こんにちは、
フォトグラファーのヒッキーこと
森藤ヒサシです。
生きていると、
以前は、
こうだったとか、
ああだったとか、
自分の経験をベースに
考えることがよくある。
それは、
あくまでも、
自分が経験してきたことでしか、
物事を考えることが
できていないからなのだろう。
とはいえ、
他人の経験したことを、
自分ごとのように、
考えたり、
感じたりするのは、
なかなかできることではないと思う。
何が言いたいかというと、
自分が過去に経験してきたことが、
今の自分を形成している、
ということ。
こんな私でも、過去に、
辛い経験はたくさんしてきた。
自分がやったことで、
人に迷惑をかけてしまったり、
軽率な行動をしたことで、
大怪我をしてしまったり、
そんなことはザラにある。
一番辛かったのは、
2011年の東日本大震災を機に、
父親とぶつかり、
会社を追い出されたこと。
詳しくは↓
その時は、
父親を殺したいほど憎んだり、
自分の置かれた状況を、
受け入れられずに、
鬱にもなった。
自分の中では、
人生最悪の出来事だった。
ずっとそう思ってきた。
でも、
この出来事があったからこそ、
ゼロから頑張ろうと思ったし、
写真に対しても、
真剣に取り組んだし、
出版しようと思ったのは事実。
追い出されて10年経って思うのは、
その最悪だと思っていた出来事があったからこそ、
今の自分があるということ。
写真で日本一にもなったし、
セミナーで、
たくさんの受講生にもきてもらったし、
スタッフが素晴らしく成長しているし、
田園調布にも住めているし、
出版することもできて、
幸せな人生を送れている。
となると、
最悪の出来事だと思っていたことも、
自分の人生を変える、
ターニングポイントだったというのが真実。
殺したいほど憎んでいた父親も、
私の人生を
素晴らしいものに変えるきっかけをくれた、
感謝すべき人になってしまったのです。
よく、
過去は変えられないけど、
未来は変えられるという。
それは、その通り。
でも、
過去に起こった出来事を
変えることはできないけれども、
過去に起こった出来事の
解釈を変えることはできるのです。
その時は最悪だと思っていたことも、
最悪ではなくなるのです。
となると、
今、嫌だな、辛いな、
と思うことも、
10年後の私から見たら、
あの時、あの出来事があったからこそ、
今の自分がある！
と思えてるのかも。
そう思うと、
最悪の出来事なんてなくて、
ただただ、
その時、最悪だと思っているだけで、
ただの自分の解釈なのかもしれない。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
森藤ヒサシ
(ヒッキー)
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