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126番 高貴な身分のジュリエットが

126番目の詩。ジュリエットとロミオの行く末を考えながら。

 

高貴な身分のジュリエットが

下層民のロミオに恋をして、

身分と貧富の壁を乗り越え

結婚をするべきか、それが問題だ。

 

二人の恋が純粋な愛に変わるのは

身分と貧富の差を乗り越えるから。

しかし、デズデモーナにイアーゴがいたように、

ジュリエットにはティボルトがいる。

 

今、純愛のライサンダーとハーミアは

純粋な恋の道は決して順調には行かないと

立ちはだかる悲劇を目の前にしている。

身分の差を赦せない遠い親戚たちが純愛を呪う。

 

身分の高いロミオが庶民のジュリエットに恋をするなら

上手く行くのに、反対は御法度。

卑しいロミオを絶対に赦せない男たちがいる。

孤独な男たちは高貴なジュリエットの愛を憎んでいる。

 

125番 恵方巻きはセブンイレブンから始まったそうな

125番目の詩。恵方巻きのことを考えながら。

 

恵方巻きはセブンイレブンから始まったそうな。

恵方は陰陽師から広まったのだろうか。

平安京で恵方巻きを食べる人びとを想像すると、

時代の箍が外れ時間は存在しなくなる。

 

あなたのことを思い、

あなたの愛を感じると、

死んだあなたが蘇り、

何千年の歳月に全く意味がなくなる。

 

何もない平凡な日の今という部屋で

老人の僕はドラマを読んでいる。

物忘れが進む脳の中で映画が映り、

青年の僕は愛を喪失したハムレットになる。

 

僕は、この世のすべての営みが無益だと嘆く。

そして、おお神よ!神よ、と言う。

僕の人生は平和なのに、僕は悲劇の主人公になれる。

あなたの愛があるのに、僕はオフェーリアを失ったりする。

 

124番 生か死か、それが問題だった

124番目の詩。若い時にハムレットに共感した自分を感じながら。

 

生か死か、それが問題だった。

この肉体が溶けてしまえばいいと思った。

弱き者、汝の名は、女。

そして、僕はオフェーリアを探していた。

 

僕は、殺人の夢を見た。

完全犯罪だった。

でも、誰を殺したか分からず、

警察に追われ、おどおどしていた。

 

今、復讐を果たした自分がいる。

押し殺してきた怒りに気づいた。

父親でない男を父と呼べと母は言った。

あのとき、僕は自ら十字架の布団に寝た。

 

きっと最高のマゾヒズムを体験したのだろう。

この肉体が溶けてしまえばいいのにと思った。

僕は、きっと復讐を決意したのだ。

僕は、母の愛する一人息子を殺した。