宗吾参道ってどこだよ!!! | 怠け者の放浪記。

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こんばんわ。

 

今回はSNSで見た話題についてです。

元々こんなコメントが投稿されました。

 

『羽田で京急乗った人からヘルプメッセージ。これでは日本人でも地方民にはどこに行くのか分からん。せめて東京・千葉方面か横浜方面かだけでも車内表示できないのか』

 

これに写真は車内ディスプレイの宗吾参道行きと表示されたのが添付されています。

 

で普段から京急に乗ってる私からすると「駅構内やホームの電光表示器に品川方面って書いてあるじゃん。なんで分からないの?」って思うのですよね。そして分からないなら駅員やスマホで調べればいいじゃんって思うんです。

京急では東京・千葉には行かないので「東京・千葉方面」って書くと、東京・千葉駅に京急で行くのかと勘違いする人がいるから東京千葉方面とは書けない。

だから「品川方面」って書いてある駅の表示をよく読む。わからないことがあったら駅員に聞く。そう思ったんです。

 

そしてどうしてこうなったのか?

実際に現地を見てみようかと思って、京急羽田空港第1・2ターミナル駅へ向かいました。

2月22日の21時50分頃に京急羽田空港第1・2ターミナル駅へ到着

 

ここは羽田空港第二ターミナルの地下1階。正面をまっすぐに進むと京急の羽田空港駅へと向かう通路です。

まずここで京急線乗り場の次に「品川/横浜方面」と記載されています。

前の写真の先。エスカレーターで降りる直前。ここには品川方面とは記載ありませんが「京急線のりば」の横に発着案内がありそこに列車の行先方面・種別・行先・発車時刻が掲載されています。

上の写真を拡大しました。こんな感じにです。

エスカレーターで地下2階へ。ここは改札があります。

ここで「品川・新橋・日本橋・成田空港方面。横浜方面」と先ほどより詳細な行先方面表示があります。品川方面では京急線ですが、その先都営浅草線の新橋・日本橋。都営浅草線の先、京成線に乗り入れて成田空港まで案内されています。

側面には時計・方面・行先等が記載。そして地図で方面が説明されています。

地図。羽田空港から京急線・都営浅草線の停車駅。京成線が簡略化されて記載されています。そして画面左上に大きく「品川方面」とあります。

 

改札前の切符売り場。都内の路線図や運賃表が掲示されています。

改札口上部の表示機。行先方面・種別・行先・発車時刻が記載されています。種別は横浜方面が青色。品川方面が薄い赤?色で表現されています。その隣には地図で方面の詳細が描かれています。これだと逗子葉山行きの詳細(停車駅・経由地)が分かりますね。

 

さて宗吾参道行きの時間帯なのですが、地図には「品川方面」としか記載されず。これでは分からない人は分からない。

多分「宗吾参道」行きが1日1本らしいので、地図のプログラムがないのでは?

 

ホーム上部にある電光掲示板の表記。

ホームドアには行先・種別が大きく表示されています。

「横浜方面には行きません」とも書かれています。

 

 

ホームでの構内放送です。放送では「都営浅草線内停車駅に注意。1番線。品川からエアポート快特に代わります」

宗吾参道行きに乗車。車内には停車駅案内。そして車内ディスプレイにはこのような形で停車駅が表示されています。

 

 

京急羽田空港第1・2ターミナル駅を発車した直後の車内放送。

「急行宗吾参道行き」と「横浜方面には行かない」ことを話しています。品川方面(都心方面)へ行くことは言っていません。

 

天空橋駅を発車して元々のポストにあった構図に近づいた。

「次は穴守稲荷」時の各種表示。

各国語での表示に広域地図。

 

 

 

列車が京急蒲田に近づいた時の車内放送。動画が揺れてすいません。糀谷発車直後にポイント通過で揺れたのでこんな感じに。

 

自動放送も車掌の放送も、京急蒲田での乗り換えに特化した内容になっています。

京急品川駅に到着。京急品川駅ではこの駅からエアポート快特に種別変更になるので、その変更情報が中心になります。

 

