妊婦生活レポ-3ヶ月- | 西式健康法 - 養生講座/実践方法 「日々花家」ブログ

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妊娠3ヶ月のときのことを、思い出して書いておこうと思いますノート


妊娠が発覚して呆然。。たましい
もう32歳だし、安定期までに15%は流産するって云うし、あんまりぬか喜びしたくないなぁっていう思いもあり、落ち着け私・・!アワワという感じで事態を冷静に受け止めようとしていました。。


最初に感じた心身の変化は、

・あんまり食欲がない、食べてもそんなに美味しく感じない
・よく食べてる割には痩せる
・体力的に疲れやすい
・ちょっと食べ過ぎると胃が疲れて、疲れが抜けにくい
・なんか覇気がない、ブルー、鬱屈とした感じ

でした。


特に最後のマタニティーブルーな症状が辛くて、軽いときも含めると2週間くらいなんだか鬱々としていました・・・

お客さんが来たり出かけたりしてるときはいたって普通なのですが、夫と2人や、まして1人になると凹んで、一番酷い時期は3日間くらい、朝起きても何もしたくなくて、そう思うとその日一日を過ごすのが嫌になって涙が出てきて、朝から日が暮れるまで道場の真ん中にぽつんと体操座りして、庭を眺めながらスマホ見たりまた泣いたりしていました。。イジイジ

家事も全然やる気がおきなくて、やらなきゃと思うと悲しくて涙が出てきて、結局、料理以外掃除も洗濯も皿洗いも全部夫にやらせている自分にまた不甲斐なさを感じてまた鬱・・・イジイジイジイジイジイジというスパイラルに。毎日、食べて寝るのがやっとで、早く夜にならないかなーって思っていました。

良かったのは、既に2児の母になっている妹に愚痴が言えたこと。妹もけっこうブルーはあったみたいで、共感して慰めてくれたり、当時の面白エピソードを話してくれたりして、心強かったりしました。「ある日、嘘みたいに気持ちが晴れやかになったよ、そういう日がもうすぐ来るよ」という彼女の言葉に励まされて、「早く来い来い安定期~♪」って低いトーンで歌ったりしていました。←暗い・・・ざっくぅ


そうこうしているときに、ある人生の先輩とお話する機会があって、状況をお話したら、こんなアドバイスをくださいました。

「赤ちゃんができた喜びよりも、ちゃんと育てなければ、っていう義務感や緊張感でいっぱいになってるから、心も疲れちゃって、内臓も身体も疲れやすくなっています。
食事も偏ってしまっていて、赤ちゃんに必要な栄養が行っていません。
単純に赤ちゃんを授かったことを喜んで、ご主人とめいっぱいお祝いしてください。」

・・・図星過ぎて涙が出ました。
そっかぁ、待ちに待った赤ちゃんを授かって、嬉しい気持ちなのにぬか喜びになるのが怖くて、不安のほうが勝ってしまって、安定期に入るまではお祝いなんて早いとか考えていっぱいいっぱいになってたから、こんなふうだったんだぁ・・・。

赤ちゃんにごめんねごめんねと謝って、その日は夫とお祝いご飯しましたクラッカー**祝

そうしたら翌日からずいぶん元気になって(私って単純・・・)、赤ちゃんのために身体が欲するもの食べよう~♪って何が食べたいのか感じるようになって、ぐいぐい上調子になりました

患者さんに養生生活していただくうえでの心の持ちようとしても、とても大切なことを学んだように思いました。


については、食べたいもの、食べたくないものがものすごくハッキリしてきて、毎日、というか半日くらいでめくるめく変わっていきました。

朝、食べたいと思ったものが、夕方には全然食べたくなくて、それじゃなくてこれが食べたい!という感じで、食べたくないものは本当に食べたくなくて、そんなのなら食べないほうがマシ、くらい食べたくありませんでした。買い物に困りました。

この頃、突然食べたくなって驚いたのは、(全部一過性でした)
・すし飯。特に納豆まきとかっぱ巻き。
・グラノーラ
・玄米おにぎり(塩でにぎって海苔で巻いただけのもの、お茶碗のご飯は嫌で、おにぎりが良かった)
・ラーメン、天ぷらそば、チャーハン、焼きうどんなどB級系
うなぎ、鶏レバー

