だって、トレイルランニングなんだもん!! -34ページ目

鏑セミ ロングトレイル ~疲れを抱きしめて~

昨日は、北京100Kから中4日で師匠のロングトレイルセミナーに参加してきた。

疲労困憊で走れるわけないので、参加は躊躇していたのだが、結果、参加してほんと良かった。


と、言うわけで、今回はそのお話をさせていただきます。

まだ、北京100Kのレポートが途中ですが、ご了承ください。


集合は京急長沢駅。ここから材木座のクラブハウスまで40Kmほどゆっくり行くとのこと。

駅に着いたころには雨が降り始めていた。

参加者はボクを含めて5名。上級常連のMさんがいてくれてほっとした。(人見知りなので、知っている人がいないと不安。。。)


師匠から「どう?走れる?」。。。「はい」とは即答できなかった。。。

「ボクは両ももが痛くて・・・」と師匠がおっしゃって。「あぁ、ボクもです。」」と、

また、ボクから「爪が3枚ほど死にました。」と言うと、「2,3枚逝ったよ。」と。。。

ボクの夢であった、師匠が本気モードのレースに参加する。さらに、そのレースについて、お話をする。がかなった瞬間であった。


セミナー中も、参加者が少なかったこともあり、いろいろお話させていただいた。

ミスコースについて、1年ぶりのレースでレース感覚、レースペース(100kmは速い)のインパクトに耐えうる下肢が出来上がって無かったこと(→今回のレースでいい刺激が入ったこと)、70kmで足が終わりあとは我慢のレース展開であったことなど、


時間軸は違えど同じコースを走れたことで、その言葉一つ一つが鮮明に形となる。


セミナーはとなると、最初の登り三浦富士からすでに足も心肺もいっぱいいっぱいで、100kmの続きをそのままやっている感じ。100マイルってのはそのさらに上だと考えると、UTMBはおろかUTMFすら完走できる人はどれだけいるのだろうか?師匠もそのことを危惧されていた。


初のセミナーリタイアを覚悟していたが、7時間かけてゆるり40km。なんとかクラブハウスに生還。

最近のレベルアップした上級セミナーよりも疲労困憊なセミナーとなった。。。

こんなんじゃ、おんたけウルトラ100kを終えてから富士登山の頂上コースを完走するのは相当覚悟が必要だと痛感した。


今回、一つの夢がかなったが、もっともっと精進し、もっと師匠のステージと近いところでお話ししたいという思いと、ほかのレースについても同じようにお話がしたいという思いが強くなりました。



だって、トレイルランニングなんだもん!!


北京100K  ~ 居庸关长城 0KM~德胜村口 25.8KM ~

スタート後、暗闇のなか関所をくぐると直ぐに万里の長城への階段となる。

参加人数はそれほど多くないが、横幅がふたり分くらいしかないため軽く渋滞する。

階段を登りきると、万里の長城は幅があり、まわりは気にならないが、段差が不規則で高いところでは50cm近くあり、膝押しで乗り越える。

10m先に師匠を捕らえたが、その差はどんどん広がっていった。

厄介なのは、長城をライトアップする光が逆光となり、くだりで段差が確認し辛く、慎重に下らざるを得ないこと。


ぐるりと長城をまわり、スタート地点(1.3Km)に戻ってからロードに出る。

このころには、ヘッドライトはいらない明るさになっていた。

平らになったところでジャケットを脱ぎ、ウェアのポケットに押し込む。

ロードは高速道路の側道で少し登った後はしばらく下り、高速道路をくぐった後、 8.5KM 绿化基地 エイドから林道へと入っていく。

長城で慎重になりすぎたせいか、周りの選手はかなり遅いように感じた。

調子は悪くない。踵に張りを感じるが、痛みには程遠い感覚。


林道を1kmほど登ってからトレイルに入る。

林道の登りは嫌いじゃない。他の選手を抜くたびに「加油!!」と声をかける。

(ボクが話せる中国語は・・・ニーハオ、シェイシェイ、チアーヨ、リーベンレンのみ)

少し日本語が話せる方からは「がんばって」とお返しを頂く。うれしい♪


トレイルは標高が高くないこともあり、日本の里山な感じ。

ただし、日本のようにルートがしっかりとついているわけではなく、頼りはマーカーのリボンのみ。

足場は踏み固められたところは少なく、滑りやすい砂のようなところが多い。また、小枝が張り出しているため、上と下(足元)と両方気にしながら走らなければならない。


500mほどののぼりであったが、それほど疲労を感じることなく登りきり、下りへ。

下りも砂地が多くとてもスリッピー。

ボクは下りが速くないが、中国の方はボクよりも遅い。

背中に付くと道を譲ってくれるが、なかにはどいてくれない人もいて、なんて言ったらいいのかわからないので、そのまま付いて行く。

この点は、日本と変わらないと思った。(声をかけたらどいてくれたかも知れないが。。。)


