87番 いつの頃だろう
87番目の詩。心のままに書いてみる。
いつの頃だろう
僕はあなたに憧れるようになった。
もう人生も残り少なくなって
憧れは僕の人生になった。
正直な生き方が
もっとも我が儘だと言われても
だれに嫌われても
もう全く平気な自分がいる。
僕の憧れの人は
もっとも優しく強い人間だった。
僕はあなたを主とは呼ばない、
あなたは僕の魂の友達だから。
僕の拳一撃であいつは倒れた、
暴力と理屈で僕は自分の身を守った、
人を破壊してもちっとも幸せではなかった。
あなたは、互いに愛し合いなさいと言い残した。
86番 アーサー王はいなかった
86番目の詩。真実とは何かを思いながら。
アーサー王はいなかった、
それは桃太郎と同じこと、
かれらは伝説上の人物だから。
だから聖徳太子もいなかった。
侵略者のサクソン人に、
大切な古里と民族を守るため、
端から死を覚悟し、
闘いを挑んだ勇者がいた。
鉄の武器を振るい、
朝鮮半島から渡来した異民族に、
大和から派遣された王子が
闘いを挑み自由を守った。
異民族が政権を奪い合い、
殺し合いを常としていた。
お互い理解し合い
和が大切だと説く人物がいた。
アーサー王は伝説の人物、
桃太郎も聖徳太子も伝説の人物。
しかし、千年以上もの時を経ても
愛する行為は真実として語り継がれている。
85番 哲学とか思想とかは
85番目の詩。言葉の意味を考えながら。
哲学とか思想とかは
結局、恣意的な世界。
政治だって言葉の意味を無視して
意味のないシステムを死守している。
現場で命のやり取りを目の当たりにし、
「戦闘」という言葉が使われた。
政治家はその意味を正しく理解し、
「武力衝突」に書き換えた。
戦闘では波風が立ち、
武力衝突ならば波風が立たない。
生と死が生々しく苦悩しても、
死体がころがっていても波風が立たない。
僕の国では意味は政治家が決めるものなのだ。
現場の戦闘は武力衝突に決められた。
僕の生と死もシステムの奴隷たちが決めるのだろう。
嘘つきめ、生きている限り愛の意味だけは僕が決める。