃいますよといい直した。


「うちのお店、初めてですか?」

ウオッカとドライベルモットをシェイクしながら

バーテンダーが聞いた。

「いえ、昔はよく来ました・・・


もう20年も前のことですが・・・」


「そうでしたか・・・それはありがとうございます」


「この店の経営者だった当時のマスター


・・・今もこちらに?」


「兄のお店だったのですが体調を崩しまして


15年ほど前から私が引き継いでいます」


「声も顔もよく似ていたのでそうかなとは


思いましたが・・・」


「皆さんそう言われます」

初老のバーテンダーは、はにかむように微笑んだ。


「お兄さんも素敵な笑顔を絶やさない方でしたが

マスターも周りの人達を包み込むような


笑顔の持ち主ですね」

お世辞ではなく男はそう思った。


心の中のモヤモヤや悩みを打ち明けたくなるような

信頼感、安心感が笑顔にはあった。


「ありがとうございます」

バーテンダーは微笑みながら礼を言い

シェイクした中身をカクテルグラスではなく

シャンパングラスに注ぎレモンビールを絞り入れ

最後にオリーブを浮かべ男の前に出した。


「ウオッカベースのドライマティーニでございます」


「ありがとう・・・」

礼を言って男はグラスを口に運んだ。

20年分の、実に深い味がします・・・うまい!」




数分の沈黙が流れる・・・


バーテンダーは感慨に耽る男の邪魔をしないように

少し離れた所でグラスを磨いている。

「マスター、一杯付き合っていただけますか」

沈黙を破るように男が言った。


「よろしいのですか」

「ぜひ・・・お好きなものを」

「では・・・ロゼワインをいただいて


よろしいですか?」

「・・・・・・」

男はバーテンダーを見た。

そしてゆっくり頷き

「一番飲んで欲しかった酒です」と言った。




ロゼワインを注いだグラスをカウンターに置き

バーテンダーは男に言った。


「もし、よろしければ・・・


こちらの御席に移られますか」

バーテンダーが示した場所は先程予約席と


言われた奥の2席だった。


「えっ、予約席ではないのですか?・・・」

「はい、予約席です・・・でもお見えになるまでどうぞ

きっと許してくれると思います・・・」

「そうですか・・・では一番奥に座らせてもらいますよ」




席を移動した所でバーテンダーがロゼの入った


グラスを男のグラスにかたむけた。


「本日はお越しいただきありがとうございます


20年振りにお越しいただいたお客様と


このような日に乾杯させていただけるとは・・・

では、いただきます」

「乾杯!」

グラスの触れ合う音が店内に響き渡る。


「・・・この席に座ったら、まるで20年前が

蘇ってきたようです・・・」

「思い出がお有りのようですね・・・」

「・・・・・・」

男は一呼吸置くと

「マスター・・・僕の話を聞いてくれますか?」

そう言うとドライマティーニを一気に飲み干した。

「私でよければ・・・聞かせてください・・・」


バーテンダーは優しく微笑んだ・・・







2 章 男の話・・・につづく

2年程前にもこんなことを書いたような・・・。


結局書けず仕舞いで今日まで来てしまった


いつも構想は浮ぶ・・・しかし


文章にしようと思うと・・・三,四行で挫折・・・苦笑


でも今回は何でもいいから先ず書いてみる!


小学生並でもいいから・・・超短編でもいいから


最後まで書き上げる・・・そう思い書き始めたら


初めて1ページほど書けた♪



この先続いて書けそうなら


載せようと思っている