皆様お疲れ様です。
今回も
父との確執
昨日の続きです。
こちら前回のお話です
一応貼っておきますね。
今回ちょっと長くなってしまいますが
途中で切れないので
一気に書き切りました。
よかったらお読みください。
週1で家に帰ってくる父
その日は帰ってくる日だったので
呼ばれるかな?と思っていたら
案の定呼ばれました。
実家に行きました。
明らかに機嫌の悪い父
父は怒ると
怒鳴ってブチ切れるタイプ
暴走機関車みたいな男です。
それが今にも爆発しそうな
顔をしています。
私が席に着いた時
母がそこに居ない事に腹を立て
「早く来い!」と怒鳴っています。
あー、感じ悪い。
そう思いながらも
「でかい声だすなよ」と
冷静に父を諭しました。
母も怒鳴られて嫌そうな顔をしながら
席に着きます。
そして父が話し始めたんですが
最初からまともな話し合いに
なるわけもなく
お前(私)が駐車場代を負けろとか
文句を言っていると
それでそんな小さい事を
グダグダと言いやがって…みたいなテンション。
でも私は冷静に返しましたよ
負ける負けないの話じゃなくて
そもそもの支払っているお金の
内訳の話なんだけどね、と。
言ったんですけど
頭に血が上った父は話にならず
そんな事は今聞いてない!とか
お前らにはハートが無い!とか
ちょっと意味が分からない。
しまいには2年前の
家を買えと言われた時の話を持ち出し
アイツ(奥さん)は
今まで1000万くらい払ってるとか言った!と
これについては
私が先に言ったはずなんですが
確か奥さんも少し言ったかもしれません。
ただこれは
今の話とは全く関係ない話。
冷静に
今の話とは関係ないでしょって
言ったんですけど
それも聞かず
ついには
そんななら縁を切ったっていい!と
言い放ったんですね。
それまでずっと私は
終始冷静に話をしていましたが
縁を切ったっていい
この一言に
私の中で何かが弾けたのが分かりました。
自分でも何を言ったかは
あまり覚えていませんが
気付けば立ち上がって
父に向かって叫んでいました。
私に対しては
別に良いんですよ
一応実子だし
切ろうと思っても切れないと思うから
でも
私以外の家族に対して
ましてや私の家族への攻撃は許しません。
それと同時に悲しい気持ちにもなりました。
結婚して20数年
奥さんだって義理とはいえ親子として
家族として過ごしてきたわけです。
そりゃ、多少の文句や不満は
あるのは分かっていますよ
でも、そういうの込で家族なわけだし
みんなそれぞれが
この家族の一員として頑張ってきたわけです。
本当ならここに居たはずの長男だって
もちろん家族なわけで
息子(孫)が亡くなるという家族にとって
地獄のような悲しみを過ごしてきた
私達と縁を切るというなんて事は
たとえ勢いだったとしても
言ってはいけない言葉。
そんな内容を
私は怒声に乗せて言ったと思います。
そして横を見ると
母も私と一緒になって
父へ怒りをぶちまけていました。
状況を見てマズイと思って
ハッと我に帰ったようで
落ち着きを取り戻した父は
一言「ごめん…」と言いました。
今、仕事も上手くいってなくて
そのイライラもあって
思ってもいない事を言ってしまったと
父は言いました。
そこからは冷静に話が進みました。
そしてまず
私が思っていた不安は的中しました。
今、この物件を売りに出している、と
ただ、俺の話を聞いて欲しいと
続けて父は言いました。
確かに仕事は前よりは良いが
上手くいってるとは言えない
ただそれとは別に
この物件を俺は若い頃に
勢いで建ててしまった。
その頃は収入もかなりあったから
分からなかったけど
年月が経ってこの建物の維持に
莫大なお金がかかっていて
もしこれを頑張って維持して
私に譲ったとしても
とてもじゃないが維持出来ないと思う。
潰して駐車場にするとかも考えたが
取り壊すのにも莫大な費用がかかるから
それなら売却して現金として残した方が
良いと思ったんだ。
だからもし
この物件が売れたら借金も無くなる
だからもう家賃は要らないから
そうしたらお前は後はもう
自分の家の事だけを考えていけばいい
それが俺(父)なりに考えた
一番良い答えなんだ。
それを聞いて
父の話は分かった
でもやはり先祖代々の土地を
手放す事は良いのか?と
改めて聞きました。
すると父は
それは俺だって分かっている
だけどこのままだとお前(私)に
迷惑がかかってしまう。
いつか俺(父)が死んで
あの世に行った時に
ご先祖さま全員から怒られると思う。
そうしたら俺は平謝りをするつもりだ
全責任は俺にあると。
気が付けば父は
涙を拭っていました。
父の涙を見たのは
長男が亡くなった時以来でした。
父もこの物件を売る事を
相当悩んだんでしょう
そして本心は売りたくないんでしょう
でも、そうするしかない状況と
苦渋の決断を下した父の気持ちが
その涙に見えてしまいました。
それを聞いて
正直言って
納得はしていないんですけど
でも仕方ないのかな
とは思いました。
なので
とりあえずは分かったよ、と
父に伝えました。
そして続けて言いました
父の仕事に口を出すつもりはない
だけどこの家や土地は家族全員のもの
私ももう子供じゃないんだし
それに仮にもし突然2人(両親)が
居なくなってしまったら
どこに何を連絡してよいのかすら知らない。
だからこれからは俺も仲間に入れてくれ
雑用でもなんでもやってやるから
1人で考えないで少しは頼れよ。って
父も「そうだなー」
お前にも色々知ってもらわないと
いけないんだよな。
そういう父の顔は
憑き物が落ちたような
穏やかな顔になっていました。
そこからはずっと話も穏やかで
私が
だいたいな、話の全容を伝えないで
駐車場の話だけするから
こんな事になるんだろ!とツッコむと
父も
そりゃそうだよな、悪ぃ悪ぃ
とにこやかに返します。
色々その後も話しましたけど
最終的には物件が売れるまでだから
それまでは今まで通りの家賃で
俺を助けてくれよと言われ
まぁ、しゃーねーなと
私も思いました。
家族を守るという事は
父も守るという事ですからね。
ただ父には
事業の事も分かるけど
本当にダメだという時のラインは
決めておいて欲しいと伝えました。
父も
それは分かっているから
と答えてくれました。
そして最後に
お前達家族の事を悪く言ってしまった
さっきは本当に悪かったと思うから
どうか俺と握手してくれ
と言うので
もちろん!と
ガッチリ握手して帰ってきました。
先祖代々の土地が無くなってしまうのは
やっぱり寂しい
でも時代とともに色々変化していくのは
仕方ない事なのかなぁなんて思いつつ
長い時間の話し合いにどっと疲れて
やっとの思いで帰宅。
帰ってきて奥さんが開口一番
「駐車場代はどうなったの?」と聞くので
「とりあえずそのままで…」と答えたら
はぁーーー?
と言う奥さん。
そりゃそうですよね
数時間前の私の状態なんで(笑)
はぁ……
と大きなため息一つ
真剣な話し合いに疲れてて
次の日も仕事なんですけど
奥さんをこのままにはしておけません。
さ、説明するか。と
さっきの話をまたし始めたのでした…
おわり。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
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よろしかったら
こちらもお読みいただけますと幸いです。
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