48番 物を忘れて行くのは
48番目の詩。忘れる幸せを感じながら。
物を忘れて行くのは、
認知症という病気かもしれない。
でも忘れる幸せを感じている自分がいる。
嫌な過去はもうたくさん!
母の隣のおばあさんは、
僕の顔をみると、
にこにこ笑って尋ねる、
僕の知らない人のことを尋ねる。
僕もにこにこ笑って、
最近会っていないんですよ、
元気でしょうかね~と答える。
そうかね~とおばあさんが言う。
おばあさん、僕は誰なんでしょう?
誰でもいいですよね?
あなたが好きな人なら、
忘れたくない人なら。
忘れたい人がいますよ、
忘れたいこともありますよね、お互いに。
忘れることで幸せならば、いいじゃないですか。
にこにこ笑っていましょうよ、お互いに!
物を忘れて行くのは、
認知症という病気かもしれない。
でも忘れる幸せを感じている自分がいる。
嫌な過去はもうたくさん!
母の隣のおばあさんは、
僕の顔をみると、
にこにこ笑って尋ねる、
僕の知らない人のことを尋ねる。
僕もにこにこ笑って、
最近会っていないんですよ、
元気でしょうかね~と答える。
そうかね~とおばあさんが言う。
おばあさん、僕は誰なんでしょう?
誰でもいいですよね?
あなたが好きな人なら、
忘れたくない人なら。
忘れたい人がいますよ、
忘れたいこともありますよね、お互いに。
忘れることで幸せならば、いいじゃないですか。
にこにこ笑っていましょうよ、お互いに!
47番 ガラウケになるのは誰?
47番目の詩。悲しい思いで。
ガラウケになるのは誰?
ガラウケとは、
身柄引き受け人のことだそうだ。
ガラス越しに彼が言う。
僕は父親がベストだと彼に言 う。
彼も同じ思いだ。
それじゃあ、その方向に向かってやってみるよ!
だから心配しないように!
マクベスみたいな話しだ。
妖女にそそのかされて、
アル中、窃盗、暴行。
刑務所に送られて我に帰った。
父親をどう説得しよう?
息子は妖女の支配を断ち切りました、
僕が保証します、
彼はお父さんを愛しています。
バスの中で戦術を練っている、
父親のガラウケがベストだ。
なかなか答えが出ない。
友のために、という声が聞こえた。
ガラウケになるのは誰?
ガラウケとは、
身柄引き受け人のことだそうだ。
ガラス越しに彼が言う。
僕は父親がベストだと彼に言 う。
彼も同じ思いだ。
それじゃあ、その方向に向かってやってみるよ!
だから心配しないように!
マクベスみたいな話しだ。
妖女にそそのかされて、
アル中、窃盗、暴行。
刑務所に送られて我に帰った。
父親をどう説得しよう?
息子は妖女の支配を断ち切りました、
僕が保証します、
彼はお父さんを愛しています。
バスの中で戦術を練っている、
父親のガラウケがベストだ。
なかなか答えが出ない。
友のために、という声が聞こえた。
46番 東名バスに乗って
46番目の詩。お弁当を食べ ながら。
東名バスに乗って、
時々見える桜を愛でながら、
妻が作ってくれた
お弁当を食べている。
若い頃の
あの時がよみがえる。
テニスでの交流会で
彼女がお弁当を作って来てくれた。
おにぎりと唐揚げと卵焼き、
散々恋に破れた独り身には
最高の愛だった。
僕は彼女と一生を共にしようと決めてしまった。
妻は美人ではない、
いわゆる女性の魅力があるとも言えない、
僕の人生は忍耐の連続だった。
妻は二度も大病を患ったし。
東名バスに乗って、
妻が 作ってくれたお弁当を食べている、
なぜ未だに一緒にいるのだろう?
お弁当が言う、心から感謝しているんだろう、と。
東名バスに乗って、
時々見える桜を愛でながら、
妻が作ってくれた
お弁当を食べている。
若い頃の
あの時がよみがえる。
テニスでの交流会で
彼女がお弁当を作って来てくれた。
おにぎりと唐揚げと卵焼き、
散々恋に破れた独り身には
最高の愛だった。
僕は彼女と一生を共にしようと決めてしまった。
妻は美人ではない、
いわゆる女性の魅力があるとも言えない、
僕の人生は忍耐の連続だった。
妻は二度も大病を患ったし。
東名バスに乗って、
妻が 作ってくれたお弁当を食べている、
なぜ未だに一緒にいるのだろう?
お弁当が言う、心から感謝しているんだろう、と。