ベジにもこだわらず、動物性のものも食べたいときは食べるようにしました。
(ちなみに甲田先生も、患者さんでも妊娠するとレバーと白身魚を処方されていました。)

日によっては、この私が野菜は全然食べたくなかったり、玄米が嫌だったり、野菜も、油料理したのはいいけれどお浸しとかサラダはNGとか、まるで自分じゃないみたいな嗜好が現れて、すごい面白かったです

そんな状態で、料理のカンも味見の舌もよくわからなくなりました。
あるとき、夫のお客様のために私なりのご馳走を作った日があったのですが、平素自然食やベジでは全然ないご家族だったので、自分が食べたいものじゃなくて、お客様に喜んでいただけそうな料理と思って作ったら、ここまでの失敗は初めて!!というくらいどれもこれもあんまり美味しくないものになってしまいました。。。今は笑い話ですが、当日はかなり凹みましたorz。


大好きなアルコールは、飲兵衛の母も妹も口を揃えて「妊娠と同時に全然飲みたくなくなった」というので期待していましたが、私の場合はやはり飲みたいなぁ・・・ビールキラキラというのはありました。特に、味の濃い、お酒によく合いそうなものを口にすると、あぁ、お酒があればもっと何倍も美味しくいただけるのに・・・と残念な思いをしていました。

祖母は父を妊娠している間、毎日焼酎を飲んでいたと聞きますし、ひそかに、私の体質では少量のアルコールは赤ちゃんにそんなに悪くないんじゃ・・・と思ってしまう期待をぬぐえませんww。
が、飲んで万一生まれた子になにか異常があったときに、原因はわからなくても、アルコールのせいかも・・・orzとなるのが怖いので、ちゃんと禁酒しています困った


一方で、妊娠初期にあまりよくないといわれているハーブティーハーブ類は、確かに飲みにくくなりました。普段ハーブティーはそんなに飲まないので知識は無かったのですが、カフェインを控えようとハーブティーを飲むようにしてから、飲み詰まるお茶が出てきて、インターネットで調べると、子宮を収縮させる効果だとか流産のリスクを高めるとか書いてあって、やはりそうかという感じでした。

また、一般に問題ないと言われているハーブで、美味しいなぁハートと感じたものでも、飲み続けると飲みづらくなりました。漢方薬は同じものを3日間以上とると良くないといいますが、納得です。
連続して摂るのが辛かったのは、癖の強い食材を使った食事も同じでした。


食べる量は、3ヶ月も後半になるとだんだん食欲が出てきて、これまでの数割増しくらい食べるようになりました。
基本的に1日1食なのは続いていましたが、フルーツりんごがものすごく好きになって、おやつにりんごやみかんやキウイをそのまま食べていました。
これまで、りんごはいただいても全然食べずに気がついたら傷みかけて慌ててケーキを焼くくらい好きではなかったのに、人生初めてわざわざ果物を買うようになりました。

一方でこの頃は、青汁断食青汁をすると調子がよくなりました
(その後は食欲がすごすぎて断食ができなくなりました)


そうそう、悪阻(つわり)が一発でおさまるきらきらという西式体操があるので試したかったのですが、結局、吐き気みたいなものも、よくあるご飯のにおいを嗅いでうっ・・・みたいなドラマチックなシーンも一度もなかったので、試せませんでした。(良いことなんですが、ちょっと残念・・・
悪阻についてはまた別途書きますね。

もちろん、西式で安産体操と云われている合掌合蹠体操だけはしっかりやろう!目指せ一日300回!とか思いつつ、鬱なときは全然やりたくなくて、休み休みできる範囲でやっていました。


あと、有難かったのは、夫が何を思ったのか毎晩、足と手をマッサージしてくれるようになりました足の裏
すごーく気持ちがいいのはさることながら、今日は右足のほうが硬いねとか、ここのあたりが硬いねとか、むくんでるねとか、気づいたことを言ってくれるのも、見てもらってる感があって嬉しく、
鬱気味な日も、夜のマッサージを楽しみに、なんとか過ごせていました。

支えてくれる家族がいるってなんて有難いこと!と、改めて深く深く思いました。


11月は、そんな感じでした。また翌月バージョン書きたいと思います。