昨日の朝、金曜日の夜に来てくれた看護師さんから電話がありました。
「その後いかがでしたか?ご心配はありませんでしたか?お嬢さんよく眠れましたか?」
優しい~。
私は毎晩お酒を飲んで何事もなかったかのように爆睡しています。
それでも母に声をかけられると一応ちゃんと起きています。
母からは「あんたは良く寝てるんだねぇ」と言われてます。
午前中に往診に来て頂いて、新しい利尿剤と背中の痛みを取る湿布薬を処方されました。
さっそく調剤薬局に取りに行って背中に湿布を貼っていたら。
「なんか痛そう・・」背中に床ずれになりかけの皮膚が向けた個所を発見しました。
「さてどうしようか??」
そう思いながら弟とお昼を食べていて「私、午後から講座だからそれまでにトイレ確認しようね?」と話していたところにまた看護ステーションから電話がありました。
別の方で「その後いかがですか?」
「床ずれになりそうなものを見つけました。」そう言うと「伺いましょうか?」
看護師さんが来られるのが13時しかないとのことで講座を1時間遅らせて頂きました。
「これは早めに処置したほうがいいですね。」と手当をして頂きました。
良かったです。
母はオシッコもよく出るようになりました。
ただ紙おむつや紙パンツが嫌なようで、せっかく看護師さんが綺麗に充ててくれたのですが夜中に「普通のパンツにして」と起こされました。
弟を起こさなくてもできそうだったので、一人で紙おむつから布パンツへと切り替えました。
今朝はまたポータブルトイレで座れるようになりました。
一進一退・・といったところです。
友達と連絡を取ることを頑なに拒んでいたのですが、今日のお昼に「〇〇さんと話したいから呼んで」と初めて言いました。
ごく近所に住んでいる、小学校からの友人です。
電話をかけると飛んできてくれました。
「会いたかった。どうしているのかずっと気になっていたんだよ。こんな近くにいるのに、毎日のように会っていたのに。」
母は黙って頷いていました。
母に会いたいと思ってくださるお友達はたくさんいます。
母はいまの自分の姿を見せるのが嫌なようです。
元気で綺麗でさっそうとしていて太陽のような人でしたから。
誰にでも声をかけて仲良くなって華やかな人でした。
父もそうでした。
誰の面会も許しませんでした。
誰か伝えたほうがいい人がいるの?と聞いても「誰もいない」と言っていました。
母も父も似ているのかもしれません。
弱っている姿を見せたくない・・・
動物っぽい。
母の友人が帰り際に「パパと仲良しだったからね・・・」
看護師さんは明日も臨時で来てくれます。
どんどん弱っているように思いますが、お友達に「リハビリしているの・・・」と伝えていました。
私が「今週もリハビリやる?」と聞くと頷いていました。
そして母のブームの「ピノ」を二口ほおばっていました。
陽だまりのしっぽ 美香