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33番 寝たきりの母の世話をするために

33番目の詩。

寝たきりの母を世話するために
難病病棟を訪れ、
8階の見晴らしのよい病室から
海と空と光を眺める。

外には天国があるのに
明るい病室には寝たきりのご婦人たちが
延命装置を頼りに
忍耐強く今を生きている。

隣のご婦人が僕に尋ねた、
外は暖かいかね?
今日は暖かいですよ、
僕は応える。

潤いの消えた腕を上げ天井を指差し、
あれは鯖かね?と尋ねる。
ああ、鯖が見えますか?と僕が尋ねる、
沈黙があり、老婆の目に涙が見える。

僕は彼女の失望と絶望を感じ、
老婆に笑顔で返す。それから、
寝たきりの母を見て、母の失望を見る。
母を寝たきりにしたその原因を息子は知っている。

32番 僕が素直になって

32番目の詩は、ちょっとジョン•ダン風に。

僕が素直になって
自分に嘘をつかず
心の奥の闇の声を聞けば、
僕は孤独ではなくなる。

僕は異性であるあなたを
天岩戸から引きずり出し、
あなたが下さったチョコレートを食べながら、
あなたの光を浴びる。

あなたと僕には
全くの疑いもなく、
僕らは抱き合い、
あなたと僕は一つの光になる。

僕らには世間の恋などどうでもよく、
かの賢人たちがエクスタシーと呼んだ絶頂に到達し、
お互いが目をつぶった世界で
暗闇の中の光となる。

僕は透明な手で
あなたのすべてに触り、
あなたは僕のすべてに触る。
あなたと一つになった僕は孤独を知らない。



31番 世の中には様々な学問があって

31番目の詩

世の中には様々な学問があって
僕も書物から学んできた。
でも、本当の学問はいつも言う、
自分から学べと。

自分自身でなければいけないと
アメリカの大思想家は言う、
自分自身の主人であれと、
イギリスの思想家が言う。

だから僕はときどき
もう本を読むのが嫌になる。
本を読むより
本当の自分を書きたくなる。

だから僕は詩を書いて
本当の自分を表現し、
文字と化した自分を見つめ
そこから何かを学び取る。

お前はやがて死ぬ、
お前は人を好きになったか?
お前は幸せな今を生きているか?
本当の学問はそれしか言わない。