しばらくすると、15Kmあたりから川沿いのルートに。水嵩はそれほど無く、岸辺の大きな石の上を行く。

何回か川を横断しながら下っていくと、道幅の広い林道へ。


ここでスピードを上げ、3,4人の集団から抜け出す。

速度を上げても全く疲労を感じない。このまま、どこまでも走っていけそうな気分。

虎峪停车场 19.3KMのエイドに付いたときは一人旅状態。もう、1/5終了してしまったのか。。。と、気が早いが名残惜しい思いがこみ上げた。

エイドではコップいっぱいのポカリを飲み干し、すかさずリスタート。


ここからは岩場の登りが少し続く。

おもむろに振り返ると、眼下に日本のそれとは違う景色が広がっていた。

壮大な景色に息をのむ。


岩場を抜けると走り易いトレイルに、ここで少しギアをあげて登っていく。

ひとつピークを越えて、ロードに出たあたりで、女性ランナーに追いつく、またまた、「加油」と声を掛けて、かわして行く。


気がつけば最初のドロップバックポイントの村口 25.8KM地点に。

ここでバッグを受け取り、ジェルをウエストポーチに詰め、ボトルにOS-1を補給し、エイドの水でジェルを流し込んでリスタート。

コースに戻ると先ほどかわした女性ランナーが100m先行していたが、気にせずマイペースで進んだ。



・・・つづく♪

北京100K  ~はじまりの朝~

午前2時30分。スタートの2時間前に目を覚ました。

スタート地点となる居庸関に宿がとれたため、だいぶ余裕をもって準備ができる。



湯を沸かし、日本から持ってきたそばのカップめんにお湯を注ぐ。

カロリーメイトをかじりながら時間を待つ。

電解質ローディングの意味も兼ねてOS-1「経口補水液」を1時間かけてゆっくり体にしみこます。

いつものレース前の儀式のようなもの。



25キロと80キロ地点に置けるドロップバックの中身を確認する。

今回のために購入したCAMELBAKのウエストポーチにジェルを5つべスパを2つ電解質のサプリを3粒(勝田マラソンでもらったサンプルだったかな?)。ボトルにはやはりOS-1を750ml。

25キロまでに今回のレースで一番高い山(標高差500mくらい登る)を越えるためはなるべく軽めに抑える。

25キロから80キロまでは距離があるため25キロ地点にはジェルを8コくらいにべスパを3つOS-1の500mlボトル1本にエンジェルパイミニのストロベリーを2個

ラスト15キロはロードのめ、80キロ地点にはジェル2コにべスパ1コ。



コースマップと高低図に目を向ける。。。


だって、トレイルランニングなんだもん!!

だって、トレイルランニングなんだもん!!

作戦らしい作戦は無く、前半抑えて・・・それくらい。25キロから先の高低図が頭に入らない。覚えるにこしたことはないが、焦りはない。



変な緊張は無く、ここまで来れたことの満足感と、これから始まる「旅」が楽しみでしかたなかった。

そして、今の自分がどこまでできるのか。。。



ウォークマンから流れる東京事変の「乗り気」にリズムを合わせて小刻みに体を動かす。

スタート1時間前にべスパ1コ飲み干し、ホテルをチェックアウトして、スタート地点へ。



外は肌寒くモンテインのスリップストリームジャケットとマラソン用の手袋を着用。

空は暗く、ライトアップされた関所が美しく浮かび上がっていた。



だって、トレイルランニングなんだもん!!





チェック地点に行くと、名前の確認と、右手(左手に腕時計をしていたため)に腕時計型のGPSをつけてもらう。



荷物を預けるバスが3台あったが、どこに何を預ければいいか迷っていたところにちょうど社長を発見。

軽く朝の挨拶をし、どのバスにどのバッグを載せたらいいかを教えてもらう。



スタートゲートの近くをうろうろしていたら、並ぶように指示されその場に整列した。最前列からは5列目くらいか、視線の先にゲート脇でストレッチをしている師匠を発見。

ヘッドライトをつけている。トレイルに入るまでには明るくなるからいらないと仰っていたが・・・。

ちなみにボクはライト不使用を決め込んでいた。徐々に空が明るくなっているが、スタート時は必要かも。。。などと考えもしたが、時既に遅し。



ステージでは何かセレモニーをやっているが、何を言っているのか全くわからないから、気にしない。



ストレッチを終えた師匠が列に入ろうとしている。脇からちょうどボクの前に来たあたりで、スタートの号砲。あれ?もう時間だったの?との思いと

招待選手なのに師匠は最前列でないの?などなど、考えながらまだ夜が明け切れないなか、走り出した。


・・・つづく。