57番 地上を避けて地下に降りると
57番目の詩。夏の日差しをさけて。
地上を避けて地下に降りると
空気がひんやりとしてホッと一息。
地下道を歩いて行くと
音楽が聞こえてきた。
若いお嬢さんがマイク片手に
若い声で歌っている。
彼女は、命を歌に込めて、
地下道を響かせている。
しばらく歩くと、
リズムのよい音楽が聞こえてきた。
アンデスのコンドルが飛んでいくように、
二人の若者が笛を吹いている。
しばらく歩くと、
若者たちがリズム良く叫んでいた。
戦争反対、選挙に行こうと叫んでいる。
彼らは命がけのようだ。
地上の暑さを避けて地下に降りると
違う命の世界があった。
でも僕は、78度ぐらいだろうか、
お天道様の高さを避けたかっただけだった。
地上を避けて地下に降りると
空気がひんやりとしてホッと一息。
地下道を歩いて行くと
音楽が聞こえてきた。
若いお嬢さんがマイク片手に
若い声で歌っている。
彼女は、命を歌に込めて、
地下道を響かせている。
しばらく歩くと、
リズムのよい音楽が聞こえてきた。
アンデスのコンドルが飛んでいくように、
二人の若者が笛を吹いている。
しばらく歩くと、
若者たちがリズム良く叫んでいた。
戦争反対、選挙に行こうと叫んでいる。
彼らは命がけのようだ。
地上の暑さを避けて地下に降りると
違う命の世界があった。
でも僕は、78度ぐらいだろうか、
お天道様の高さを避けたかっただけだった。
56番 彼女は人を騙すのが上手だ
56番目の詩。人を騙すことの空しさを感じながら。
彼女は人を騙すのが上手だ。
上手に人を動かして
自分の願望を実現する。
でも、彼女は僕にはつめたい。
彼女の笑顔は素敵だよね。
つき合いたいと思わせて、
男ごころを操る。
そして彼女は自分の夢を実現させる。
僕は若い頃、役者の修行をした。
恋人役はたのしかった。
相手の女の子に夢中になったけど、
自分の感情をコントロールすることを学んだ。
だから僕はただ見つめることができる、
どんな感情も見つめることができる。
僕を動かそうとする彼女の感情を
見つめることができる。
彼女は僕にはつめたいけど、
僕は彼女を愛していないわけではない。
彼女が僕を愛していないだけだ。
彼女は自分だけを愛している。
彼女は人を騙すのが上手だ。
上手に人を動かして
自分の願望を実現する。
でも、彼女は僕にはつめたい。
彼女の笑顔は素敵だよね。
つき合いたいと思わせて、
男ごころを操る。
そして彼女は自分の夢を実現させる。
僕は若い頃、役者の修行をした。
恋人役はたのしかった。
相手の女の子に夢中になったけど、
自分の感情をコントロールすることを学んだ。
だから僕はただ見つめることができる、
どんな感情も見つめることができる。
僕を動かそうとする彼女の感情を
見つめることができる。
彼女は僕にはつめたいけど、
僕は彼女を愛していないわけではない。
彼女が僕を愛していないだけだ。
彼女は自分だけを愛している。
55番 ねえ、もしかして、
55番目の詩。何もできない自分を感じながら。
ねえ、もしかして、
死にたいと思っていない?
電話の向こうで若いあなたは、
黙ってしまった。
まだまだ遊びたいだろうに
まだまだ自由でいたいだろうに
また恋もしたいだろうに
あなたは生活に必死だ。
一生懸命働いているのに、
怒鳴られ馬鹿にされ
悔しさをこらえ、
涙を抑えて耐えている。
あなたにも悪い所があるよね。
でも、あなたは今まで、
不公平に、不親切に、馬鹿にされて
生きてきた。
ねえ、もしかして、
死にたいと思っていない?
電話の向こうであなたが
泣いているのが見えた。
ねえ、もしかして、
死にたいと思っていない?
電話の向こうで若いあなたは、
黙ってしまった。
まだまだ遊びたいだろうに
まだまだ自由でいたいだろうに
また恋もしたいだろうに
あなたは生活に必死だ。
一生懸命働いているのに、
怒鳴られ馬鹿にされ
悔しさをこらえ、
涙を抑えて耐えている。
あなたにも悪い所があるよね。
でも、あなたは今まで、
不公平に、不親切に、馬鹿にされて
生きてきた。
ねえ、もしかして、
死にたいと思っていない?
電話の向こうであなたが
泣いているのが見えた。