動物の旅立ちは「動物の数」だけシナリオがあります。
どの旅立ちにも理由があり愛があります。
飼い主さんの多くは
願わくば自分の腕の中で安らかに旅立ってほしい
家族がそろっている中で旅立ってほしい
そう願うことが多いです。
病院で旅立ったり、一人で留守番をしている時に旅立ってしまうと「可哀そうなことをした・・」と後悔をします。
それがペットロスを長引かせてしまうこともあります。
どんな場合でもそれは「動物が選択したこと」なので、飼い主さんが自分を責めたり後悔することはありません。
飼い主さんにはどうもできないことなのです。
動物たちが決めたことですから。
動物の介護や看護をしている時、昼夜関係なくお世話をしています。
少しの変化にも気が付くように・・・
それが「なぜこのタイミングで・・・」と思うときに逝ってしまうことがあります。
ミントの時に知り合った方は、ハイシニアのワンコの介護をしていました。
地方の方で、お父さんが「犬を家にいれること」「病院に通うこと」を猛烈に反対していました。
「犬は外にいるものだ」「寿命なんだから治療をする必要はない」
そう言われてとても悩んでいました。
それでもその方は仕事を辞めて自室にワンちゃんを入れて介護をしていました。
猛反対をしていたお父さんも強硬手段に出たのでそれ以上は言わなかったそうですが、良い顔はしなかったのです。
どんどん斜頸し、くるくる回り続けるワンちゃんの介護をしていました。
片時も離れずにいたのですが、ある日安定していたのでお風呂に入りに行ったらその間に旅立っていました。
直後に泣きながら電話がかかってきて「お風呂に入らなければ良かった」
そのワンちゃんは「お風呂行ってくるね」と声をかけてくれた優しいお姉ちゃんの後姿を見送っていました。
微笑ましく、また戻ってきたときはホカホカ温まって綺麗になっているお姉ちゃん。
安心して旅立ったのです。
ご夫婦で介護をしていた方がいました。
寝るときは交代で寝ていたそうです。
幾晩もそうして過ごしていたのですがある夜だけ二人して寝てしまいました。
パパさんがハッとして起きた時、その子は旅立っていました。
パパさんは猛烈に後悔して泣いていました。「なんで眠ってしまったんだろうか」
でも、そのワンちゃんは寝ているパパに挨拶をしていました。
パジャマの袖を引っ張って「パパ、バイバイ」そう言っていました。
パパさんは「そうだ!袖を引っ張られる気がして目が覚めたんだ!挨拶をしてくれたんだ。」そう言ってまた泣いていました。
先日、旅立った「りのさん」も同じでした。
つきっきりで介護をしていた、長島由利子さん
一瞬眠ってしまったタイミングで旅立ちました。
「なぜ?」と、りこさんは問いかけていました。
りのさんは「深く眠ったでしょう?」を笑っていました。
一瞬の深い眠りの中で、手を繋いでいる姿を見せてくれました。「私たちはこうして深いところで繋がっているんだよ。」
深い眠りの世界は「潜在意識の領域」です。
潜在意識の中で永遠に一緒だよ・・・
動物たちは教えてくれるのです。
自分のためにほとんど眠らずに看護、介護をしてくれている飼い主さんを動物たちは知っています。
その姿を見ています。
一瞬、寝てしまう・・・
目覚ましをかけていたはずなのに・・・
いつもは起きているのに・・・
それは動物たちが「おやすみなさい」の魔法の粉をかけてくれているようなものです。
「ありがとう。眠ってね。」
そんな優しさなのです。
決して、飼い主さんの「うっかり」」ではありません。
ぐっすりと眠っている飼い主さんを見ている動物の気持ちになってみてくださいね。
どれほど安心するでしょうか・・・
安心している中で旅立つのです。
動物は優しいのです。
【陽だまりのしっぽチャンネル】
チャーリーも父が眠っている横で旅立ちました。
陽だまりのしっぽ 美香
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