5月5日、由良町の興国寺で行われた花祭りに行ってきました!
仏教のはじまり、お釈迦さまの誕生を祝うお祭りで、全国的にはお釈迦さまの誕生日である4月8日周辺で行われます。釈迦如来を御本尊とする興国寺でも毎年行われますが、こちらは5月の子どもの日に行われています。
興国寺4大祭りのひとつに数える花祭り。今回は、花祭りのイベントレポートをお届けします!
花祭りでは、お釈迦さまの像に甘茶をかける風習があります。これはお釈迦さまが生まれた時に空から9頭の龍が舞い降り、甘い水を吐いたことに由来します。その水はお釈迦さまの産湯に使われたそうです。
甘茶はアジサイの一種から作ったもので、砂糖の数百倍の甘みがあるとのこと。振る舞われていたのでいただきましたが、薬のような甘みでした。
大勢の地元の人たちが大きな象の模型をひいていく姿は見もので、毎年多くの見物人が訪れています。
その後、本堂で法要が行われました。虚無僧による尺八の献奏のあと、お経が唱えられました。子供の日ということで、地元の子供たちも堂内へ。住職による法話が行われました。
お釈迦さまは生まれた時、7歩歩いて右手で天を指し、左手で地を指しました。そして「天上天下唯我独尊」と喋ったといいます。
これは「この世の中に生まれた人間のひとりひとりがかけがえのない尊い存在である」という意味です。これからの時代を生きていく子どもたちに、ぜひ覚えておいて欲しい言葉ですね。
祭りの最後は、和歌山県民が大好きな餅まき。紅白の大きな餅などが投げられ、とても白熱していました。
この日は初夏の気候で、とても天気が良く、少し暑いくらいでした。関係者の皆さん、おつかれさまでした。