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93番 何のために生きているのだろう

93番目の詩。目の前の光景にただ悲しくて。

 

何のために生きているのだろう。

高齢者になって、

体を動かすのも辛くなって、

寝たきりになって。

 

車いすに座って、

みんな無言でテレビを聞いて、

じっと何かを見ている。

辛抱強く何かを待っている。

 

これが僕の将来なのだろうか。

この体も動かせなくなるのだろうか。

それは僕の人生なのだろうか。

生きる目的を持っているのだろうか。

 

息を吸うことしかできなくなる、

感じることしかできなくなる、

生きる目的などなくなるに決まっている。

でも、あなたへの感謝だけは失いたくない。

 

悲しみではなく喜びを、

不幸ではなく幸せを、

孤独ではなく愛を感じて、

人生の幕を閉じたい。

 

 

 

92番 ベドラムは精神病院

92番目の詩。精神病院に入院させられた若者を思いながら。

 

ベドラムは精神病院、

気違いと思われた人が入れられる。

ベドラムの本当の名前は、

ベツレヘムの星修道会。

 

大人たちに支配されるな、

僕は嫌だ、

人はみなバラバラだ、

アイドルたちが歌っている。

 

そう叫び続けた若者は、

父親に気違いだと思われて、

ベドラムのトムになった。

彼の理想の人はボブだ。

 

僕も彼と同じだ、

風に吹かれてここまできた。

でもベドラムのトムにはならずに済んだ、

蛇のように、鳩のように。

 

ベドラムの本当の名前はベツレヘム、

僕もベドラムのトム。

僕を愛してくれるあなただけが

僕を癒してくれている。

 

 

91番 あなたのことを思えば

91番目の詩。アタラクシアなどということを考えながら。

 

あなたのことを思えば、

プランターの土を掘り返すのも

なんだか楽しくなる。

何気ないことなのに。

 

コインランドリーで

洗濯をしていても、

ふと、あなたのことが浮かんで、

ついつい笑顔になってしまう。

 

歩いていても、息を吸っていても、

食べていても、横になっても、

あなたのことを思い出すと

幸せな気持ちになってしまう。

 

これが、あのアタラクシアなのだろうか。

荒らしの渦の中心にある

天空の城、

心の中の台風の目。

 

あなたのことを思うと

何もかも楽しくなってしまう。

釘を刺された責め苦の痛みは

エンドルフィンで至福に変わったのだろうか。