懐かしのぱちんこ名機列伝 -62ページ目

大工さんP-3(西陣)

西陣コミカルキャラ役物の傑作。


通常の羽根物と違い、開閉部分は役物上部(屋根)になっています。

上段ステージから後方へ運ばれ下段手前のVを目指すという、玉の動き

自体は割とオーソドックスなのですが、下段ステージ左右に配置された

弟子の大工さん?がトンカチを叩いて玉の動きを変化させています。


両方ともトンカチを下ろした状態で玉が通過すると、Vへ入賞し易くなって

いたわけです。


大当り時は上段に最大6個までの貯留が行なわれ、外れ玉が3個カウント

されると一気に解除されます。


この頃の西陣の羽根物は、テーマを明確にした機種が多く、いずれも

限られた条件の中でモチーフを上手く活かした玉の動きを実現しており、

登場したほとんどがヒット機種として安定した人気を維持していました。


役物だけに限らず、デザインやセル、サウンド等も老舗メーカ-のこだわり

というか、職人気質のようなものが盤面から滲み出ていたような気がします。


上手く表現できませんが、西陣ブランドには独特のオーラが存在していたような

気がするのは自分だけですかね?


ニューガオス(西陣)

貯留と回転体を巧みに融合させた西陣のヒット機種。


下段ステージの役物は7分割されて常時回転した状態になっています。


役物に入賞した玉は先ず、後方の怪獣の口に拾われて、下段ステージへ向います。

この時勢い良く落下すると、玉が回転体の穴を飛び越えて手前のVへ向う事もあるの

ですが、一箇所だけ穴がない為、その時に通過するというのが基本的なパターンとな

ります。


一旦大当りすれば、入賞した玉が回転体の穴に貯留されるので、飛び越え易くなります。

しかも、8カウントで穴のない部分が固定されるので継続自体は非常に安定しています。

但し、後半4Rは4カウントで停止するので大量出玉というわけではありませんでした。



安定した出玉の裏には当時としては珍しい「オール11」という払い出しも影響しています。

このスペックはその後もコンスタントに登場し、西陣は「オール13」と「オール11」の兄弟機が

数多く存在しています。


貯留機能によって、大当り時の出玉が安定する反面、従来通りの玉持ちを維持する為のメーカー

の戦略と言えそうです。この傾向はその後「6&13」というスタートの削りや「オール10」という

ように次第に極端になって行きました。


まぁ、それでも今の「5&10」と比べるとマシですけどねw



ガオスは西陣の初の回転体採用役物だったのですが、基本的なゲーム性は平和から以前に登場した

スフィンクスという台によく似ています。貯留機能で更にスペックが向上したという感じでしょうか?

只、モチーフが異なるので全く別の機種という印象がありますね。





*ガオスの画像はレトロ機販売の「JAC IN 」様から転載許可を頂きました。

スパイダー(ニューギン)


ヤフオクに出品されているこの機種。

名前も知らないし、セルも見た覚えがない・・・・・



が!!


良く見るとこれは・・・・・


当時一番のお気に入りで、今も画像を探している「タイタン」と同じ役物なんです。

と言う事は兄弟機で仕組みは同じなのかな?


と思ってゲージを良く確認してみると、スタートチャッカーらしきものがどこにも存在しません。

タイプ的にはボクシング と同じになるのかも?




只、下部の役物がアタッカーっぽい雰囲気もあります。

一体どういうゲーム性なんでしょうか・・・・

非常に気になるのですが誰か御存知ありませんか?


画像良く見たら、実は遊戯説明の三角札がついているんですよねぇ・・・

一体何て書かれてあるのか非常に気になります。





【追記】

遊戯説明の画像を頂きました(ありがとうございます)

10カウントのパンク式電役機のようですね。

恐らくパンク時に玉が残っていればそこから再度スタートするのでは

と思われます。





*画像はasutarasuさん から転載許可を頂きました


モナキング(奥村)


羽根物初期に一風変った役物で人気となりました。

ステージの概念は存在せず、拾われた玉は役物内部の回転体の突起で不規則な

動きで下部中央のVゾーンを目指す事となります。


玉の勢いやタイミングだけ出なく、連続入賞で玉同士が干渉する事によって入賞率が

アップしたり、外れる直前に突起にぶつかって中央に入ったりと(その逆もあり)最後の

最後まで、期待が持てる動きとなっていました。


回転体の中央を経由した玉が時間をかけて振り分けられるのに比べ、入賞直後に端を

すべってあっさり外れる事もある等、奥の深い演出に一喜一憂させられました。


但し、V入賞率自体は他の羽根物と比べ破格の当り易さとなっていましたので、寄り釘は

どこも渋目だったような印象があります。


又、折角の大当りも次々とVへ入賞してあっという間に最終ラウンドという事も珍しくなく

打ち止め台でも一気にに終了というケースは少なかったような気がします。


モナキングのゲーム性はその後も、ニューモナキング、ミルキーウェイと引き継がれ、長らく

奥村羽根物の代名詞的存在として、受け継がれています。


■ミルキーウェイ

役物の傾斜を浅くする事で玉の動きが楽しめるように改善されています。



*画像はレトロ機販売の「JAC IN 」様から転載許可を頂きました。

ソーラーフォックス(平和)


旧要件時代に独特の役物で人気を集めた機種。


良く見ればわかると思いますが、羽根が短めになって中央部分に仕切りも存在しない為

羽根が開いた状態でもそのまま中央から落下するようになっています。

又、Vゾーンも大きめで入賞率が非常に高くなっているのです。


最大の特徴はVゾーンに入賞してからで、実はこのままでは大当りにはなりません。

玉がVへ入ると後方のパネルが動き出し、有効になるのはキツネ図柄で停止した時だけ

なのです。パネルの当り出現率は3分の1程度だったと思うのですが、通常時や大当り中

も、この抽選に結構ドキドキさせられました。

(*かなり記憶があやふやなのであまり自信はありませんが・・・)


この抽選式Vゾーンというのは非常に斬新なアイディアだったと思うのですが、後継機が

登場しなかったのは規制により自粛させられた為でしょうか?




*画像はレトロ機種販売の「JAC IN 」様から転載許可を頂いています。