皆様お疲れ様です。
母から連絡がありました。
どうやら実家の賃貸物件が売れたようだとの事
当初7000万円で
売りに出していたみたいですが
利回りが悪いとの事で
もう少し下がった価格での
売却になったようでした。
賃貸物件の売却については
こちらをご覧ください。
それでですね
まぁ、現状から考えたら
ベストな展開なのかもしれませんけど
やっぱり先祖代々の土地を失うというのは
なんともやりきれない気持ちになります。
私が子供の頃は
その賃貸物件の1階部分で
父がレストランを経営していたんです。
かれこれ40年くらい前になりますかね
ウッディ調の店内には
バーカウンターもあって
BGMはアメリカンポップスが流れていて
子供ながらに
すごくオシャレだなと思っていたんです。
当時としては珍しい佇まいと
父の考えた新進的なメニューもあって
ラジオやテレビにも何度も紹介されたりして
地元ではちょっと有名なお店でした。
そんなお店が自分ん家だなんて
すごく自慢に思っていました。
同じ場所に賃貸物件とレストランが建つ前は
祖父の実家と祖父が経営するお米屋さんと
長屋みたいな賃貸物件があったんです。
今思えば父や祖父は
商才があるのかもしれませんね。
ただやはり時代の流れというのは厳しくて
お米屋さんはレストランに
そしてレストランも
15年経営した後に閉店しました。
ちなみにお米屋さんがまだあった頃
プラッシーという
お米屋さんでしか売っていない
ビンのジュースがあったんですけど
それをよく飲んでいました。
ご存知の方いらっしゃいます?
プラッシー
美味しかったんですよね
…話をレストランに戻します(笑)
レストランが閉店する最後の2年くらいは
私もアルバイトとして手伝っていました。
そんな事もあって
レストランが閉店する時は
悲しかったのを覚えています。
その後レストランの跡は
色んなお店が入りましたが
どれも長く続く事はなく
結局は父のレストランが最長となっていました。
今度はそこに古着屋さんが
入るようなのですが
もう物件は私達のものでは無いので
寂しい気持ちになりますね。
当初賃貸物件が売れた後は
同じ場所に住むと言っていた母ですが
どうやら近くに中古マンションがあって
価格も安いので
そこへの引越しを考えているようです。
母がボソッと
「ここを離れるのか……」と言いました。
母も結婚して嫁いでから
ずっと住んでいた土地であり家です。
寂しくないわけがありません。
引越しを予定しているという場所は
そんなに遠いわけではありませんし
目の前にはスーパーもあるので
そういう意味では便利なんですけど
通ってる病院が遠くなる事を気にしていました。
母も後期高齢者
私や奥さんが送迎したり出来る時は
してあげても構わないんですけど
必ず毎回行かれるかと言うと
そういうわけでもありません。
家の場所も遠いわけではありませんが
今なら徒歩1分
今度は車で10分くらいに
なるかもしれないわけです。
この差はかなり大きいです。
あと、母はご近所さんなど
全く知らない場所へ行くので
孤独にならないかなと思うのです。
今は自治会の集まりなどにも参加して
文句を言いながらも近所の人達と
楽しそうに動いています。
引越してしまったらそれも無くなります
社会的に死んでしまうというと
大袈裟かもしれませんが
母の居場所がひとつ減ってしまうのも
私としては心配です。
変な話
実家の郵便受けを
通りすがりに見るだけでも
生存確認出来ていたんですけど
もしも引越したらそれも出来ない。
一緒に住んでいるわけではありませんが
親と離れて暮らすという事は
想像以上に色々と考えさせられ
心配になる事が多いなと思いました。
ただ
引越し予定の場所だって
沢山の高齢者の方だって住んでいるはず
だから
暮らせないとか
そういうことは無いとは思います。
ただやっぱり
なんとなーく
不安になるんですよね……
今後
我が家はどうなっていくのでしょうか
長男も今、自分達の家が
こんな事になってるなんて
想像もつかないだろうなー。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
はじめましての方へ
よろしかったら
こちらもお読みいただけますと幸いです。
私の新しい人生の出発点です
また、グリーフケア写真部の活動も始めました
ご興味がある方は自由なスタイルやペースで
写真を撮ってみませんか?
もしも撮ったら
#グリーフケア写真部 でアップして
みんなで共有していきましょう!
どうぞよろしくお願いいたします。