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45番 ヘルマン•ヘッセの思い出は

45番目の詩。青春時代の強烈な思い出。年を取れば懐かしい。

ヘルマン•ヘッセの思い出は
恋と罪の物語。
孤独な心を癒し、
孤独な心を十字架にかけた。

高校三年の夏
海で彼女と出会い、
僕は彼女が好きになり、
願いが叶い、デートの始まり。

ある日彼女の家にお邪魔して、
彼女の本を一冊借りた、
本を返すから、もう一度会える。
本のタイトルは『デミアン』。

家に帰りなんとなく読み始めた。
最初の何行かを読んで、
体中に電気が走り、
興奮が止まらなかった。

孤独な魂を導く霊に取り憑かれ、
それからヘッセに夢中になり、
彼女と別れる結果となった。罪を感じながら、
孤独な心は光の十字架にかかった。

44番 シェイクスピアとダンとウォットン、

44番目の詩。おそらく僕は怒っているのではないだろうか。それとも失望しているか。どうでもいいじゃないかと思っている自分もいる。

シェイクスピアとダンとウォットン、
崩壊と殺戮と欲望の時代を駆け抜けた三人。
絶望の時代に、わずかな希望に懸けた三人、
彼らはあなたの魂に打たれた詩人。

目の前のあなたの言葉、
それが彼らを変えた。
その錬金術を浴び、
彼らの肉体は滅びた。

彼らは肉体の死を経験し、
目に見えぬ炎で焼かれて、
あらゆる痛みを離れ、
あらゆる塵を焼かれた。

心の中で永遠の安心と
永遠の楽しさと
永遠の喜びが爆発し、
その火を消すことはできなかった。

彼らにも普通の人生はあった。
ときどき放蕩な人生を懐かしんだ。
しかし、後の世の魂を癒すような愛を
言葉と行動で伝えることをもう止められなかった。




43番 あなたも不倫していたんですか、

43番目の詩。他の仕事を頼まれているのに詩を書きたくて困る!

あなたも不倫をしていたんですか、
ショックといえばショックです。
当たり前といえば当たり前、
ねえ、乙武さん、そうですよね。

あなたも単なる男ですから、
いわゆる健全ならば、ときめきますよね。
でも、五体不満足のあなたが?
僕がショックなのは、その点なのかもしれません。

あなたが不倫できたのに
なんで僕は不倫できないのでしょうか?
僕は五体満足です。
それに健康ですし。

あなたの奥さんが許してくれてよかったですね。
うちの奥さんは絶対に許してくれません。
あなたの所為で僕まで不倫の疑惑!
稼ぎのない妻には不倫は死刑なんですよ。

よかったですね、不倫ができて!心から祝福します。
これであなたもやっと普通の男。
こんな嫌らしい男には期待などしませんよね、世間は。
やっと自分自身になれますね、鎖を断ち切りましたね。