さてだらだらと書いてきましたが、これが羽田空港から品川駅までの情報になります。

一連の情報は「種別・行先・停車駅・乗り換え案内」に特化されていて、この列車が東京都方面(都心方面)へ行くのか?は説明されていません。

羽田空港駅では「品川方面」とは各所にありましたが、乗車後にはありません。これは「駅で品川方面と確認して乗ったよね?」ということで、乗車後の案内を省略していると思われます。

乗車後に「あれ?これって品川方面に向かうんだっけ?」と思う人はいない(若しくはいても少数だと認識して省いている)のかもしれません。

 

私は元ツイを読んだ時に「京急は東京・千葉駅に行かないので、東京・千葉方面とは書けない。書くと行くと誤解される。品川方面では駄目ですか?」といった内容のことを書きました。

 

そして列車に乗車した後は品川方面と駅では各所に記載されていますが、乗車後には品川方面とは理解できないことに気が付きました。停車駅等からこの列車が品川方面に進んでるのは詳しい人しか理解できず、一般人には無理な話でしょう。

 

そしてSNSを読んでいると「品川方面で東京ってわからない」って人が一定数いることに気が付きました。

 

品川が東京だと理解できない人が一定数いるみたいです。

 

これは私にとっては一番理解できないことでした。

品川って言えば東京都でも大きい都市名で、各種駅がありホテルがあり巨大なビル群がある街「しながわ」

それをどこにあるのか分からない。

京急や公共交通機関に詳しい人が「品川方面って記載あるじゃん」と書いても、一般人が理解出来ないのも納得です。

京急が羽田空港駅で「品川方面」って何度も何度も掲示していても、その意味が分からないのでは無駄に終わります。

そうした人々が事前情報なしで東京に来るのは私には理解できません。せめて来る前にネットで調べろとは個人的に思います。

 

公共交通機関とはそうした「知識がない人」にもわかりやすく説明する必要があることを今回のことで知りました。

 

対応策ですがSNSでは「都心方面と記載してないのが問題」とのコメントがありました。

 

そうですね。知識も持たずに東京に来る人には品川方面ではなく、東京都の中心に自分が向かっていることが認識できる「都心方面」が最適なのだろうと思います。

羽田空港の各所に品川行き・都営浅草線・京成線直通列車には「都心方面へ行きます」と掲示すれば、知識がない人もある程度理解できると思います。

 

「ある程度」と書いたのは、どんなに説明しても理解できない人はいます。「自分の認識以外は絶対に認めない」って人がいるからです。それはもう無視するしかありません。

100人いたら 70~80人が理解出来ればよいと思います。

100人認識できることなんて無理なのです。世の中には分かり合えない人が一定数いるのです。コスト度外視すれば案内員を配置して~パンフレットを置いて~大型タブレットでの案内を~なんてことも可能でしょうが・・・・。

 

 

あとSNSには「関西だと大阪難波や京都河原町みたいに、地名の前に都市名を記載したのがある。東京でも真似るべきだ」とのコメントがありました。

駅名標や各種案内にも「品川(東京)」と記載するべきなのかもしれませんね。これはシールで対応できるでしょう。

 

私は旅行する前にある程度の知識は調べる派ですし、旅行者はある程度の事前学習は必要だと思っています。

 

しかしながら世の中には「バカでもわかるレベルにかみ砕いて、各種情報を掲示するべき」と思っている人が一定数います。

観光客だけでなく仕方なく東京に来る人もいて、そうした人への案内として「品川(東京)」や「都心方面」の掲示もこれからは必要になっていくのでしょう。

 

個人的には今も釈然としませんが、公共交通機関として「利用者には分かりやすい情報を提供する義務」があると思うのでこれからは今以上に分かりやすい情報の提供をするべきなのでしょう。

 

長々と書きましたが、最後まで読んで頂いてありがとうございました。